ハーレー満続 (マンゾク) エンジンチューン “湧き上がるツインカム88 FLTR”

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2006年のFLTRが入庫。

 
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自走でご来店。岩手ナンバーが最北端でしたが、これで記録が塗り替えられました。遠路はるばるご来店頂き誠にありがとうございます。しかし、ゼロロクモデルで、総走行2万キロ以下です。これにもちょっと驚いたね。
 
この度は、エンジンチューンです。
 
ギアードライブ化と、インジェクションチューニングですが。
ギアードライブ化するには、分解し検品しなければなりません。

出来ることなら最小限で・・・というお気持ちは分かります。
 
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フライホイールの振れが規定以上のため、これではギアードライブ化は出来ません。 もしも、ギアードライブ化出来ないときの代替案として。ローラーチェーンドライブ化もご提案しましたが やはりギアードライブ化が良いというご意向、という事で、GO,サインを頂きました。
 
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バラッバラにしていきます。
 
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ピストンもメディにて洗浄。リングに詰まったカーボンもさっぱりしました。
 
– 以下、2015年11月10日の作業記録 –
 
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汚れたシリンダーヘッドも。シリンダーも。
 
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この通り。もちろん。ステムシールも交換してあります。シリンダーはクロスハッチをあたり付け直しドライモリでコート。
 
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さー大掛かりな事になって参りました。クランクケースを割り、徹底洗浄。
 
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フライホイール交換。ストローク・ボア変更せず、排気量は現状維持です。
 
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フライホイールを挿入しクランクケースを合わせ結合。シール剤を少々多めに塗布して締め付ける。
 
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カムサポートプレートと、オイルポンプ。ツインカムで、オイルポンプは多々語られるところ。
 
オイルの送り側の容量ばかり語られ過ぎてしまった昨今。オイルの戻り側の問題について、メスが入れられた製品 3ステージオイルポンプ。

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多くの人はたくさん送ることばかり先走り、オイルを戻す事について、すっぽ抜けている。アイドリングの回転数を落としたから、オイルをたくさん送る?? 何言ってんだ、と、今は思う。
 
それよりも、戻ってこれないとエンジン内にオイルが溢れ、逆に抵抗になってしまう事を語る人は少ない。これはツインカムエンジンの構造上の問題ですがこの事について、メスが入れられた製品で戻り側オイルポンプが独立したトロコイドギアで、クランクケース側、カム側とそれぞれに分かれている。これで、どちらか片方が空気を吸って、すべてのオイルが戻せないという症状はない。独立しているから、オイルで満たされている方はオイルを戻せます。以前これで苦労した事があり、ありがたい製品が登場したもんだと思う一方、使うには数点ほど条件があり、どれにでも使えるものではないところが悩ましいですねえ。
 
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このまま閉じてしまうのが惜しい。
 
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ギアードライブ化。バックラッシ調整。
 
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フレームに載せる準備が整いました。
 
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どーん
 

ここからは駆け足です

 
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この辺りで17時位だったかな。

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この辺りで19時位だったかな。ぼちぼちダレて疲れてきたがあと少し…。エンジン降ろしたのでパワートレインのアライメントを取り直す事も抜かりなく。

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この当時の純正Y型エキパイは問題が多々ありました。それに比べ、このSSエキパイは良いね。独立管に見え独立ではないので、排気音が煩くなりません。08モデルツアラーまでの車両で、ステルスヘッダーには手が出せないとなればこちらです。
 
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エアクリーナーはステルス。
 
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エアクリーナーカバーは、元のカバーをそのまま使う。
 
さ、次はチューニングですね🎵
あともう少しです。
 

 

 

「ハーレー満続 (マンゾク) エンジンチューン “湧き上がるツインカム88 FLTR”」への1件のフィードバック

  1. お世話になります。

    ワクワクドキドキが止まりません。

    これは春まで待てないかも(笑)

    引き続きよろしくお願いします。

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