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2012年 VRSCDXのインジェクションチューニング


2012年式のVRSCDXのインジェクションチューニングです。愛媛からのご来店です。遠路はるばる有難うございます!
 
この度は一泊二日でインジェクションチューニングを行いました。設定項目も修正時間も水冷式の高回転型のモデルともあり、他のモデルより時間がかかる為日帰りコースではなく、一泊コースです。
 


それぞれの最高値にはそれほど変化は出なかったですね。
これよりも、V-RODオーナーはアクセルのダルさに不満があるので、最高値よりも重視する所はアクセルのツキ、フィーリングです。
 
 

 

完成です。
ダイノ(シャシダイナモ)から下ろし、僕が乗って確認。その後、オーナー様に試運転をお願いして確認して頂きましたが、ウーン・・・どうもイマイチな様子なのが感想からも表情からも伝わってきました。経験とさじ加減でスパイスを調整。そこでチャッチャッと手直しし、もう一度乗ってきてもらうと、コレダー!という感じでバッチリ!に決まった様子でした。よかった^^
 
いくらシャシダイナモ(ダイノ)の上でいい仕事をしたとしても、乗り手であるお客様にシックリとくるチューニングでは、ない事もあります。(と、何度も書いてきていますから、ちょっとしつこいですね。すいません)
 
ダイノありきのチューニングではあり、そればかりでは、良いチューニングに仕上がるとは言えないのですね。設備だけでは判断出来ないところ。難しいですね〜。
 
 
 
でハでハ
 
 

マサでした。

96y FLHRi キャブコンバート 「その前に」


 

こちらのロードキング、三重県からお持ち込み頂きました。遠路はるばる有難うございます。96年式エヴォ・FLHR ロードキングのインジェクションモデルをこれからキャブ化していきます。
 
エアクリーナーを開けていますが、キャブ化前に事前調査と先ずは御見積の為に色々調べています。
 
蛇足ですが、エヴォの頃に使われていたEFIはマニエッティ・マレリです。ちなみに2001年までのツーリングモデルではマニエッティ・マレリが使われていました。エヴォに使われていたものも、ツインカムで2001年までのものも、システムそのものは大きく変わりはありません。 現行で採用されているデルファイ(Delphi)のEFIとは構造も、内部のシステムも、まるで違う物です。今改めて見ると、ハーレーのEFIの進化の過程が垣間見れますね。
 
今思い出せば、2002年式の新車FLHRCiに乗って、それまでのEFIとは乗り心地も、走り味も、トルク感も純正なのに、モリモリーーっと加速する感触といい、ビックリするほど格段と良くなっていました。当時細かいシステムのほうは知りませんでしたが、体感として、とても感動した覚えがあります。あれからもう10年も経ってしまいました。

FLHXSE スーパーチューナー チューニング

続けて、CVO ストリートグライドのスーパーチューナー チューニング。
 
普段からバイク弄りはお客様ご自身でされているとの事ですが、お話を伺ってみますと、プラグとオイルは要チェックやという事で確認をしましたら・・・ 
 
 

2,000km前にモチュールのオイルに交換されていたそうですが、この状況では要交換です・・・。レベルゲージを見ると「アド・クォート」にレベルあります。つまり1クォート入れなさいという意味ですからエンジンオイルの量はかなり減ってます。抜いて出てきたオイル量調べると1.5リッター。おやおや。
 
この度はKLOTZの20w-50をセレクトして入れました。プラグも要交換。チューニング前に見つけて良かったです。
 

その後ダイノに固定。
 

S&SのPower Tune Dualにサンダーヘッダーの組み合わせ。トルク殺しのサンダーコーン・・・なんて別名があるマフラーからは、トルク激減りが予想されます。
 

スーパーチューナーを既に使用中でしたので、引き続きスーパーチューナーでチューニングを行います。
スマートチューンで格闘した様子が、マップから見られたような気がしました。
 

アイドリング中の空燃比です。乱れまくりなアイドリングからは予想通りの値。乱れていた要因は1,000回転以下の点火タイミングを0°にしていたのも関係していますが、それにしても高すぎる実測の空燃比値です。
 
 

チューニング前のロールオンテント結果。オイルなど交換した後のデーターです。
 
 

そして、こちらはチューニング後の結果とオーバーラップさせたグラフとなります。最高馬力は変化ありませんが、ノーマル110キュービックエンジンCVOで88馬力とは最高に馬力が出るマフラーは伊達ではないですね! トルクの落ち込みについては、比較をしてみると、ああ、やっぱり有ったんだね!って感じですねえ。トルクアップさせる為に工夫を施しています。2000回転以下なんてトルク値3キロ近く差が出てるので大幅に走りやすくなっているハズ!?!?ご納車前にオーナー様に試運転お願いして感想を頂きましたが、親指立てて、良かったよ!と感想頂きました! 高速道路走るのが楽しみや〜って事でした。また、なにかありましたら、お願いしますね。
 
 
でハでハ!
 
 

マサでした!

FLHXSE スーパーチューナー チューニング

CVO ストリートグライドのスーパーチューナー チューニング。
 
普段からバイク弄りはお客様ご自身でされているとの事ですが、メンテはね・・という事で、ご依頼頂きましたので、確認をします。
 
 

エンジンオイル量OK。
 
プラグやその他諸々、チェック☑を入れていきます。
 
その後、チューニングに取り掛かる!
 

スーパーチューナーを既に使用中でしたので、引き続きスーパーチューナーでチューニングを行います。
 

 
まず初めにチューニング前のロールオンテスト。
 

こちらが・・
 
 

赤いグラフに変化しました。
77.5馬力→83.8馬力(6.3馬力アップ)
13.06キロ→14.07キロ(約1キロアップ)
それぞれ、最高値の変化ですから、トルクの立ち上がりでの差はかなりあります。
 
レブリミットはパワーカーブを見ると5,500回転で十分と判断して変更しました。
 
加えて実際に走ってみると修正が必要でチョコチョコっと手直しして完成です。
 
最近CVOが多いですね!
 
でハでハ!
 
 

マサでした!
 

FLHXSEのサンダーマックス チューニング


FLHXSEのチューニングです。
 
 

サンダーマックス取り付けの状態でお持ち込み頂きました。
まずは診断を・・という事で、診ていましたが、そのままチューニングでお預かりしました。
 
 

必要なセンサー類を取り付けて、チューニングを行います。
サンダーマックスを扱った事のある人なら不思議な光景に映るでしょうね〜
 
 

こちらが、チューニング前のロールオンテント。
 
このチューニング前と、チューニング後のロールオンテントを、オーバーラップさせます。
 
 

赤いグラフがチューニング後です。
パワーもトルクも上がっていますが、過剰に供給されていたガソリン量が適正に合わせなおされているのが判ります。
 
サンダーマックスを真剣にチューニングしようと思うと、大変です(笑)
なんとなく走るぶんには、なんら問題はないように、感じるはずですけどね。
時間には余裕を持って、お持ち込み下さいね〜
 
 
でハでハ!
 
 

マサでした!