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CBR600RRのインジェクションチューニング


インジェクションチューニングでご入庫頂きました。HONDA・CBR600RRです。
 
こそこそとホームページ作って載せていたのですが・・・

http://www.45degree.net/Tuning/fuelinjection/resetting.html

それをみて、ご来店頂きました。ハーレーに限らずやりますよ〜とご案内していましたので。
先週も岡山からご来店頂いた07y FLHTCUのお客様もそれを見てスクリーミンのレースチューナーのチューニングのご依頼を頂きました。つい先日お電話頂いて、感想を頂戴致しましたが・・・。次の新たなカスタムのご相談も頂きました。
 
ところで、CBR600RRにはすでにDynoJet製パワーコマンダー3USB装着済みでしたが、5000rpm付近でとても扱い辛い症状が出てるとの事です。ツーリングや巡航では5速や6速で5000rpmでのパーシャルはよく使うはずなので、ここが扱いにくいのは致命的ですね。加えて、理由は伺ったのにも関わらず忘れてしまったのですが、何かがあって、ゼロマップにされていたそうです・・・たぶんあまり調子が良くなかったのではないでしょうかね。
 

マフラーはアクラのスリップオン。
今年からハーレー用のアクラもリリースされてますね。ご存知でしたか?
  
 
いつも通りチューニングに取り掛かりますが、いつものハーレーとはシステムも何もかも違いますので、これを把握するのにちょいと時間かかりました。全ては正確にチューニングする為ですのでここは怠りません。
 
 

パワーコマンダー3USB装着もゼロマップなので、付けてないのと同等の純正状態です。これでロールオンテントをすると、かなりの高負荷状態で高い空燃比が確認されましたのでレブリミットへ当てる前に緊急終了。パワーカーブを見ると馬力も11,500回転以降は右肩下がりなので終えて良かったようです。
 
 
そしてチューニング後との、データーとオーバーラップさせてみます。
 
 

最大値の比較では馬力が12馬力アップ トルクは0.12kg-Mという結果です。
以前は11,000回転で頭打ちでしたが14,000回転まで回るエンジンにはなりましたが・・・グラフをみても、馬力が12,000rpmから13,500rpmまでの間が平行線になり、それ以降急激に馬力が立ち上がっています。これは燃料調整以外が起因していますので、オーナー様とご相談の上で、宿題となりました。また、測ってみましょう。綺麗な馬力のカーブになればレブリミットまで淀みなく吹けまわるようになりますからね。楽しみです。
 
 
それでは〜(o・・o)/