45Degree > Knowledge > スポーツスターで実際にあったトラブル4

【 スポーツスターで実際にあったトラブル4 】

これまでに実際にあったトラブルを載せていきます。


 : スペーサーの割れ

04年XL1200R、走行1600km、新車納車から約9ヶ月。

「米国仕様みたいなスポーク形状のプーリーに交換しよっかな〜」と考えてプーリー回りの調査の為に手術台にあげたときのことです。(当HPをよくご覧の方にはナンバー隠しても全く無意味ですね。 笑い)

アクスルシャフトナットを緩め、外し、リアサスペンションを外してスィングアームを上に上げた時のことです。見慣れたものが見慣れない姿で落ちてきた。

・・・・・・・・・・・。

 

この割れて落ちてきた物は04年以降日本国内仕様のスポーツスターのみ採用されているダンパー付きプーリーの、プーリーとスィングアームとの間に入っているスペーサーで、正確に言えばプーリーに圧入されているベアリングとスィングアームとの間に入っている大事なスペーサーです。 ちなみにこの1200Rでリア回りをバラしたのは初めてなので製造ラインで締めたときに割れたのかもしれません。

なぜこんな物が割れてしまったのか、45Degreeで唯一技能士の免許(整備士免許ではありませんよ)をもつオヤジさんに確認してもらったところ

「こりゃー焼入れのしすぎよ。割れた断面がセメントが割れたみたいになっとるじゃろ。だめだめ。適度に焼きいれしないと硬くなりすぎてモロくなる。」

それは確かにそうだ。K○Cのトルクスなんて硬すぎて粘り気もなく、トルクをかけると激しく折れる。あれも割れた断面がセメントが割れたみたいだった。結局K○Cのトルクスがすべて折れ、仕方なくハゼットとスタビレーのトルクスセットを揃え直した事をふと思い出した。

さて、さてと。

もう一度同じ部品をH-Dから取り寄せるのか?いえ、そんなことはしません。焼入れしすぎた物がまたきて組みなおしてまた割れて・・なんて同じことの繰り返しはまっぴらごめん。

実は昔ワイドタイヤをバンバンはめていた頃に苦労して作った微調節用のスペーサーがあるのです。

割れたスペーサーをノギスで測ると約1mm。
0.5mm〜3mmの間で作ったから・・・ガチャガチャ・・あった!これで組みなおして一件落着。

こちらの作ったスペーサー。ステンレス・スチールで適切に焼きいれをした物で、使用実績もあり曲がる事はあっても割れたりはしません。割れて出てきてしまった物を再使用するなんてことをする人はまずいないでしょうけど、お困りの方がもしいましたらご相談ください。

ps:Myバ○クでこんなことがあると、さすがにガクッッとしますね。ハァ・・。