「エンジン」カテゴリーアーカイブ

98y ローライダーのカスタム&E/Gリフレッシュ&チューンアップ

1998y 最終エヴォ1340ccローライダーのカスタム&エンジンのリフレッシュプランでお預かりです(^v^)
 
エンジンの他に、キャブレターのセッティングも、同時に行います。こうする事で、より効果的になります。
 

エンジン分解、シリンダヘッドです。カーボンまみれです・・・。

 
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腰上オーバーホールついでのMedi-Bright


2003年XLH1200C ゼロサンの1200カスタムのエンジン腰上O/H。
プッシュロッドカバーの下からエンジンオイル流出事件によりガスケット交換を余儀なくされた1200Cですが、ついでに腰上のオーバーホールをば。このメニューにはシリンダーヘッドのシートカットと、バルブのリフェースが含まれます。これからご紹介しますMedi-Brightは別途となりますが、それでもやる価値は十分あるので、ご紹介しておきます。
 
弊社では「Medi-Bright」というウルトラ綺麗に出来る処理を行なっておりますが、エンジン分解した時になら、出来るMedi-Brightをご覧いれましょう。
 

シリンダーの側面にある色が載っていない所、ハイライトが、汚れていますが、接近すると白いサビも見られます。
 

シリンダヘッドのハイライトにも同じく。汚れも多数で、白いサビも見られます。
 

こちらはシリンダーヘッド内の具合。オイルが焼けた様子が見えます。
 
ハイライト表面を、よーーーくみた事は、ありますか?だんだんと機械加工の跡が続いています。
 
シリンダーやヘッドのハイライト表面に、サビが出ているのを見ると、アルミを磨いた経験のある人で道具を持っている人なら、ピンときて、そこを、ペーパーヤスリや、スポンジ研磨剤などで擦ってなだらかにしようと、するかと思います。
 
だけど、そうすると、サビて腐食した面は徐々に無くなり、一部分だけ、ツルッとしてしまいハイライトの風合いが変化してしまいますが、人から言わせれば言われなきゃ判らない程度でも、それをやった本人には見逃すことが出来ない事態。要するにすべてやれば良い事で、すべてやらざるを得なくなるとも言いますが、そのサビの腐食の程度によっては、とても大変な作業です。
 
そこから、さらにキラッと光らせようと、コンパウンドを使った日にゃ、黒くペイントされた所に付着して、とんでもない白いシミになってしまい、ここまで行き着いた人は、激しいディープスタックをやらかした事に落ち込んで、このやるせない事態にすべてを放り投げて思い切りビールでも呑んでしまってるハズ。いまここで、ウンウンと頷いている人が何名かいらっしゃるかと思います。知らずにやると、大変ですね。まあ、ちなみにこれはワタシのだいぶ前の体験談ですが。
 
という事で、手先やウエス使いが起用で上手いな人ならまだしも、ポリッシュされたアルミを綺麗にするのより、はるかに厄介な事になり、個人的には、あんまりお勧め出来ない方法です。
 
純正の風合いを出来るだけ取り戻したい人や、ソツのない仕上げをお求めのお客様には、Medi-Brightでの処理がお勧め。かなり気に入って頂けるかと。ちなみに、あのコンパウンドで白くなったのもMedi-Brightで落とせますよ(笑)
 
 
 
では!Medi-Bright処理後の写真を載せていきます。
 
 

まずはシリンダー。
Medi-Bright処理前と比較してみてください↓
 

ご覧の通りですが、実物を間近で仕上げ表面をよーくみると、フラットで違和感のない仕上がりです。
 
 

シリンダーヘッドのハイライトも、このとおり。
 

以前はこれですから、かなり綺麗になりましたね。
 
先のシリンダーも、このヘッドも、そうですが、黒いペイント部分も、一枚皮が剥けたようにさっぱりと綺麗になり、黒がより際立ち引き締まった様にも見えます。
 
 

シリンダーヘッド内の汚れも、この通り。
 

 
エンジン腰上や、エンジンそのものの、オーバーホール時や、ガスケット交換と同時に、Medi-Bright 如何でしょう?? もちろん、Medi-brightは、ホイールや、そのほか色々出来ます。
 
