前回は2月の後半で記事が止まってました。
販売車両の、納車整備。
トランスミッションを抜き出し、オーバーホール
貴重な、初期5速ミッションの写真の数々を綴りますよ。
アンチオーバーシフト な ラチェットシフトポールに交換。
これで、スプリングがポキっと折れたり、シャフトの熔接が外れたりする事での、トランスミッション変速トラブルからは解放される。
メインドライブギアに付いている、最深部シールも交換。カッチカチでした。
メインドライブギアのベアリングも新調。見慣れたサイズとは違い、特殊なサイズ。国内メーカー製の開放型ベアリングを用いた。
オイルホースも交換し
弾力ある2層構造のラバーホースになり
オイルが滲んでいた様子も
スプリングタイプのホースクランプにした。
クラッチプレートは交換済みで、よりスムースにクラッチ操作が行えるよう、加工を行った。
そして、従来はエンジンオイルから供給されていた潤滑を、プライマリー内部にオイルを一定量満たし、潤滑する方式に改めた。
それに伴い、プライマリー内部の加圧・負圧の「圧力」を抜くベント加工を施した。当該車両の仕様では必須と判断し、行なったが、「通常のショベル」では行なってはならない方法なので、オイル漏れてるからといって、参考になさらないでください。不良が起こっても一切責任とりません。
バッテリーケーブルも新調。このFXRSの純正ケーブル長を元に、作成した。
エンジン始動可能状態にし、シャーシダイナモに乗せ、回す。
エンジンオイルの交換。元々、プライマリー側へ供給を行なっていたので、かなり汚れていた。数度フラッシングを行い透明感を伴ったオイルになった。
が、ここで、オイル漏れが発覚…..大汗
再び、この辺りまで戻って、対策を講じる。
この場面は、何度夢に出てきた事か。他の、業務も「待ったなし」でドカドカと入って来てるので、予定通り済まないとめちゃまずい。まずいというか、やばい。やばすぎる。漏れてしまった事実を受け止め、しっかり、作戦を練って、数度、取り組んだ。
この初期5速の仕様の様々には泣かされました。が、オイル漏れどめに成功。
次、大物は済んだので、車体整備に。リアブレーキパッドは、バリ厚。
パッドには遮熱対策も。
ブレーキフルードも交換。シリコン系のDOT5
これはフロントのブレーキパッド。厚みは十分。
ここまでの整備と、点検を行い、支局へ持ち込み、検査を受け、合格。
納車に向け、進行中ですっ。
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura
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