ソフテイル デラックス チューニング / 2007y FLSTN

<2007y FLSTN / インジェクション チューニング>
ダイノ入れ替えに伴い、ソフトもWinpep8 / RTで、ハードもModel250ixと「マルっ」と新型になり、使い勝手が随分と違うので、冷却ファンの作動タイミング….チッチッチッ….的な秒針から掴んでいくようなアレですが….惚れるより慣れろって言葉もある通り、4台チューニング済ませ、WinPep8にも慣れて来た。慣れてみれば以前のセブンよりいい感じのような気がする。
 
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今回、ダイノルームそのものも、かなりやり直した。実は、コレで3回目のリニューアルとなる。
 
 
 
 
 

 

専用のダイノルームを設けたのも始まりがあり。

2009年の2月。アメリカはウイスコンシン州はラクロスにある、ハーレー業界では知らない人はまず居ないだろう「S&S cycle」に訪問しチューニングの講習を受講した際の専用室の作りを学んで自社にも設けたのが始まり。帰国後すぐに着工しました。作り込んだダイノルームは、良質なチューニングをするには必要な設備と判断したからです。
 
45ディグリーにて作ったダイノルームは、限られた室内を用いたデザインとなる。
 
新鮮な空気は強制供給され、取り込まれた空気の流れを意識し下部へと導かれ、有害な排気ガスを誘い排気ダクトへと導かれるデザインは、吸入される空気量と吸い出される空気量が計算され、それでいて様々な排気量の車両を測定する場合、過剰にならないよう、必要に応じインバーター制御を利用し、弱負圧が効いたダイノルームに仕立てている。
 
このような作り込みのダイノルームは、車両への負担軽減は元より、チューニングを施すオペレーターへの負担軽減にも役立ち、安定したマップの作り込み、ダイノを用いた時の意識を高水準で保つ事により、業務の効率化・時間短縮にも繋がる。
 
今回の改修は、当初(2009年当時)、想定されていたよりも、ダイノの利用頻度が非常に高くなってしまい…
  
この当時は、月に5台と言う想定でしたが、今ではその3倍〜4倍。 それにより不十分になってしまった「防音機能」を重点的にやり直した。
 
徹底的に防音に配慮したダイノルームに仕立てたが、その効果はスタッフとお客様の反応から見て取れました….✨ 前例のない事。やってみなきゃ、判らない内容の、その結果にホッとしております。
 

それにしても、このチューニングをしている2007年式のデラックス、油温が上がりやすいのが心配で、もともと、調子が悪いという事も含めてチューニングの案件を預かっていました。
 
ダイノ上で見てみると、別に変わったことをしているのでもないのに、やけにノッキングする。しかも、ハードノックだ。純正データの時にも、相当なハードノックをしていたが….
 
ガソリンも、まさかのレギュラーではなさそうな雰囲気・・・と思っていたら、まさかのレギュラーでした〜ちゃんちゃん。
 
ハーレーにレギュラーを入れると純正のデータですらハードノックしてしまい、比較的低いMAP領域において、低回転域からノッキングを誘発させ、点火タイミングで8〜10°はリタードさせないと満足のいく走りにもならずノッキングも回避できません。
 
この10年ほどの純正インジェクション車両には、純正コンピューターでは機能するノッキングセンサー(イオンセンサー)が標準装備されていますが、これも安定的にノッキングさせないようイグニッションタイミングを作り込んだマップがありきでの、機能です。
 
話を戻し。
まさかのイレギュラーなレギュラーガソリンを全量交換し、ハイオクガソリンを十分に回した上で、チューニングに取り掛かれば、十分に合点のいく数値が並んで行く様に、ニヤッと。
 
いい具合にして、ご納車致しました。
ちなみに、ポテトサウンド仕様にしました。
 
Posted by M.Yasuura