「オーバーホール」カテゴリーアーカイブ

オイル下がりにつき。

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05年式のTC88から取り外したスパークプラグ。

プラグについた汚れはオイルが燃えて出来たモノです。
走り去っていく様子を後ろで見ていてマフラーからモクモクと白煙が出ていたので、呼び止めてプラグを開けてみると・・・・これでした。

 

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こちらが新品プラグ。
比較すると「え〜〜大汗」ですねえ。
↑のプラグ、TC88のインジェクション車から取り外しました。燃調も変更されていました。某社の某フルコンです。インジェクションできつね色とかこげ茶とか、私の中ではあり得ません。マージン取りすぎだぜ。プラグの色を見ただけで空燃比(AFR)の値が判断できて、「俺、気持ち悪い・・・」とか思ってしまいますが・・・苦笑

TCエンジンは、細かく見ると色々と変更されています。
新しくなれば良いかといえば、そうとも言えません。

些細な変化や違いも、注意深く見てくださいね。

黒ひげ危機一髪

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こちら、ホンキで危なかったショベルのタペットです。リングが折れて飛んでいました。

 
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これが折れてないタペット。
幸いにも折れたモノは近くに落ちていたのでエンジンのあんな所やこんな所に迷い込まずに済みました。ふう!

チェック!実測

 

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エヴォのカム交換です。

社外品のカムに交換すると当然の様にギア(歯車)のサイズが変わります。

カムはクランクの回転軸よりピニオンギアを介してドライブされカム側はドリブンギアとなります。ところがこのドリブンギアは、ドライブギアであるピニオンギアと対であるため、片方のギア寸法が変わると、合わせ直さなければなりません。

技アリな裏技が、あります。それは元々付いている純正カムからギアを抜き、圧入すればギアの寸法は変わりません。

 

「なぁんだぁ〜!!それって、カムシャフトだけ使ってギアは何の問題がなければ使いまわしもOK・・・・??」

 

いえいえ。それはギアの歯面を検査して良ければ、の話。研究機関に持ち込むワケにもいかず、多くは組み付けをする人の目視検査になりますね。圧入を少しでも間違えばバルブタイミングまで変わってしまいますが、ここでは割愛。

・・・ところが、今回は「ピニオンギアをオニューに交換」

従い、長年馴染んだギア同士の組み合わせを変えれば、ギア同士の当たり面にもよろしくありません。新品カムに付いているギア寸法に合わせたピニオンギアを選定してインストールしました。

ここは、色での組み合わせがマニュアルで表記されてますが、色での選定は、実のところあてになりません。ギアはすべてサイズが異なります。45では異様なほどギアがたくさんありますがその為です。ベストマッチな寸法を実測あるのみ。