1000ccにすると車検でひっかかると言われました…..数件バイク屋回ったんですが残念です
少し前に、Youtubeのコメントにこのようなコメントを頂いておりました。
ちょっとご相談くだされば、良かったのにな..と思ったのが1つ。
車検に通らないから、ボアアップはダメというのを、是非クリアしましょう!! 続きを読む 1000cc ボアアップ 改造申請 / 2015y XL883L
月別アーカイブ: 2018年7月
1000cc ボアアップ / 分解と塗装 / 2015y XL883L
千葉県よりやってきました車両。これよりボアアップ / 1000ccスポーツへと。
分解しまして。 続きを読む 1000cc ボアアップ / 分解と塗装 / 2015y XL883L
ハーレーの水没車について。
先日の記録的豪雨にて、各所で氾濫が起き、その結果愛車が浸かってしまう。
もう最悪の事態を想像するかと思います。
私は以前にも、平成11年の6月豪雨の際、五日市にて起こった土砂災害で流されてしまった車両を見たことがあります。納車間も無く3ヶ月という。。。
土砂災害のエネルギーは大変大きいものだと、この時思い知ることに。
細かい砂に覆われ、「発掘」されたときはフレームは大きくひん曲がり、ホイールはぐにゃぐにゃ。金属が飴細工のごとく、変わり果て、原型は留めていなかった。燃料タンクも、シリンダーに、プライマリーケース、2つ備えたデロルトキャブレターの一つ、これらは割れてしまっていた。こうなると、修復は非常に困難。
ですが、浸かってしまっただけなら、曲がったり割れたり無くなっていたりすることは稀。
水没後、最も大事なのは、エンジンを始動させない事。
これは業界では基本中の基本ですが、知らないと、いつもの感じでやってしまう、ある話です。
ピストン上部に一定以上、液体があると、ウォーターハンマー現象が起き、クランクが逝かれてしまいます。
どこまで浸かってしまったか、わかっているなら尚更です。
エアクリーナーまで浸かると、エンジン内部に入った可能性を疑います。
この車両は、燃料タンク上まで浸かってしまいましたので、エアクリーナーまでは到達しています。
そこで、スパークプラグを取り外し、内部をスコープで覗くも、内部はカラッカラ。
このお客さんは、本当に運が良い。
スロットルバルブから覗くも、偶然にも前後インテークバルブが閉じている箇所でエンジンが停止していたのが分かり。
インテークバルブ上部まで泥がいましたが、ピストンや、エンジン内部への侵入は防げていたと見受けられます。これは不幸中の幸いです。
ECMやBCMなどのモジュールは無事。相当高い位置まで水没していたが、復活の可能性は十分にありそうだ。
とはいえ、細かい砂が非常に厄介なもので。隅々に手を加える必要があると考える。
この車両のように、タンク上まで浸かると、ミッションから水が侵入し、メインシャフトを通りプライマリーへの水の侵入を許してしまう可能性が高い。これはスポーツスターでも同じ。スポーツスターはミッションとクラッチが一つの部屋になっているので可能性ではなく、確定です。
復活の可能性は十分にありそうですが、実際の車両を目の前に、一度浸かってしまうと各所の腐食のスピードは異常に速い様に見受けられます。
直すのであれば、早く行動しなければなりません。
この車両は徹底的に分解し、組み直すという打ち合わせにて、快諾して頂きました。
内容が内容だけに。これから引き続きこの車両の進捗を綴っていくことはないですが、お困りのお客様、どうぞご相談ください。
Posted by M.Yasuura
西日本豪雨災害につきまして
お知らせ
この度の災害で、橋が崩落した事で、電話回線が一帯が不通でしたが、7/11には開通しております。
この度は、大変な災害が各所で起こっております。
見慣れた景色が一変し、まるで爆撃されたのでは….そんな箇所は少なくない。
これほどの広範囲での災害になってしまうとは、個人でも想像してなかったのは事実で。
