「FLH(ツーリングモデル)」カテゴリーアーカイブ

03yFLHTCUiのインジェクションチューニング

2003年式FLHTCUiのブラックボックスをチューニング!
02年〜05年までのデルファイEFIでもインジェクションチューニング可能です。

 

独立菅でインデペンデントさせ、エアクリーナーはクリヤキンのHI-FIVE MACH 2をチョイス。
 
HI-FIVE MACH 2は・・・・
 

こんなのや
 

こんなのがありますが
 

こちらのMACH2は真ん中のオネーチャンが微笑んでいます。
 

このセットアップでインジェクションチューニング。
シャシダイナモ上でセッティングを進めていきます。
 

 
パワーカーブはこちら☟
 

最高馬力75.74hp  最高トルク11.34kg-M
  
この度はアイドル回転数900rpmと、乗り味についてもお伺いすると「スロットルに対してのツキが良すぎないよう、ほどよいダルさ加減で乗りやすく 歯切れの良さを出す」とご希望がありましたので、そのようにセッティング致しました(^v^) 排気音は低音が響き、歯切れありつつの乗りやすくという内容になり、ご納車致しました。  インジェクションチューニング時にはオーナー様の好きなフィーリングをお聞かせ下さい。御希望に沿えるよう致します。

2008年式FLHTをドコドコ言わす!


08年のFLHTを、ドコドコ言う仕様に仕立てていきます。
ノーマルは、スゥーッと走っちゃいますからね。ズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面を色濃く引き出してあげます。そのための要でもあるエアクリーナーと、ヘッダーパイプはS&S Cycle製の“Power Tune Dual”!それらを用いてインジェクションチューニング。セッティングしていきます。
 

 

DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)式の場合、ズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面と呼ばれる仕様にするには、塩加減とスパイスの配合を工夫してあげると、いい感じに仕上げることができます。
 

パワーカーブもいい感じで、オーナー様が求めていたズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの一面に近づいたと、感想を頂きました!

FLHX キャブ交換とセッティング(Full-Tune CV)


2006年式のFLHX ストリートグライドです。
 
つい最近、乗り換え、ご納車されたそうです。
しかし、ここで問題が一点。キャブが変わっている事で乗りにくいと。
 
以前はインジェクションモデルに乗っていらっしゃったせいか、納車時から付いてるS&S Super-Eキャブの、あの癖はどうも体に合わないとの事で、ご相談を頂きました。S&Sキャブは、いいキャブレターなんだけど、特徴の一つでもある「アクセル操作でエンジンに対して要るだけ送り込んでやるようにする」ので、ラフなスロットルは厳禁。ところが、インジェクション車は急激な操作や、ラフなアクセルワークでもなんら問題なく反応してくれるシステムですので、体がEFIの方に慣れてしまうと、ここのギャップが激しすぎたのでしょうね〜(・_・;)
 
扱い易さとパワーの両立、というなら、Full-Tune CV!これをお勧めして、この度交換となりました。Full-Tune CVにしておけば年間通してそのままのセッティングでも乗れるのでS&SやHSRの様な季節事の再セッティングは不要です。(特殊なセッティングをしてなければ、ですが)
 
 

元々S&S Super-Eキャブが付いていたのでS&Sのエアクリーナーが標準装備。キャブがCVキャブに変わっても、エアクリーナーごと交換することなく、使うことが出来るよう、しました。S&SキャブからCVキャブへの付け替えを最大限サポートします!
 

トップカバーはオリジナルの【CV 45° Full – Tune】 ポリッシュ CVトップカバーをチョイスして頂きました。
 
そして、セッティング。
その、結果は・・・・・!?!?
 

71.43hp !!!
 
10.88kg-M !!!!
 
ほっほ〜〜!! なかなか!

 
 
A/Fも13フラット(前後)で、なかなかいい感じにまとまりました。
エンジンに手を加えたんじゃないかと思うほど、良い感じのパワーカーブだったので、ちょっと興奮ッ!エンジンの調子は良好そう。下手に手を加えてるTC96よりも、トルクは出てますね〜!オーナー様も、乗りやすくなって、もん凄いパワーが出た!と、驚いていた様子でしたよ(^v^)

FLTRXSE CVOのローダウンとインジェクションチューニング


近くで見ると結構凝ったペイントが施されている。
 
2012年式のFLTRXSE – CVOです。
おそらく2012年モデル内でも派手なカラーリングなのではないでしょうか??
 
