マスターシリンダーを交換 / 2006y XL883L


先日の事。 マスターシリンダーを交換。
 
理由は「車検に通らない」から。
 
2年前不思議と車検通ったのは仕事熱心ではない検査員だったお陰。
 
平たく言うと…見落としですね。
 
今回持ち込んだ広島の運輸支局の検査ライン
 
審査事務規定の熟読者が検査員として立っているせいか、県外ユーザーからも厳しいと評判です。
 
 
 
 
 

ダメだった理由


こちらの車両において、ダメだった理由。
 
これは非常に簡単な理由。
 
RSDのマスターシリンダーが ブレーキフルードの液面のレベルを容易に確認出来ない為。
 
一般的に、バイクの構造上、液面低下警報装置を備えるのは困難な為、視認等により容易に液面が確認出来る構造が求められます。(容易に確認出来るとは、ふたを開けて確認する方法は含まれません)
 

これは2018年のXL1200XSですが….
 

この様に、小窓が付いています。
 

こちらは2010年式のFLHX小窓があります。
 
マスターシリンダーを変える際は、「見て確認できる要件」を満たしているか要チェックです。
  
 
 

そして交換にかかります。ブレンボのラジアルマスターに、安定のスゥエッジライン・PRO。
 

 

リザーバータンクはブラック仕様の35cc
 


 

キャリパーへは、直差仕様。
 
 
スゥエッジラインは当然車検対応ですが、その取り付け方でNGになる事も…。 そのあたりにも配慮して、あります。詳しくは写真をご覧くださいませ。
 
 
 
ブレーキ周りを改め、この翌日。

広島の運輸支局の検査ラインで無事通ったとの事でした。

※ 要点
(社外マスターが全てNGではない)
(平成11年7月以降 製作車両において、社外マスター交換の場合は要注意)
(審査事務規定8-17-2-2 「視認等による審査」 / 8-17-5 従前規定の適用の1⚡)

Posted by M.Yasuura