初号機1000ccをエンジン分解 検証 / 2000y XLH883 改 XLH1000


1000ccの初号機のエンジンを分解し、検証する機会がやってきた….。
 
 
 
 

オーナー様の諸事情により、当社にて買取させて頂きました。
 

自分でデザインした初めてのオリジナル・ピストン
 

それを組み込んだスポーツスターの初号機。
その時の記事はこちら / http://www.45degree.net/Tuning/engine/XLH1000_Boreup/001.html

関連記事
2014年6月8日の記事
http://www.45degree.net/blog/?p=13241

2014年6月20日の記事
http://www.45degree.net/blog/?p=13320
 
 

公道をひとしきり走行しての検証は、一定ではない走行条件の元、どんな状態で出てきても、生きたデータとなる。ワクワクしない訳が無い。

一番走ってる1000スポはピストン組み込み、8万キロ走行を目前にし、先日車検にて入庫頂いたが、相変わらず絶好調だ。
 
 

まずはこちら開けてみる。ピストンクーリングジェット(若しくはピストンオイルジェット)は無しのエンジン。
 
 


エンジンを開け、拍子抜けする。
 

ピストンの状態・ピストンリングのアタリ…..しげしげと観察。
 

1000cc ボアアップ後 走行1万キロ以上。いい、具合だ。とてもいい具合。
 

近頃という訳ではないけど、結果が出た事で、認識が改まってる事がある。それを盛り込んで組み直す。
 
 
ピストンと、シリンダー内径をマイクロメーターとボアゲージを用い測定。
 

ピストンリングを、交換して組み直し。
 
1000cc専用のピストンリングも、ピストンリング単体での設定あり。
 
特殊なピストンキットですが、ピストンリングも設定しているのは、こうやって、一度分解したときは、ピストンリングは都度、交換したいものだから。
 
このピストンリングキットは、1セットで13,500円の設定。当ハーレーは2気筒なので、2セット必要。税込 ¥ 29,160- というマーレ製の「ウルトラ・フラットリング」は、決して安価ではない。
 
他社の汎用リングなんて2セットで8,000円未満などザラだ…それを、なぜ? ….そこです。
 
製作段階で、マーレに依頼して他社の太っとい汎用リングを入れる設計でも作れましたが、ピストンリングこそ、ピストンにとっては重要な要素。他社の汎用リングというピストンキットは、実は多いのである。
 
当社で販売しております、オリジナルのマーレピストン群は、ピストン・ピストンリングともに、マーレ製である事も、見えにくいセールスポイント。
 
 
他社の汎用リングでも、「使って問題がある」訳では無い。単純にコストダウンを図るなら、そうしていたであろう。
 
純粋に、良いものを作りたいというとこでの、マーレ製ピストンリングのチョイス。 
 
使って、開けて、ガッカリさせられた経験があるからこそ、コストアップに繋がってしまっても絶対に譲らなかったのが、マーレ製の 「ウルトラ・フラットリングを採用する事」
 
これは本当に素晴らしく、ピストンリングの接触面を拡大して見ても、開けて各所を検証する際も、思わず口角が上がってしまうほど。
 
 
手慣れたメカニックなら、このウルトラフラットリングが採用されたピストンを組み立てると、その違いは判るはず。
 
 
ピストンリングが売りのピストンキットも、そうそう無いと思う。
 
エボリューションエンジン専用の、ピストンキットも、同様。
 
そして、もうじき完成する、ショベル用の80ci / ピストンキットも、これまた同様。
 
ショベル用のピストンキットは、サイズ設定を2種類設け、多様なオーバーホールに対応する。
 

 
 

http://www.45degree.net/Tuning/engine/MAHLE.html
ショベル用はまだ掲載にありません。現状ウェブに載っているのは1000のボアアップピストンと、エボリューション専用のリプレイスメント・ピストンのみ。

 

ピストンリングのギャップ計測はお忘れなく。
 
検証に引っ掛け、一応オーバーホールと同等の内容を行いましたが、非常に好成績を確認するも、耐久性を保ったまま、もっと回るエンジンに化けさせ、組み直した。
 
スポーツスターは、もっと面白い。
 
 
 
こちらの車両は、リグニス東京様へ行き、販売間も無くご成約となったそうです。 
 
見事Getされたお客様は、本当にいい買い物をされたと思います。
 
 
Posted by M.Yasuura

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です