「エンジン」カテゴリーアーカイブ

カムも変えればいい、というものではない、という記事 / 2016MY FLHXS

すでに他社様でお勧めのカムに変え、チューニングに納得がいってないとのことで、チューニングのみのご依頼の案件
 
2016年式でバンスのパワーデュアルのエキパイに、トルク抜けマフラーで有名なCFRが装着
 
カムを聞いて、「えっ…」と私の表情が曇ったことを先にお伝えしておきます
 
入っていたカムはS&Sの551というカムです
 
S&Sの記述を見てみました
 

カムのことを知らない人は大体これをみてギリギリいけるサイズを選んでいるが、それはセンスのない選び方 これは全く参考にならない 続きを読む カムも変えればいい、というものではない、という記事 / 2016MY FLHXS

シリンダー変えると車検通らんよーになりますよって話 / 改造申請

シリンダー変えると車検通らんようになりますよって話

支局に持ち込み、検査を受けた際にバッテンくらって現地で対処不可能で帰ってきました

バッテンをくらった理由はこれですね 「S&S7083」
 
なんで通らんようになるのかって、排気量が変わってるのではないかと疑われるのです
 
ぶっちゃけ、何も用もないのにわざに社外シリンダーには変えないでしょう?
 
そこを突っ込まれるのです
 
検査員の人たちもハーレーの改造に関して何も知らない人ではなくなりました
 
むしろ詳しいくらい
 
怪しなと思われたら膨大な資料の束を持ってこられますよ
   
確かに昔はハーレーをベルト駆動からチェーン駆動に変えても知らないのをいいことに通してしまうこともありました
 
審査事務規定ができる以前、平成15年以前はそれでも通っていたかもしれませんが、今は違います
 
シリンダーが変わっているのはわかった。では、排気量が変わってないことの証明書を出しなさい、となるのです
 

改造審査要領、「原動機(2)の② 原動機の総排気量を変更するもの」に該当しないか疑われています
 
ボアストロークの資料と、「自動車製作者が当該自動車の補修の為に製作した部品を用いた補修交換については、 「改造を行ったもの」に該当しないものとする。」についてを問われます。
 
これを言われてまずは困惑しますね。これ、サイズはさておき、排気量に関わるものを自動車製作者が当該自動車の補修の為に製作した部品以外のものに変えているとなるとその段階で改造扱いになってしまう。そして「S&S7083」に関する資料をどうにか書類の紐付けで解決しようとしますが、まあまず無理です。写真が必要です。となると、エンジン開けないと。ね。
 
ここで私がとったのは、納期をプラスで3週間もらい、改造申請を行い、これで解決しました。
 
当たり前のことを当たり前にやっていればめんどくさい話はないのです。改造なら正々堂々と改造すりゃいいのです。
     
   
ユーザーさん、たかがシリンダー交換、と思わないでくださいね。
  
   
事あるごとに「広島は厳しい」と言われますが、そんなことはないでしょう。昨今は情報の共有です。
 
いつまでも原始人のようなリテラシーでは我々ジャパン、負けたままですよ。
 
 
お問い合わせはこちらから
 
https://www.45degree.net
https://www.rignise.com/hiroshima.php

スポーツスター883をシートカット比較 / バルブ回りを整えると回転上昇が全然チガウ / 2003MY XLH883


エンジン腰上からのオイル漏れの修理でご入庫頂きました
 
当たり前のことに加え、プラスでシリンダーヘッドのバルブ周りもやり直します
 
  
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一粒で二度おいしい1000ccボアアップ


「一粒で二度美味しい」と表現されたこともある1000ccボアアップ
 
883でしっかり走った後で飽きてしまっても1000にすることで、また楽しめる、という意味ですね
 
 
この度はリジスポ2003年モデル883スポーツスターを1000ccへ。

今年の2月にまた一台、正式に1000ccとなりました
 
(正式というのは車検証の記載変更も行なったという意味です)
(現時点ではすでにご納車済みです)

これにて、貴重なエアクリーナートリムを授ける事ができます

自称1000ccさんには弊社のキットを用いていたとしても、渡す事が出来ません
 
弊社にてこのエアクリーナートリムを販売できる車両は車検証記載が変更されていることが条件です
 
ただ、いつでも販売できるものではない
こちらのユーザーさんは本当にラッキーでした
 
 
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バルブシートカットツールを設備更新 / HMX-2000 EVO / Standalon cylinderhead working center – MIRA


以前からシリンダーヘッドの重要性はお伝えしてきましたが、ついに専用機の購入に至る
 
MIRA製(ミラ)と表現されますが正しくはMINELLI(ミネリ)社 の製品 スイスより取り寄せました
 
 
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