「マスターチューン」カテゴリーアーカイブ

2012y XL1200X インジェクションチューニング


最新のフォーティエイト・インジェクションチューニング。マスターチューンで、チューニングを行いました。
お持ち込み頂いた際は、O2センサーとハーネスとの間に入れるナイトライダーという物が付いていましたが、取り外してオーナー様へ。
 
 

マフラーはScreamin’ Eagleです。取り付けている人も多いのではないでしょうかね。
 
 

早速チューニングに取り掛かります。
おっとっと〜〜な、ビフォー・アフターなデーターが出来ました。
 
 
 

それが、こちら☟

 

 

馬力(hp)も申し分ありませんが、トルクは半端ない上がり方です。
 
 

これまで(青グラフ)は、一旦トルクが落ち込んでから、ドタドタと前に進んでいた所が
これから(赤グラフ)は、アクセルの動きに応じた加速が得られる内容に変化している様子がグラフから見えてきます。
 
2,200回転付近の最高トルク3キロの違いは、883を1200へボアアップした並みか、それ以上の変化ですからね〜 相当ですよ〜!スクリーミンスリップオンEXでも、インジェクションチューニングがとても有効なのも、立証出来ましたね〜(^v^)
 
 

ご納車前の色々 / 車体整備 / チューニング / 08y FLHTCU

次は車体整備に移ります。
まずは、リア回りから・・・と、スイングアームやリアタイヤ交換をしていこうとする前に、ここでエラー発生。リアのアクスルシャフトを抜き、スイングアームを上げると、プーリーに圧入されているシールドベアリングのシールが無くなった姿で出てきた。
 
しかもそれを隠すかのような、薄っぺらい丸い形の板で、蓋をされていました。明らかに意図的にされています。
 

スイングアームを上げなければ全く見えないベアリングですので、おそらく前回のタイヤ交換時にやりかぶったのだろうと推測。外観を目視確認するだけでは到底見つけられるようなものではありませんが、どうも責任はこちらにあるようです。私はこの事については伝えられてない事実だったにもかかわらず、早く確認しなかったアナタが悪いとなりました。これ以上話しても時間が勿体ないので自らの責任で直していきます。(こんな事もあるんです)
 
 

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インジェクションチューニングで 883らしさを!

2台の883をチューニングしました!
 
 
□ 2011年式 XL883N
 

S&Sエアクリーナー45オリジナルキットのブラック で S&SテーパードEXの内容で・・・・ 
 

セッティングにかかります。
 
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V-RODマッスル インジェクションチューニング

またまたV-RODのインジェクションチューニングです。
でも同じV-RODでも違うところ。今回は1250ccエンジン。これは楽しみです。
 

エアエレメントもK&Nフィルターにチェンジ。
 

こちらも先日のV-ROD同様、非線形スロットルのインダクションです。
 

ちょいちょいお問い合わせ頂きますO2センサーボスは、こうやって使います。スチールのパイプにステンレスO2センサーボスの取付例です。(https://www.45degree.net/blog/?p=6807
 

 

 

そしてセッティングを施していきます。
 
このマッスルのオーナー様からは、乗って楽しいアグレッシブなマシーンに仕上げて欲しいとの事です。低速のトルク不足もどうにかして欲しいとのご要望もありました。以前タイヤ交換時に試運転しに行った時にも、低回転域がスカスカでいまいちピンと来なかった印象がありましたので、おっしゃっておられた事はすぐに飲み込めました。
 
 
それぞれ同一条件で、セッティング前に起こっていた一連の症状。
1:2000rpm付近でアクセル一定で流して走っていると、前後にガコガコとシャクる感覚が強く伝わる為、安定感に欠け非常に乗りにくい。
2:アイドリング回転数が不安定で、不整脈。音もショボショボと情けない。
3:加速時は一度ガクッと落ちて、それからなんとなく加速する印象。音も軽々しく力強さは感じない。
4:アイドリングでエンジンがプスッと勝手に止まってしまう。