広島の地質云々、言うけど。
ここまでの事って、そうそうなかったよ。
この度は、雨が降りすぎ!もはや、ここまでくると。
雨という名の兵器
そう思うわけで。
7/5から、それなりの大雨が降り続いていたのに加え、
いわゆるゲリラ豪雨級の大粒の雨が、数時間に渡り降り続くという異常事態だったのが7/6。
避難勧告が鳴り響く中。
過去の事例から。 まだ大丈夫….と、信じていたが。
夕方に差し掛かる頃に明らかな異常を感じ。
これは….どうなるか解らない。そう認識を改めていた。
またしても線状降水帯。 4年前にあった広島での災害と同じだが、今回のは大きい。これを見て、嫌な予感はしていました。
これが午後8時前くらい。
日付が変わる前頃。この辺りで、三篠川が、少し漏らしました。
一夜明け。JR芸備線のレールが曲がっている。
戦ったものだけが訴える写真の数々。
危ない….そんなこと、解りきった話。
ここで戦わなければ、排水溝に土砂が詰まり、弊社は確実に水没。ギリギリの所だった。
なんとか、 周辺は、復旧しましたが、旧道の昭和初期に建造された橋と、JR芸備線が完全にやられてしまいました。芸備線新見—下深川間の復旧には、相当な時間を要すると察してます。
向こう岸は堤防が低く、浸水してしまった。
この度の災害で、弊社隣にある旧道の、旧鳥越橋は、濁流に流され落ちてしまった。
歩行者用の橋。今年架け替えたばかりだが、濁流の力で、曲がってしまった。
ここにあった大木の痕跡。
弊社隣にある橋に、横たわる。こんな大木が流されることから、そうそう無い増水だったのだと伺わす。
こちらも歩行者用の橋、流されてしまった。
芸備線白木山—狩留家間では川の増水で長さ約85メートルの橋桁が流されていた。復旧には時間を要すか、廃線か…..。
JR芸備線の狩留家駅周辺。こちらも大雨の爪痕が残る。
そんなこんな。少し外に目を向けると、小さな川に、大量の土砂と木片が堆積し、そこから溢れ出している箇所は無数にあり。 局部集中ではなく、広範囲で、災害の痕跡を見つけるのは容易。
今日、災害から一週間経ち、道路の不通は、大幅に解消された。
納車がてら、馬木を通るも、いまだに川の水は茶色く濁り、川は、それなりの勢いを残す。一週間、まともな雨は降ってないのに、まだ濁ってる。
この、異常な雨量の中では、どこでも起こってしまう災害のように思うこの度の西日本豪雨災害。
2011年の東日本大震災の際、海から津波が押し寄せました。
この度は、山から土砂と濁流が押し寄せました。
いまだに山の斜面からは多量の水が出ている箇所がある。
まだまだ警戒が必要です。
明るいニュース
本日、山陽道が再開しました
高速道路が不通なの、身に沁みました。
所用があり、再開したての高速を走る。
上り線・志和トンネルの、トンネルに入ると、砂埃があり、土砂があったことを伺わせる。
内部をみるや、高さにして1メーターほど。土砂があった痕跡が、トンネル出口まで、実に2キロも残っていた。
高屋のあたりも、とてつもない土砂が堆積していたが、もう無くなってる。
これに、尽力された関係者の皆様
ホンマにご苦労様でした!!
プロジェクトXで紹介されても良いくらいの、話だと思うわ。
でも、そんな話、テレビじゃ、まず、しないので、ここで小さくも讃えたいと思う。
そこから、浸水地域へ向かい、車両のピックアップ。
災害の大きな爪痕を横目に
砂埃が舞う ぬるい臭いが漂う街の中へ。
氾濫したことで、一帯が浸かってしまった地域。
そこに派遣された自衛隊の方々の姿も多数。
そこに住む人々…..。
僕が見てきた広島は、確実に明日へ向け、歩んでいます。
頑張ろうニッポン。頑張ろう西日本。
<ありがとうございます!>
7/7 ご心配頂いて、来店くださった
FLHRのM様、FXDWGのM様、FXDLのO様、ありがとうございます。
陣中見舞い頂いた、先日隼でチューニングご依頼頂いたK様、冷たい飲み物とアイス、沁みました。ありがとうございます。
Posted by M.Yasuura