「FLH(ツーリングモデル)」カテゴリーアーカイブ

電気系チューンアップ!


2001年式のパパサンの、黄色い外装に赤いプラグコードを取り付けました!
プラグコードが一新されて更に綺麗なパパサンに、なりましたねー(・∀・)
 
 

2011年式のFLTRXにも、赤いプラグコード!
セドナオレンジにも赤いワンポイントが映える。
 

一緒にプラグも、ちょっと良いのをお勧めしました。
最近ちょっと調子が・・との事でしたので。エンジン始動と同時に音が変わった〜!と驚かれてましたョ(^v^)

昨日の写真!(いろいろてんこ盛り)


2011年FLHX セッティングにかかります!
S&Sエアクリーナーに交換、純正エキパイを用いてのセッティングです。
 

マスターチューンでセッティングをしていきます・・・。エキパイ内には触媒が備わり、触媒の機能を考慮しつつセッティングを施していきます。
 

完成!
 
 

ミッションのシフターシャフトシールの交換と、エンジン分解にて点検を行い・・・
 
 

V-RODマッスルの前後タイヤ交換。メッツラーME880を履きました!
 

240は見慣れた感があるけど、やっぱりデカい!
 
 

そして、そして。2008年FXSTC エンジンを色々触った後のセッティング。
 

パワービジョンを使いセッティングしていきます。
「インジェクションのセッティングをすると車検には受からない」と思い込んで居る人がいらっしゃいます。確かに受検出来ないような生ガス垂らしまくりなセッティングでは受かりません。ましてや、今回はエンジン内を色々触った上に、更にインジェクションのセッティングを施していきますので、未知数な領域でしょうね!
 
これを見て貰えば、「エンジンを触っても車検をパス出来る」と解ってもらえるハズ。
但し、45でパワービジョンやマスターチューンなどでセッティングしたハーレーに限ります。他方での事は含めていないのでご注意あれ。
 

現行で適用される一番厳しい規制値を基準としてもCO、HC共に問題なくパス出来る値です。(この値はO2センサーレスでの値です)
 
 
という感じで進めていました(´∀`*)
 
 
それでわでわ。

追加メーター(^J^)


 
追加メーターの取り付けです!
FLHTモデルには、2つ、使われていないメーターがあります。そこに、追加メーター!
 
ウルトラ・FLTRなどに、標準で取り付けされているのは、油圧計と、空気温度計です。油圧はいいとして、空気温度には、あまり魅力を感じません。正直、日本では、あまり役に立たないからね。オイル温度が監視出来るよう、油温計をご提案。オイル温度を常に監視出来るようにしていきます。
 

油圧計!
 

油温計!
この油温計は、ウルトラ、ストリートグライド、ロードグライドなどで、標準装備の、空気温度メーターと、入れ替えて使う事が出来ます!こちらの方が、便利ですね〜!!油温計メーターは、写真の黒の他に、白もありますよ! 油温計お勧めです!オイル交換と同時が、お勧めでっす。
 お

若返り!

若返り!
リフレッシュ!FLT!
 
という事で久々の45ブログです。
 
前回が10月19日ですね。
気がついたらこんなに日が開いていました。
 
 
気がついたら繋がりで、たまー・・・・に、ある事。
 
ツーリング中、その人のバイクから「臭う」ので、ちょっち気になって質問。(気づいたのは職業柄だろう)
 
「オイル交換したの、いつですか〜?」
「おー、この前よ」
「この前って・・・・(考え中)
「この前の車検のときよ」
「車検・・・ですか?」
 
ナンバーを確認中・・・・
数字をみて、カレンダーを見て・・・
 
 
げっげっ
げげげーのげー ((((;゚Д゚))))
 
 
よく見たら今月が車検満了で、
前回の車検の時、つまり2年間無交換だったってオチ。
 
その間走った距離は・・・・・・・ んー(苦笑) 伏せておきましょう。
 
抜いてみたら200ccも出てこない・・・。
 
エヴォのエンジンは強い!!なんて笑い飛ばしていました。10年ほど前の事です。
 
 
で、話は戻り今回の若返りプロジェクトのFLTさんは1990年式の四捨五入の20年選手のツーリングモデル。
 

 
試運転させてもらったり、診断したりチェックしたりで、どこをリフレッシュするか検討、打ち合わせ。エンジンの方もオイル漏れが多いので気になるとの事でしたが、今回はシャーシのリフレッシュをする事になりました。
 
