173000キロ走行したスポーツスター。下取り車両です。
フツーなら「お疲れ様!」となるところ、加修を加える。これからエンジン分解していきます。
おォ〜っ ピストントップ意外と綺麗。点滴エンジンクリーニングの効果ですね。
ピストンの当たり方もいい感じだし、まだまだ使えそう、ですが。
ピストンリングは交換しなきゃダメな状態だね。(分解したら強制交換ですが。) ….このピストン、ピストンリングだけはMAHLEが設計したウルトラフラットリングじゃないので仕方なしか。1000cc用のピストンキットのピストンリングはMAHLEのウルトラフラットリングです。
シリンダーヘッド。シート面は、悪くはないけど、シート面広がってますね。さすがに距離が距離だけに。
インテークバルブが綺麗過ぎて驚き。でも、ガイドがガタガタで要交換。
シリンダーヘッドも交換。もちろんシートカット済み。
173000キロ走るも、スクラップにするどころか、第二の人生は1000ccのピストンを組み込んで走らせる。
組み立ては、とりあえずここまで。申請書類の写真撮って、今日はここまで。
173000キロ走行のスポーツスターをエンジン分解。実はMAHLEのピストン入ってたので楽しみだった。
分解した時でないと解らないのはパフォーマンスではなく、モノとしての耐久性。 距離も十分過ぎるほど走ってる。
Cクリップを外し、ピストンピンを抜くとき、スルスルスル〜っと静かに、滑らかに全く抵抗無くピストンから抜ける感じ。「嗚呼!マーレ」って叫びたくなる。純正のピストンは、ハンマーでピストンピンをぶっ叩いても取れる状態にないものが多いのだ。(実際には叩かず、プーラーという専用工具でグイグイと外します) それが、未使用のピストンならまだしも、結構距離走った後でも、スルスルスル〜っと静かに、滑らかに全く抵抗無くピストンから抜けるというんだから、凄い。本当に凄い。
ピストンの、ピストンピン周辺の変形が極めて少ない、もしくは、無いという事。どんだけ堅牢に作られてるんだっていうのは、新品では判りにくく、使用後、分解時にはとてもよく解る。やっぱりマーレのピストンはいいんだな、と改めて実感だよ。