 
こんな症状が起こっていても、パワーチェックするとそれなりのデーターなのでインジェクション車の場合、「パワーチェック」だけでは全体の10%未満の事しか把握出来ない。真実はもっとグッサリ奥まで入れないと解らないのです。それが、「パワーチェック、プラス、診断」です。これをするとで、やっと全体の様子(有り様)が見えてきます。
 
 

こちらはセッティング後のパワーチェック。108馬力の、トルク10.32kg-mでした。かなりいい感じに出来てきて、期待以上の仕上がりになりました。
 
 
ちょっとパワーカーブ見ながら語ってみましょうか・・・。
 
 
カラッと乾いてアクレッジブな感触でありつつ、流して走っている時にクッと少しアクセルを開けてあげるだけでシートにお尻をグッ・・・・と押し付けられ、そこから更にスパッとアクセルを開けると、音と吹け上がりが尋常じゃない異次元の世界へ誘う。力強い排気音と共に頭をグィーッッッッと後ろにもっていかれる加速感と、まるでワープするような景色が、セッティング中にも得られるパワーカーブの、なめらかで気持ちよく右肩上がりな様子から走りが想像出来ますね!
 
 
 
・・・・と想像と現実の確認の為に走り出します。全体的に想像通りですが・・・・ 
いやあ〜。シャシダイナモ上ではガンガンとレブに叩き込みましたが、実際に走っては、レブにはカスリもしない(汗) 
 
いままでのハーレーのような、ドドドドドーーーなんて生易しい加速じゃなくて、ギャャヤアアアアアアーーーーーアン!!!!て、本気ワープですからね(大汗)クローズド以外では、危ない(・_・;)
 
実走でそこのチェックはわざわざしなくても、シャーシダイナモ上でバッチリにしてありますので大丈夫♪♪ 心配無用♪♪
 
 
さて、話は戻って。吹け上がりも十分。あとは、5速ギア時 2000rpm走行からの加速も力強さを感じ、いままでの様に加速状態に移るためにギアを落とすシーンはかなり減ったと思います。そして非線形スロットルを意識し、アクセルワークに対して的確に応答するようセッティングしましたので、どこからでもグイグイ加速出来るようになっています。トルクフルになって、いうならツインカムエンジンのトルクで流す感触の良いところと、Revolutionエンジンの本来のポテンシャルである強烈な加速が合わさったような仕上がりになりました。Revolutionエンジンの本来のポテンシャルを引き出し、味付けも加えてトルク増し、吹け上がり倍増、加速音に厚み増し!安定感グッ!といった内容に仕上がりましたので、あとは、使うか使わないかはアナタ次第です。
 
これで向かうところ敵なし? 正直、ボクのLS-6エンジンのZ06での、直線の勝負は願い下げたい。たぶん現行のGT-Rでも危ういんじゃないかなあ・・・。GM史上、最強の生産型エンジンと言われるスーパーチャージャー付きLS-9エンジン搭載のCorvette ZR-1となら150km位までなら、同等か、このV-RODが前を行くか・・・抜きつ抜かれつの攻防戦が予想される。国産スーパースポーツでも、ドラッグ的な勝負だと負けちゃうだろうなあ〜。チューンしたV-RODの戦闘能力は異様に高い。
 
 

 

2008年式FLHTをドコドコ言わす!


08年のFLHTを、ドコドコ言う仕様に仕立てていきます。
ノーマルは、スゥーッと走っちゃいますからね。ズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面を色濃く引き出してあげます。そのための要でもあるエアクリーナーと、ヘッダーパイプはS&S Cycle製の“Power Tune Dual”!それらを用いてインジェクションチューニング。セッティングしていきます。
 

 

DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)式の場合、ズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面と呼ばれる仕様にするには、塩加減とスパイスの配合を工夫してあげると、いい感じに仕上げることができます。
 

パワーカーブもいい感じで、オーナー様が求めていたズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面に近づいたと、感想を頂きました!