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【 イグニッションコイル 抵抗値 】
 イグニッションコイルの抵抗値についてのお話です。
コイルの抵抗値は、イグニッションシステムの設計段階から決められたものです。イグニッションシステムとは、イグニッション、コイル、プラグコード、スパークプラグまでを含みます。
例えば、2003年式までの、スポーツスターは抵抗値が3Ωのコイルを使用しますが、トータルのシステムとしての、3Ω抵抗値を与えられているということになります。
コイルの抵抗値は、新設計のイグニッションになればなるほど限り無く、0Ωに近づく傾向にあります。それだけ、設計段階で緻密な設計が可能になってきたことによります。また、それだけ点火状態の制御性や、火花の強さも進化しています。
例えば、ツインカムや、新型スポーツスター04以降のモデルでは、純正のコイルは、1Ω以下で設計されています。その交換用のコイルは、クレーンが出してきた、0.5Ωのコイルです。
このように、イグニッションシステムは、決められたトータルバランスでの、コイルの抵抗値が決まります。もし、03年のスポーツスターに対して、05年の新型スポーツスターのイグニッションシステムを移植すれば、3Ωのコイルではなく、1Ω以下のコイルが適合する事になります。イグニッションシステムが変われば、コイルの抵抗値も変わります。
よく、エボリューションビッグツインをポイントにして、抵抗値が、5Ωのコイルを装着します。あるいは、ダイナSなどのセミトラ等でも、5Ωのコイルが適合します。それは、そのイグニッションの設計段階で決められた、抵抗値だという事です。純正のイグニッションシステムでは3Ωでしたが、システムの変更で5Ωが選択された訳です。
このように、イグニッションコイルの抵抗値は、イグニッションシステムの設計から決められた抵抗値です。すべて、機械や電気製品と言うものは設計値という構想から生まれます。イグニッションシステムもまた、同じように、その設計値に束縛されています。
純正のイグニッションでも、社外品のイグニッションでも同じ考え方です。システムとして、トータルバランスで考えなければなりません。
イグニッションに適合した、コイルを選ばなければ、コイルの不具合などは多発します。今付いているイグニッションに適合した抵抗値のコイルを選択してご使用下さい。性能面でも、寿命面でも最適な状態であることは、とても大切な事です。


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