「45の日常??」カテゴリーアーカイブ

緩み留めのひと工夫 / ノルトロックワッシャー


74スプリンガー系のカスタムで用いるトップティーですが、これ、順序よく組み付けできるPartsではないんです。カッコはいいけど、地味にクセモン。
 
普通はですね、トップティーをスプリンガーフォークへ組み付け、その次にセンターナットを締め付け、次にライザーボルトを下部から通して、ライザーを固定。こういう、行儀正しい順序となるのですが、さすがカスタムパーツ。こうはいかない。汗
 
トップティー組み付け事に、ライザーボルトを同時にトップティーに通しておき、その状態でトップティーをスプリンガーフォークへ組み付け、先にセンターのナットを締め付ける。その次にライザーを締め付ける、という順序を取るしか方法がない。その理由は、センターのナットが、ライザーに近過ぎす為、工具が入らない。
 
そんでもって、一番厄介なのが、このトップティーに固定したライザーのボルトが、めちゃ緩みやすい(苦笑)
 
めちゃくちゃ、締め付けにくいロケーションでもあるし、緩み防止の仕組みが、パーツそのものに備わっていない。(これは話がややこいので、ここでは割愛!)
 
そこで直ぐに登場する、ロックタイト(液体緩み留め剤)
 
これ、ここで用いると、外さなきゃいけない時に、120%の地獄を見ます(大汗)
 
ロックタイト、適材適所。出来るだけ使いたくはない。(と考えてます)
 
工具はアクセスしにくいところだと、トルクもかけられない。そのくせ、終始、強固に取れない。塗装物だから熱はかけたくない、モンキーで掴んで傷も付けたくない。
 
いきはよいよい..ってやつ。
 
外すときのこと(整備性)を考慮したならば。やってられるか〜となる。
 
 

 

そこで用いたのが、このノルトロックワッシャー。
 
こいつは、正しく機能する環境が整うと、緩みを生じさす振動が加わっても軸力をしっかり維持し、ではいざ、緩めるときは締め付けるときのトルク以上が必要というもの。
 
Youtubeで詳しい動画載ってるんで、そこでご覧頂いた方が正確です。
 
正しく機能する環境とは、このノルトロックワッシャーより相手が硬い母材だと噛み込まないという点を理解すれば容易。母材に噛み込むことで正しく機能するから、なんでもオールマイティーに行ける緩み留めではない。
 
 

緩み留めにしたいのに、相反するモリブデン系の潤滑剤を用いてしっかり締め付けできるようにする。
 
ノルトロックワッシャーを用いて優れてるのは、さーっとネジを回して、肝心なとこだけ、カチッと止まる。
 
緩めるときは、グッと硬いが、それを超えると、さーっと取り外しができる。それが、繰り返し使える。
 
 
ショベル系などにおいては、箇所によっては緩みやすい部品が確かに存在し、それは緩み防止の仕組みが、パーツそのものに備わっていないのが大きく影響しております。
 
そういった箇所に、要するに痒いところにですね、弊社では用いてきました。緩んで、脱落しました、というのは一件も報告無しという優秀性。
 
このノルトロックワッシャー、火力発電所でも、使われてるとか。
(そこへご勤務のお客様が、普段から使ってるものがここで出てきて驚いたと仰ってました事でわかりました)
 
ケミカルの正しい利用と、ネジの管理「スレッドコントロール」はプロの秘訣。
 
ネジの緩み一つとっても、奥深く、ネジの一本と向き合う姿勢は大切ですね。
 
そういったもので、車両は構成されているのですから。
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura
 
 
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ヒバゴンMTG参加してきました

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ヒバゴンMTG、出店してきました。
当日、ご来店頂いた、ご来場者様、誠にありがとうございました。
 
今回は、こちらのジキル&ハイドのマフラーとデモ車両のFXDL

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大変多くの来場者様に、ジキル&ハイドの、実際のサウンドを生で聴いて頂ける良い機会になりました。このマフラーだけは、実際に音を聴いて頂かない事には、商品の良さの10%も伝える事は出来ません。
 
IMG_7687もう一つの目玉が、こちら。1000ccのピストンです。
 
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そして、こちらの車両には、そのピストンが組み込まれている。先の記事で登場した、45のニューフェイスであり、代車です。代車とはいっても、唯の代車ではありません。絶対に販売はしない「永久代車」であり、その内容は「A級代車」です。 細かい事は書かないので、とりあえず、乗ってみてください。代車として。
 
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つい先日、出来上がったばかりで、まともに試乗も出来てなく。県民の森周辺の道はご存知の通り、良い道なワケで。
 
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足回りはシットリとした味付け。ブレーキもしっかり。エンジンは狙い通り。仕上がりを確認するには、いいコースでした。

 

 

VRSCDX / ECM交換 チューニング完了っ

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祇園のイオンモールで、こんな催しがあったの、行きました?
ル・マン24h好きな僕は、モチのロン行ってきましたとも〜。

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TOYOTA TS040 ハイブリッドのゼッケン1車両をこんな間近で見れるとは!!ナカジマ君が乗ってる車両ですっ。

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本当に間近なので、こんなアングルからもOKっ。

ホンモノのレーシングカーを目の前に、みんな写真撮って、案外あっさりと素通りの中、スタッフに一時間以上も根掘り葉掘り上から下から舐めるように見て質問してた人、他におらんかったわ。

おかげでワケ有りで全て構成されるレーシングカーの細かい所の処理までしげしげと観察。。ボディタッチもOKというサービスっぷりには、本気で感激すぎる・・・。嬉しすぎる!!

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カーボンファイバーコンポジットで構成されるボディの厚みも、驚くほど。ボルトなんて、いちいち空気の事考えて埋めてあるわ、いちいちチタン使ってるわ、ボディワークの各所、空気の流れを考えた処理は間近でないとわからない微妙な角度、改めて目から鱗だったワケで・・・。

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日の丸を掲げて走っているのが、レイズのF/R専用ホイールと、曙ブレーキ工業株式会社のブレーキキャリパーからも伝わって来る。

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いやあ、いいもの、見せてもらいました。このTS040欲しい。要らなくなったら是非声かけてください。使用済みの下着には全く興味無いが、使用済みのレーシングカーは歴戦の証そのままで頂きたいです。

さ、今日のブログ。ナイトロッドをチューニング。

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ダイノマシンに載せ。

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フラッシュチューナーで書き換えチューニング

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ダイノグラフもこの通り。

今回のECM交換は、エンジンがプスッと止まったり、細かいところの安定性重視の為の交換でしたが、狙い通りだったのがお客様の笑顔から伝わってきました。 ありがとうございますっ。

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本職が選ぶツール

メカメカしいブログから、ちょっと変わった記事にしようかと。
いつも、使っている道具「ツール」のブログ記事、でーす。(^^)

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こちら、ただのピンセットに見えますがサイズが違います。

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一般的なピンセットと並べてみましたら、その巨大さがお分かり頂けるかと・・。デカイっ(笑) 続きを読む 本職が選ぶツール