 
ではでは(´ー`)/~~
 
 

08y FLHTCU・・・・ご納車前の色々 1(エンジン)

この度、周りのご友人の方々からのご紹介でのご来店から始まり、色々ご相談頂きまして、ご希望のハーレー探しから、ハーレー購入、車体整備、エンジン・インジェクションチューニングまで、一式ご依頼頂きました。大変有難いお仕事です。
 
探し始めてしばらく。出てきました。黒のウルトラ2008年モデル。
 
いくら程度が良さそうな中古車でも、新車ではありませんから、安心して乗ることが出来、楽しめるハーレーにするべく、すべてお任せ!とのご依頼で頂きました。
 
エンジン・インジェクションチューニング・車体整備など、ご予算の範囲で最良の状態にしてご納車致します。
 
 
まず、要のエンジンです。2008年モデルで、走行46,000kmほど。そもそも新しい年式であり、別に壊れているわけでもないのにエンジンを開ける必要が有るか否かの判断もあるが、「最良の状態」を作る為にもきちんと中身を知り、必要な修正や作り上げていくのは大切です。パッパッと開けていきます。
 

 

 

 

シリンダー・ピストンクリアランスは測定の結果OK。
良いアタリを付ける為にも、ピストンリング交換、クロスハッチをあてなおす。
 

  

チャンバー室のカーボン除去後、シリンダーヘッドを分解し、バルブを外してみるとシート幅がかなり広がっている事が判りました。
 

シートカットと、バルブのリフェースを施す。
 

エンジン組み立て完了。気持ちよく走る為のカムも交換済み。
エアクリーナーはKuryakynのハイファイブ MACH2です。
 
つづく!

XL1200Rのリフレッシュ


2005年式XL1200Rのリフレッシュ開始です。
が、続きは後ほど・・・この記事に続編載せます。
 
今日はここまで。
 
 
□ □ □
2012年2月2日未明・追記
 
今回のリフレッシュ作業は最近乗る機会が減っているようでして、それに加えて下のトルクがなくなった感じでツーリングに行くのが怖いくらいになっているとのこと。2005年購入から自前でオイル交換、部品交換されているそうですが、特に整備に出したこともない、との事で、気持ちよく走れるXL1200Rのトータル的な整備でとの事でご依頼頂きました。
 
エンジン分解しまして、先ずはカーボン落とし。
 

 

 

バルブはリフェースで再利用可能だった。
 
バルブガイド内にも手を加えバルブのスムースな動き助け
ガイドの芯出しを行い、最低限度のシートカットを行う。

 

 

ピストンクリアランスを計測し、歪みを取り除いた後にシリンダー内をホーニングしクロスハッチを付け直す。もちろんピストンリングも新しいものを使うが計測は欠かせない。
 

時によっては著しく傷んでいる部品が出てきて困った話になることもある。大部分がリフレッシュのみで済んだので良かったが、単純に組み付け直すのではなく、シンプルな作りの構造物だからこそ、一つ一つ意味と機構を理解した上で丁寧に組み付ける事が大切です。

インジェクション883を「組み立て」


組み立てを待つシリンダーとピストン。
 

MAHLE(マーレー)のピストンを使います。
3.498 Bore /Dishタイプで、その気になるコンプレッションレシオは9.7:1。
 
883ヘッドを使いつつ小気持ちよく軽快に走る方向性のなかにも、この「材料」を使いつつの、インジェクションチューニングの方向性も同時に思案中。883純正ヘッド使いつつの「改」1200に、マーレーピストンならではの吹け上がりも含みつつ、ぴったりくる点火マップはどうもってくかな〜と走ってる時の情景を思い浮かべながら、ね。こういう時が愉しいんです。
 

 

シリンダーをセットしまして・・・・
 
 

次はシリンダーヘッドの加工です。
 

ピストン自体は883ヘッドが使えるようになっていますがより多くの空気を取り込み、より良く燃焼できる、よい状態を狙い883ヘッドを加工。ヘッドを加工するツールでひと手間加えていきます。
 
 
次回はいよいよエンジン始動です!