キャディーズショック by RaceTech

 

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キャディーズショックの、一部改良点と、ショックユニットのラインナップ再編成についてお知らせです。
○まず改良点

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車体への取り付け部が、以前のゴムブッシュタイプから、スフェリカルボールジョイントへ改良・変更されます。ボールジョイントになった事で、動きがとてもスムーズになりました。
「非常に少ない例」との事ですが 車両への取り付けの際、ショックユニット取り付けボルトをメーカー指定値以上のトルクで、非常に強く締め付けすぎた場合、取り付け部分のブッシュの可動幅が著しく小さくなり、結果として、シャフト折損が起きる可能性があるとの事での変更です。
弊社在庫分もUSAのRACE-TECH社での施工による「スフェリカルボールジョイント化」と、その他の改良を受けた物のみとなっております。
以上の理由からしばらくキャディーズショックの入荷が滞っておりましたが、来年早々からは順調に入荷致します点、お知らせ致します。

○ クロームスプリングのみ…

 

以前は、クロームとブラックのスプリングから選択できるようになっておりますが、クロームスプリングのみとなります。
(これについては、ブラックスプリングご指定される場合、金額は上乗せとなりますがパウダーコートでのブラックスプリング化も可能です。)

○ショックのラインナップ

 

サイズが大幅に見直されました。

FLHT系ツーリングモデルは13インチのみ(94年〜09年)
FXD系ダイナグライドモデル用は、12.5インチと12インチのみ。(91年〜09年)
XL系スポーツスターモデル用は、13インチと11.5インチのみ(88年〜09年)
ソフテイル用は以前と変わらず、エヴォ用とツインカム用。(84年〜09年)
V-ROD用は、13インチのみ。


FXD系、ダイナ用のローダウンリアショックユニット(11.5インチ)が消えてしまったという事になりますが、幸い弊社在庫分は、クローム・ブラック、共にございますのでお早めにどうぞ!

女性ライダーにとってもオススメな足つき性!
ローダウンフォルムが精悍なローライダーに!

 

○ 価格

 
様々な改良が加えられておりますが、価格は据え置きです。
また、当ショックユニットはオーバーホール可能ですので永く御使いいただけます。

マフラー/ブラック塗装


お客様からのご依頼で車検ついでにマフラーを塗装致しました[:パー:]
黒い結晶塗装で、エンジン部品などによく使われる塗装です。マフラーのような高温部にも大丈夫なのですよ。(塗った後に100℃近い温度で焼付けて乾かしますからね〜)
もともと、黒結晶塗装が多く使われるFXSTBには、かなりキマってるのではないでしょうか?!?!

ガバナー、みてます?

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忘れがちなガバナーのメンテナンス。
このガバナーも外してみると動きが悪く、お疲れ気味でした。動きが悪いとエンジンの吹け上がり不調の原因になりかねません。
3000kmごとに給油されると調子良く走れます。
ガバナーを取り外す際、一緒に付いているセンサーローターには取り付けに向きがありますので初めて分解される人は特に注意!ショップにご来店頂ければメンテナンスさせて頂く事もできますのでお気軽にお申し付けください。

ヘッドオーバーホールも・・・

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だいぶ浸透してきたのでしょうか。エンジン性能はシリンダーヘッド側で決まりますのでココを疎かにはできません。
↑は05年の883ヘッドですが、遠方のお客様からもご依頼頂いておりますシリンダーヘッドのO/H。オイル下がりをよく起こす04年〜のシリンダーヘッドも、ただステムシール交換するだけならどこでも可能なのでしょうがシート面を整えるとなればノウハウと道具が必要となります。冬時期にされてみては如何でしょうか?
車検・・・も一つの区切りで、ついでにガスケット交換とシート面調整(シートカット)、承っております。量産ヘッドの精度バラツキを改善しましょう。スポーツスターでも、ビッグツインでも、走りが変わりますよ♪

スリムな883→1200BoreUp化


06年の883Rを、883から、1200へボアーアップ致しました。
883ヘッドを使う為にリバースドームピストンを使ったボアーアップや、そのまんま1200のシリンダーヘッドにフラットトップピストンを使う方法はありきたりすぎて面白くない。
今回、一風変わったボアーアップに致しました。
『旧型スポーツスターのシリンダーとシリンダーヘッド』を06年883Rへスワップし、 『04年〜ラバーマウントスポーツスター』からエンジンフィンの拡大などで「Fat」になってしまったエンジンの概観をも変えてみました。違和感なく収まり過ぎて、好き者でないと気づかないあたりがステキです。
エンジンもスリムにシェイプアップした玄人好みなBoreUPは最高馬力75hp/最高トルク9.5kgトルクまでは楽に引き出せ、なおかつ乗りやすいエンジン仕様ですが、その後の発展性も持たせてるので今後も楽しみな一台になりました。
新型スポーツスターの883にも1200にもない、ビッグツインに(やや)近い走行フィーリングとスポーツスターらしいシャープな加速を両立できたエンジン内容だと思う。
883は160km位で頭打ち気味で風の抵抗が少なくなれば180kmは出ますがこれなら200km近く出るでしょう。まぁ、クローズドコースでのお話ですが。(笑) 
こりゃ、見た目も内容も感触も、なかなか新鮮で良いです。
もちろん、45流の内容に変更済みで、安易なスワップではない事を付け加えておきます。