ヘッドWork@疲

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 このところ毎週毎日来る日も来る日もヘッドの加工をしている気のするワタシです。みなさん、こんばんは!
 1,200cc化の依頼で入庫頂いた2001年式の883ヘッドを加工しております。
 ニゥエィのバルブシートカッターでサクサク削る・削る・・・。エグゾースト側は排気熱で焼きが入って硬いのなんの!毎度の事ながら大変な作業でございます。


 この883は走行2万km以下で、開けて 見てからヘッドの修理をしようという打ち合わせでしたが、チャンバー室やバルブ回りのカーボンの多さに、エグゾースト側のバルブから圧縮漏れを起していたので、修理と、プラスαとなりました。

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 ヘッド回りの音も気になるとの事で、必ずしもこれが原因とは限りませんがついでにバルブスプリングも交換というご注文を頂きました。
 このスプリングは新しくリリースされたサイドワインダースプリングで、純正のスプリングが二つに対し、一つのスプリングで賄えます。(04年式以降のスポーツスター・05年以降のビッグツインは、純正から一つのスプリングに変更されています。)
 このスプリング。ビッグツインには組み付け実績がありますが、純正スプリングとポンポーンと交換、という訳にはいきません。スポーツスターに装着するのは今回が初めてなので、慎重に・慎重に組み付け・・・
 また、テーパー形状のスプリングの為、アッパースプリングカラーを無理なく小さくでき、重量で言うと13gほど軽量化できます。スプリングも含めると純正対で68gで、計4バルブとなれば、約270g。これは大きいですね。
 一つのスプリングで賄えるとは言っても、”柔らかい”スプリングではありません。これはデーター化しておりますが、純正タイプのシングルスプリングの様な共振音は皆無で、全く新しい考え方のバルブスプリングと見て良いと思います。

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明日はヘッド&シリンダーを883Rの様に真っ黒にペイントでーす。
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エンジン部分の完成イメージはハーレーUSAサイトで公開されている”XL1200N”調になるでしょう♪

「ヘッドWork@疲」への2件のフィードバック

  1. ○久保田さん
    ありがとうございます!
    このバルブスプリングは無加工での取り付けはできません。ホンの少しの事なのですがヘッド側を加工してスプリングの高さを合わせる必要があります。先のタコメーターと合わせて、ご紹介する予定ですので、しばしお待ち下さい。宜しく御願いいたします。

  2. 紹介のバルブスプリング、非常に興味あります!!03’の1200Sですが、無加工で取り付け可能でしょうか?
    また、販売予定、値段等教えていただければ幸いです。

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