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FLSをインジェクションチューニングでポテト化!
FLS ソフテイル スリムのインジェクションチューニング
2012年式のFLS ソフテイルスリムのインジェクションチューニングを行なった。
RSD(ローランドサンズデザイン)のBossエアクリーナーと、ちょっとワルなカスタムの方向でもっていったFLS。
インジェクションチューニングしていき、テケテケと小気味良いポテトサウンド化にしていきます。
チューニング前後のロールオンテスト(kg-Mとft-lbs)
<弊社シャーシダイナモ ロールオン測定結果 kg-M表示>
(赤)45ディグリー オリジナルデータ TTSチューニング 最大馬力 73.31PS 最大トルク 11.70kg-M
(青)ストックECM ノーマルデーター 最大馬力 54.49PS 最大トルク 9.43kg-M
<弊社シャーシダイナモ ロールオン測定結果 フットパウンド(ft-lbs)表示>
(赤)45ディグリー オリジナルデータ TTSチューニング 最大馬力 73.31PS 最大トルク 84.62ft-lbs
(青)ストックECM ノーマルデーター 最大馬力 54.49PS 最大トルク 68.24ft-lbs
グラフから見る結果
最大馬力は18.82馬力のアップ(34%増)最大トルクは2.27kg-M/16.38ft-lbsのアップ(24%増)
最も多様する低回転域でのトルクも、落ち込みが全くなく、 ハギレ感、トルク感、気持ちよさなどが、上手く整ったチューニング内容に仕上がっています。
燃料調整・点火調整について
この度のチューニングは、純正コンピューターをリ・フラッシュさせるフラッシュタイプ(書き換え)のチューニング方法。TTS マスターチューン2を用いた。
まずはチューニング前のチェックをしてみると、多用する3,000回転までのガソリン量が明らかに不足。そして狙った空気とガソリンの比率から大きく外れており、コンピューターが適切に演算が出来ていない状態となっていた。これがいわゆる「要チューニング状態」という、アレである。
さて、そこらを踏まえたうえで、チューニングにとりかかりますが、当セットアップでの走りの気持ちよさ、マフラーサウンドの音質などを考慮すると低回転域の多用が想定され、低い回転域からの、スロットルをグイッ・グイッと開けて楽しむ「アナログ的な走りの心地良さ」をデジタルに解析しマップ作成、味付けを行なった。
また、それに合わせて必要以上に広い領域でのクローズドループ状態は解除し、走りに適したラムダ値にそれぞれ設定した。個別にダイノに載せてマップを作成する場合、設定してもその値からハズれる事は無いが、念のため設定したラムダ値と実測A/F値を確認する事は怠らない。
アイドリング
この度はポテトサウンドでのご要望ともあり、アイドリングの設定値 Desired Idleを750回転に設定。
動画