 

リアショックを交換。このCVO用にオーダーメイドしたスペシャルショックを取り付けます。
 

そして、次はインジェクションチューニング。
 

スロットル全開の3000rpmも、スロットル全閉の4000rpmもすべて使う領域の細かな「荒」を取り除き、セッティングをびしばし進めていきます。そういえば、V&Hのヘッダーにサイレンサーのセットアップで、以前にもCVOで同様の仕様がありました。(こちら→https://www.45degree.net/blog/?p=5714
 
となると、すでにデーターがあるので、入れたらそれで済むじゃん!!!
 
な〜んて事は、しませんよ!
加えて、私の経験上、インジェクションチューニングをする上で二つとして同じデーターは存在しません。
 
と、クチで言うのは簡単なんだけどね〜(・_・;)
 
 

2012年式のFLTRXSE – CVOの、セッティングまで合わせた時との比較です。青いグラフは純正ヘッダー、赤いグラフはV&Hのヘッダーになり、更にセッティングを合わせた比較となる。その結果、88馬力と14.70キロのトルク。馬力は20馬力アップ、トルクは1.5kg-Mアップという結果。「心地よいライド感」と「ストレス無しの加速」の両面を併せ持つセッティングで仕上げました。
 

で、V&Hのヘッダーにサイレンサーの全く同一のセットアップで、CVO同士の比較。
データーはまるで違うけど、パワーカーブは全く同じ弧を描いてるわ。まっ、そりゃそうか(笑)

リ・セッティング (FLTRX)


こちら昨年の8月にパワービジョンでインジェクション・チューニングをご依頼頂きましたが、この度はマフラー変更に伴いセッティングを合せなおしました。
 
https://www.45degree.net/blog/?p=6136 ←以前の記事
 
 

マフラーをRineHart Racingに変えたのでリ・セッティングを・・・って、診断してみると、この結果。状況が変化したので、セッティングが狂ったのですが、よく言う見た目にヌケの良いマフラーにするとガスが薄くなるという巷の定説とは真逆の結果でした。ガソリン突っ込みすぎてスベったパターンですね(^^ゞ
 
 

弊社オリジナルのプログラムでセッティング後は、赤いグラフに変化しました。

濃いすぎる状態を継続されるとコンディションが崩れてしまいますが、幸いにも由々しき事態は回避できました。
 
セッティング前後で、馬力は72hp トルクは11.87kgへと変化しました。「約12馬力アップ」、トルクは「約2.1キロアップ」うーん、なかなか。これだけ差が開き、パワーが上がっても、メリハリをつけたセクシープログラムに仕上がれば楽しく走れる上にガソリン消費量も少なくて済むので、セッティング合わせていないといろんな所で勿体ないことをしている事になります。
 
このように、一度セッティング合わせてあげても、今回の様にマフラーを変えたことでセッティングを合わる必要が再度発生する事もありますが、そういった事にも対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。
 
  
□ 乗り味もプラス
今回の依頼内容をちょっと詳しく書きたいと思います。以前セッティングさせて頂いた際は、ごくごく普通に乗りやすく、パワーもトルクも楽しめる内容でお渡し致しましたが、この度はリ・セッティング時に乗り味にも手を加えたいなあという事で承りました。

ならば、と、RineHart Racingに変えてあるからこそ出来る内容にした。そして、電子スロットル特有の「足りないリニア感」を払拭させ、1〜4速ギアーではスぅ〜ッと気持ちよく車速に乗るよう加速させ、5速ギアー以降は流して走っている時からの加速にズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの特性をより引き出し、その結果心地よい振動が以前よりもライダーの気持ちとシンクロした「心地よいライド感」に仕上がったと思います。
 
アクセレーション一つで鋭い加速も出来る一方、景色みながら、ゆる〜く回るエンジン回転数で、深いアクセレーション、ズカダカ・・・・ズカダカ・・・・ドコドコドココココ・・・・ こういうハーレーの楽しみ方もありますよね。この辺はパワーカーブではまったく見えない感性フィーリングなので、そこがちょっとザンネン(+o+)