1000CC ボアアップ 組み上げ / 改造申請 / 2015Y XL883L

エンジンを組み上げますが、1000ccボアアップ時にエンジンの色変えを。
 


分解した純正シリンダーヘッド。XL883Lの標準仕様。

 


ウエットブラストを用いて徹底的に脱脂&洗浄、そしてマスキング。
 
 

焼き付け塗装を施す。
 
 

純正のシリンダー・シリンダーヘッドを用いたまま、模様替え。ヘッドはバルブステムシールを新品に入れ替えて組み込んであります。
 
 


45ディグリー広島・オリジナルのマーレ・ピストンを組み込む。(http://www.45degree.net/Tuning/engine/02.html)
 
これで1000cc化となる。1000cc化は、その他の部品は別段変えなくとも、それだけでベストな状態となるよう、デザイン致しました。ピストンを変えるだけでOKというミラクル。
 
エンジンを弄りまくる人には呆気ない、物足らない…. そんなように思われるかもしれない。よくある、ハーレーエンジンを弄るなら、あれもこれも…その呪縛には囚われない。1000ccのスポーツスターにするなら、無縁だ。 
 
設計段階から883専用のボアアップピストンとして、デザイン出来たからこそ、可能だった事です。
 
 

シリンダーとシリンダーヘッドを塗るだけで、随分とイメージ変わります。
 
 

持ち込まれたSEのエアクリのエレメントにちょっとした不具合。新しいエレメントに。
 
 

組み上がりました。
 
 


黒いアクセントが入るだけで良い感じです。
 
 

そして、運輸支局へ持ち込み、改造申請も完了。
 
こちらが、実際の通知書です。モザイクだらけなのはお許しください。
 
これらを確実に済ませる、当たり前のことを当たり前に。私はこれが一番だと思う。
 
車検の時の心配ごともないわ、SNSでボアアップしたぜ….と書いても大丈夫👍
 
そして、売却時、車両を査定する際、車検証で排気量変更されている以上、区別が出来るので他の883より査定額は確実に高い。
 
等々 ……冷静に考えれば、車両を所有するユーザー様に、様々なメリットがある✨
 
当たり前のことを当たり前にした改造車両の強みだと思いますよ〜❗️
 
 

申請書類の排気量の項目をご覧ください。
 
883って、実は0.882Lで、1000ccと言っても、実際は1.009Lという。正式な書類では隠しようがない。

車検証に記載する際は小数点の関係で1.009Lは9が無くなり1.00Lと車検証上ではなるのも事実。 でも、こういうのは、多い。
 
 
ツインカムのボアアップピストンキットで、 1600ccとか1800ccとか、ありますが。あのピストンキットも、 実際のところは、どうなんでしょうね。 見たことないので、ちゃんと計算して出してみたいです。
 
 
さて、あとは慣らし運転を順調に済ませて、本チューニングです。
 
 
posted by M.Yasuura