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「転ばぬ先」 お知らせマーク


 
電気の中でも発電系統の故障だけは体感で気づいたトキにはすでに遅し。
 
発電されてないため、当然バッテリーが弱ってくる、弱ってくるとスパークプラグの火が弱くなりだんだんとプラグがカブって走れなくなり、ブスブス・・・・エンジンストール。スターターを回すも足の辺りからギャッ・・カリカリカリ・・・(スターターモーターの弱弱しい音)。 これが多くの場合、体感で気づいたときでしょう。
 
レギュレーターの故障とひと括りにしても、妙な壊れ方(というより動き方かな)をしているケースもあります。「発電状態が普段とは違うぞ!」と見分けがつけばいいですが、電気は簡単に見えない。そう出来れば手の打ちようがあります。なら、見えるようにしてみようというのが、発電状態を確認できる「ボルテージメーター」
 
このバイク(FXD)もボルテージメーターでの僅かな変化をみつけ、テスターを当てて診断する事ができ、発電系故障の早期発見により出先でのトラブルを回避できました。ボルテージメーターは色んな形、大きさがあり、上の写真にありますのは3つのLEDライトで知らせるコンパクトでシンプルなものです。

“FLHXSE” 110ci EFI Tuning


CVOモデルのFLHXのインジェクションチューニングをします。110キュービックインチエンジンの素の状態で試乗してみましたが以前より電スロの感触は自然だなと感じた。もしかすると、ズレを感じる間もなくエンジンがグングン回転上昇・前進させてるせいかもしれませんが。さすがにエンジンが大きいので前進力は有り余る印象ですが、まずは基本の「データー取り」から始めているところです。しかしブレーキが効ッき過ぎです・・・。惚れるより慣れ・・・なのかな???前にドカンと進むより、止まるほうが少し怖い。
 

パワーコマンダー5にてインジェクションのセッティングを進める。ただいま、セッティングを施すための、その他部品を加工中です。

どこから・・?


車検でお預かりでーす。
どうもリアのプラグ周辺が湿ってしまう事で跡を辿るとロッカーカバーの下から出てる様子。
 
 

 

開けてみるとヘッドのG/K面に若干歪みあり。
歪みを極力取り除き特殊なシール剤を塗布して組み立てました。
 
「潰れてガスケット」
メタルG/Kだからといって安心はできませんねえ。
 
プッシュロッドのOリングG/Kも交換してありますッ。
 
 
 

45第3ファクトリーより ”こだわりのBore UP” アッセン3


エンジン組み立て後、新油を入れて回し、ヒートサイクルの慣らし後、すぐにオイル交換。見ての通りギラギラしているのが、「出来立てエンジン」の証拠です。汚いオイルを綺麗に撮ってしまい申し訳ありません。新しいオイルを入れて、エンジンを冷やし、再びヒートサイクルの慣らしを繰り返す。
 
 

プラグコードは、ACCELのレースワイヤー。長さを決めて作りました。
 

順調に走行を重ね、250km以上走りました。
 
 
 

エンジンランニング中〜ッ
これから最終調整。狙い通り流速が上がっている。
 
キャブレターのセッティングを決めていく作業中。とんとん拍子で決める。「ボアアップしたから、どのくらいジェットが大きくなっているか?」って?んな事はないですよ(笑) ま、それはさておき。このエンジンは、XL883純正エンジンでキャブレターのセッティングをきちっと決めた状態と比べ、馬力が60%アップ・トルクは70%アップしている883→1200ccボアアップ。アクセルのツキにも元気があり、前進力は「ぶ厚く」なりました。
 
IST(イグニッション)はブレイク・イン・レブリミットを設定しました。これにより、慣らしをオペレーションします。
 
○ いちおう解説
ブレイク イン レブリミット設定とは、慣らしを手助けするモード。ある時間以上走行しなければ****回転数以上は使用できなくなります。エンジンが稼動している時間、イグニッションキーを入れている時間ではなく、エンジンランタイムアワーのみ記録されます。時間の経過で、使用できる最高回転数を自動で変えていき、一定時間以上走行すれば、このモードは自動で解除されます。解除されれば、あらかじめ決めたレブリミット設定になる。
 
(詳しくはコチラをどうぞ:http://www.45degree.net/Tuning/ignition/ist_custom.html
 
 
それでは、ご納車ですね。