クラブハーレー200号に掲載!見てね。
Title
湧き上がるツインカム / 満続仕様 / TC95
排気量アップ / エンジンカスタム ボアアップ / 06y FXDLi
2006年式のFXDLの、ボアアップ、オーダー頂きました。ありがとうございます!
純正シリンダー内部を拡大し、大きいサイズのピストンを入れます。
インジェクション車両での、エンジンカスタムでも「純正コンピューター書き換え」にて対応可能。引き続きフラッシュチューナーを使う。
こういうのは大事なところなので、疑問に思った時に、さかのぼれるよう。記録としてちゃんと撮っておきます。間違えていたらオオゴト。
誰よりも自分を信用していない証(^^;;)
but.こうやっていると、間違える事はない(^^)
ボアアップに伴い! 6速・2006年モデルのダイナ系の大問題点を解消。2006年式ダイナモデルのみ、コンペンセーターと磁石が貼り付けられているローターがボルトで締結され、そこが弱く、チギれてしまう事も。
2007年からは、溶接にて固定に変更されました。
ローターのマグネット形状の変更に伴い、同時にステーターもアップデートし、発電状況も改善された。
板ばね(ダイアフラムスプリング)の大きさが異なるのがお分かり頂けるでしょうか。
コンペンセーターとは、エンジンのギクシャクを取ってくれる特有の機構。
容量アップの効果は実は絶大で。
低速時、特に半クラッチ時に発生しがちなココココッという「鶏サウンド」も解消。地を蹴るフィーリングの強化。後のトラブルも防ぐという一石3鳥。
定番故障のここも大丈夫。というか、やけに綺麗なので、直近でトラブったのかな??
シフターの付け根がガタガタでしたので、締め付けておきました。
こうなりました!慣らし用の叩き台を作りましたが、チューニングの仕上がりが楽しみな序章を垣間見た。のちにこれが的中する事になるんですが…。
チューニングもですね、様々ですが、純正エンジンをエアクリ・排気を交換で、クルッとチューニングしていた時と、まるで様子が変わってきます。
そこで、チューニングを行うオペレーターの底力と言いますか、持っているモノ、引き出しの数と中身を試されます。
2015年式のローライダーに、JIMS120エンジンを載せた実績があり。それがすべてを証明しているかと…。
しかもJIMSのレースエンジンという、めっさ挑戦的なモーターでの公認 (笑)
技術も知識も必須なのは想像に難しくはないでしょう〜…。
ボアアップは、それから比べたら、まァ〜可愛いモンですが!その内容のチューニングにも難しさはある。緊張はいつもしているからこそ、無数にある数字の羅列が「ビターっ」とあっていく様は、毎度の事ながら、頬が緩んでしまう。
オペレーターの醍醐味ですね。
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2月5日に車検とボアアップでお預かりした2006年式ローライダーは。
慣らッシングオイルを用い、Bestなタイミングでバンバン交換していき。
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で、この車両のボアアップの仕上がりに、チューニングの具合ですが我ながら会心の出来に仕上がっていました。
ズカダカとパワー感もあればレブまでフケ回る爽快さもある。
JIMS120乗った後でも、これはこれ。カナリ面白い!
数値では計れない、走る楽しさはSE110よりも遥かに上回っています。
パーシャルで走るズカダカドコドコの雰囲気もちゃんとある。増している。
スッとアクセルを開けるとエンジンが目覚め、
回転を上げるに従い豹変していくフィーリング。
鋭さと、荒々しさを伴いながら、爽快な加速。
「これ、一体どこまで回るんじゃろ???」な感覚を右手に残しながら、シフトアップ。底が知れない感触がある。
エンジンのフィーリングはまるでAMGでした。
オモロー!に仕上がっていて、ホッと。
感覚性能として、フィーリングが良い感じになると、乗っていて飽きない。(これ、大事でしょ?)
TC88が古い??
いやいやいや、今からでしょう! と声を大にして言います。
ずいぶん無口になっちゃったミルウォーキー8が登場した今、斬新な切り口かもしれません。
それでは、3週間ほどで完了したボアアップのカスタム。
納車でのご来店お待ちしております。
【以下、ご納車後に、お客様から頂いたご感想です。】
ほぼ10年、フルノーマルで過し、少し乗り味に飽きて来たのか、大人しすぎるノーマル仕様に物足りなさを感じたのか?メッキパーツ、吸排気、前後サス交換等で、確かに少しづつ見た目も乗り味も良くなった。そうなると人間欲張りなもので、もっともっとになってしまう(^_^;)これでこれだけ変わるなら、ボアアップしたらどうなるんだろう? 愛車の心臓にメスを入れる期待と不安を抱きつつ、、。機械に疎い私のボアアップに期待したイメージは、「より楽しく!」「より楽に!」←上手く、具体に表現出来ないので、45degreeさんにお任せです(^_^;)結果、どのシフトのどの速度域からでもアクセル回せば楽に加速!トルクが上がり、シフトチェンジは減少!低速、中速はほどよいドコドコ感!高速道路乗る時の走行レーンでもアクセル回せばすぐ加速!追越しが楽!まさしく、イメージどおりの、「楽しく」「楽な」乗り味に!この乗り味で「より遠くに」もっと走りたくなる! そして、なによりも「より永く」付き合いたくなる愛車になりました^_^
この度はありがとうございました。
Posted by M.Yasuura