このFLTさんは、フワーンフワーンとしたゆるーい乗り心地で、ツーリングモデルの割に直進・カーブでの安定性があまり無い印象。ゆったり流して走るというよりは、コーナーの度に緊張するような感触。でも、これはこの頃のツーリングモデルにありがち・・・現状で走っている80年代・90年代のツーリングモデルに乗る人は思い当たる所があるのではないでしょうか。
 
経年変化による老化現象と、元々抱えている問題点。これをビシーッと若返らせ、シャキッとさせた。ツーリングモデルは大きい車体とは裏腹に整備は細心の注意と丁寧な作業を長時間に渡り要求されます。でもその甲斐あり、フワンフワンした感触は100%消え去り、ビシーッとした安定感、鉄馬と呼ばれるハーレーと、ライダーとの「人馬一体感」が、ひしひしと感じられる仕上がりになりました。目を瞑って乗ると20年選手には到底思えないでしょうね。
 
そして更に細かいアライメント調整を施し、本日納車です(^▽^)
 
今回の作業内容は丸2日ががりの内容なので、いつものような記事は割愛。ごくごく一部を抜粋してお伝えしますね〜。
 

摩耗し、腰が失われたベルト
 

強化型の、鳴きにくいベルトへチェンジ!
 

ぺったんこになったエンジンマウント。
10年10万キロの耐久性を持つマウントに交換致しました。
 

スイングアームのブッシング、その他諸々も傷んでいます。これらも軒並み交換していきました。
 

ブレーキディスクも摩耗が著しく交換。ブレーキパッドも交換。当然フルードも交換。
 

試運転後、調整の為にもう一度リフトアップした時に確認。ブレーキの当たりも良好なようです。

無事にご納車出来ました

先週は計8台ご納車!
・・・一週間あっちゅう間でした。
なんとかご納車できたので良かったです。
先週は一週間の間に2台インジェクションのセッティングを行いました。
 
 

こちらのFLHXさんはパワービジョン化をしました。そのまま愛知であるというミーティングに向けて行かれました・・・。
 
 

レースチューナーのセッティングです。こちらもなんとか間に合わせた。
元々入れておられた一応のデフォルト状態を解析ツールを使って調べてセッティングする事に。元々入っていたデーターでも、おぉーっと思うとこともありました。プライベーターでもなかなかの状態で持ち込まれています。でも、細かい詰めは設備がないと難しい。そこで私のお仕事です。
 
今回は今の乗り味は好きだから、それを変えずに、良いセッティングを・・・と伺っておりました。変えればいいっちゅうもんじゃないって事。難しいです。そのため事前にかなり色々と教えて貰いました。アクセルワークとか、走り方とか。
 

 

二つのO2センサーの色が違いますが、やたらと白い方がリア側についていましたO2センサーです。プラグの色以上に判りやすい具合です。調べてみても、納得の状況でした。


S&Sのヘッダーパイプに交換していますので、リア側の効率が格段に上がった影響です。
 
そのため、今のセットアップに合わせてあげただけでパワーアップは望めますが、それと同時に乗り味もガラーーッと変わってしまいます。これはとても密接。
 
困った・・・。元々の乗り味のままじゃセッティングは合っていない、しかし、セッティングを合わせると乗り味が変わる。俺は今何をしているんだ?セッティングをしているんだ。という事は乗り味は絶対に変わる。納期があるので時間ナッスィング。短時間の間に色々と考える。
 
そこで、あえて乗り味をこの辺を望まれているんじゃないかな??な所に、あえて、してみることにした。それは以前とは乗り味を変えるということ。言ってみれば大冒険。シャーシダイナモで設定後、詰めの甘さをフィーリングと体感で取り除く。いつもはタコメーターに目がいく所だが、そこは心眼で、右手も意識する事なく、このバイクのオーナー様になりきった気持ちで無意識の意識で走らせる。うん、たぶん、いいだろう・・・!
 
フィーリングの問題なので、セッティングの良否は当然「良」であっても、肌に合うか合わないかは別問題でとても大切ですので、ダメなら厳しく評価してくださいとお渡ししました。そして翌日、すごく良かった!と、言ってもらったので、一安心。
 
結局は乗り手の肌に合わないセッティングは、どんなにセッティングが良かろうが、それは機械的に良くても、1オーナーである乗り手が望まれているように、1モーターサイクルを調律する事がとても大切です。即ち、これはデーターではなく、フィーリングの問題なのですね。
 
喜んで頂けたようで、とてもホッとしています。