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ポイント点火のポイント

 

ギャグの様な題名ですが、ポイント点火のポイントです。

ポイント点火に交換・拘る方の大半が三拍子にしたいという理由であると思います。

3拍子は、エンジンのコンディションが良い事が前提で、奏でることが出来ます。たとえば、オイルの質、交換時期、バッテリーや、充電状態、配線の導通状態など、数えれば、バイクのメンテナンスと言う基礎的な問題に関ることになります。

勿論、良い混合気、良い火、良い圧縮の3要素に行き着きます。それらが、整っている事が、前提になります。前後のシリンダーの圧縮に差があれば、エンジンの調子にも差が出ます。点火の火花に差があっても、また同じように調子は良くありません。

さて、本題に戻り、ポイント点火の点火時期調整のポイントですが、ポイントの、隙間調整はシックネスゲージを用い「0.018インチ」で調整下さい。名刺一枚分という曖昧な表し方もありますが、正確に調節してみましょう。ポイントの調整等については、もう慣れておられると思いますので省きます。バッチリの点火時期後でも、調子が乱れるようでしたら、機械進角装置であるガバナーのメンテナンスをしてみて下さい。

ガバナーのスプリングにも、純正相当品を基準として、純正相当品より、すこし強めのレートのスプリング、そして、最強のタイプのスプリングなど、種類があり、金額もそれなりに、高価になってきます。

ショベルは、フライホイールが分厚くて、重量があり、慣性も強いのが特徴です。

例えば、ビューエルのフライホイールは非常に軽くつくられていますが、軽いフライホイールは、スルットルを開けると、回転は早く上昇します。ですから、イグニッションの進角は早くなければなりません。その分、アイドリングでは、進角を速やかに上げるようにイグニッション設定が、働きますから、当然3拍子など打つ事はできず、不安定なリズムになります。

さて、ショベルのフライホイールは重いですから、その反対のことが言える事になります。フライホイールの回転上昇は遅いですから、進角も回転と共にゆっくり進角しなければなりません。ガバナーのスプリングの強さは、進角の状態を決める重要な問題です。スプリングが弱ければ、早く進角します。強ければ遅く進角します。

普通、イニシャルの点火時期にあわせる事よりも、3拍子にこだわり、少し、遅めの点火時期に設定してしまいます。これが問題です。また、走行感もいまいちで、パワーも出ません。強いスプリングを使用すると、この問題も解決できることが多いです。バッチリの点火時期でも、3拍子を奏でます。

また、走行フィールも味わいの有る、ゆったりとしたパワー感が出ます。また、トルク感も強くて、気持ちの良い状態になります。スプリングひとつでも、このように変化してきます。アイドリング付近のガバナーの状態を連想してみて下さい。弱いスプリングでは、ワウワウワウと進角しては戻ります。そのため、3拍子も出にくい事があります。

ポイント点火のポイントは、ガバナーのメンテナンスと、スプリングのマッチングではないでしょうか。