08y FLSTF オイル&イグニッションモジュール交換


2008年式ファットボーイのオイル交換とイグニッションモジュールの交換。
 

 
 

 

まずはオイル交換。KLOTZのオイルは45ディグリーでナンバー1人気のオイルでリピーターもナンバー1です。オイル交換のご依頼があった際は、お客様自身でオイルを選んで頂けるようにしています。
 
 

次はイグニッションモジュールの交換。こちらはキャブコンバートをしたものなのでインジェクション(Fuel Injection)では無くなっています。
 

その際はS&SのIST(インテリジェント・スパーク・テクノロジー)を用いて行なったのですが、アイドリングの三拍子を出したいとの事で、ISTのシステムの制約上極端にアイドリングを下げると不安定になるため、ツインテックモジュールを用いる事に。
 
ISTは、ノックセンサーを用いて学習するイグニッションモジュールですが、その特徴は、事細かに知られていないことかもしれません。まず、ISTはフロント・リアの点火の設定値が完全に独立しています。例えば2,000回転 MAPが80kPaの時、フロントは19.50°でリアが23.25°・・・といったように、前後異なるのはインジェクション車輌と共通ですが、アドバンスカーブはIST特有で、MAP値に連動し複雑で生き物の様な動きをします。それに比べてツインテックモジュールの場合、map上での前後の点火の設定値は無く共通で、設定項目はシンプル。アドバンスカーブはデフォルトの値から、個々の車両に対して再設定を必要とします。 
 
ノッキングしない、控えめな所では走りが物足りない・・・
しかし、進角させすぎるとノッキングの発生確率が高まる。このせめぎ合い。ISTは、このせめぎ合いを、基本的には「自動」で行なってくれます。(もちろん上手くISTを使うコツはありますが)
 
オーナー様も「走りは抜群にいいんだよ」と仰る通り、ISTの走りは抜群に良いだけにツインテックモジュールに変えて、走りを極力落とさずに出来るか・・・ISTとツインテックモジュールではISTの方が設定値の幅もワイドなので、そもそも出来ない所も勿論あります。
 
三拍子+ズコズコマシン 私の腕にかかっています。 

 
 

マサでした。