「エンジンマネージメント」カテゴリーアーカイブ

FLTRXSE SE PROスーパーチューナー チューニング


 
FLTRXSEのチューニングです。
近日で続けて同じ年式で同じ車種と同色のチューニング車輌が入るのは珍しいですね〜
 
こちらはスクリーミン・イーグルのPROスーパーチューナー済みでしたので、引き続きスーパーチューナーでチューニングを行なっていきます。
 
内容はアイドル回転数を900回転以外は、ほぼお任せ頂きました。
 

チューニング前後のロールオンテント結果をオーバーラップさせました。
 
チューニング前 78馬力 13.9キロ
チューニング後 82馬力 14.5キロ (それぞれ約)
 
多用する3000回転までの最大トルクは大雑把に見ても1キロ近くアップしていました(^v^)
 
このCVOはスクリーミンの110キュービックインチエンジンを搭載していますので、本領発揮させれば強力なトルク感が背後からバイクを前に押しやる感がありますが、狙ってやったわけではなくも、1500回転付近でポッポッポッポッとエンジン鼓動を感じながら走れる良いところもありました。色々なセットアップ次第で心地よさは変わるものですが、このFLTRXSEをチューニング後、試運転して帰ってきたときは、この鼓動がとても心地よかったですね。ちょっといい発見、でした。
 
ではでは!

07y FLHTCU ウルトラ レースチューナー チューニング

2007年式ウルトラ君のスクリーミン・レースチューナーのチューニングです。
 
と、その前にヘッダーパイプとエアクリーナー交換!
 

こちらは純正のYパイプです。
 
交換するのは、独立菅と連結菅双方の特徴を併せ持つこちら。
 

S&S Cycle製の“Power Tune Dual”
 
エアクリーナーもヘッダーパイプもS&Sで固めます。
 

こんなのや
 

こんなのも抜かりなく交換し
 
 

S&S Cycle製の“Power Tune Dual”へ交換。
ここまでの時間は・・と、タイム測ると一時間ってところ。まあまあかな。慣れてないと丸一日かかってしまう・・・と、とあるお客様から苦労話を聞かせてもらったのを、思い出しました(笑)
 

これで、割れてしまう純正Yパイプともお別れ
 
グッドサウンドとモアパワーが得られました。
 

エアクリーナーはエアーストリームでGo。
 
 
 

そしてダイノルームにてインジェクションチューニングです。
 

まずこちらはS&Sのエアーストリームと、同社“Power Tune Dual”へ交換後、チューニング前のロールオンテスト。つまりECM内のデーターは車輌をお持ち込み頂いたときのままでデーターは変更していない、状態です。
 
どこといって悪い所は見当たりませんね〜。
 
 
さて、細かいチューニングを行なった結果は??というと、こちら
 
 

カン!と上がりました。以前のロールオンと比較しても極端なトルク落ち込みは見られなかったので、以前と比べてグッグッと押し出し感が強いかな!?と体感出来るのではないでしょうか・・・(^v^)
 
ではでは。

フルノーマルの883Rをインジェクションチューニング!

大阪からお越しのお客様です。
BBT ブラックボックスチューニングでのご依頼です。
このお客様からお預かりしたご要望ですが・・・
 
・ドコドコ感がでるようにアイドリングを下げたい(現状1000rpm→800〜900rpm?)
・2000回転半ばくらいでトルクの谷(表現あってるかわかりませんが、いったんトルクが下がるような感じです)があるので、リニアに伸ばしてほしい
・(可能であれば)最高速度はUPしたい。
・(可能であれば)燃費は下げたくない。
・車検はそのまま通したい。
 
といった内容ですがBBTでも対応可能です。
 
そして、エアクリーナーのみハイフロータイプに交換してのご依頼でした・・・が!チューニング日までに準備が整わない事が判明し、オーナー様と再度打ち合わせし、商品が揃い次第に交換するとして、この度のチューニングではエアクリーナーを交換する前提でチューニングを行う事になりました。もちろんそれで問題が無いことを確かめた上で行なった事も付け加えておきます。
 
バイクの写真は一枚も撮っていません(残念)
大阪からの、ほぼ日帰りでしたので、あまり余裕がありませんでした。
 
でも、見逃していませんよ〜 かすかに聞こえる不具合な音。
お持ち込み頂いた際、チューニングの前に、確認の為にエンジンを始動すると、微かに聞こえる、エアクリーナーからの、「パスッ・・・パスッ」という音。その直後にアイドリングが乱れ、回転が上昇するという症状。キャブ車に乗る人なら馴染みの音でも、インジェクション車でフルノーマルの車輌から聞こえるとずいぶんと異様に聞こえますが、つい最近おろしてばかりの新車でもいってるのがありました。
 
これ、こんなものだと思って乗っている人がかなり多いので個人的には驚いています。
 

馬力は15%アップという結果!
そして判りやすいトルクの谷は、チューニング後には消え去っています。
純正でもまだまだ余地はあるものですね。これがチューンアップ!
 
 
 
さて、大阪に帰還されたお客様より感想を頂いております。(掲載の許可は得てます)
 
 
 
お世話になります。大阪の○○です。
ダイノのデータの送付、ありがとうございます。
先日は大変お世話になりました。昼だけでなく、夜までご苦労様でした。
 
さて、バイクの調子ですが、大変良いです。広島からの帰りですが、すぐに高速に乗ってしまうと具合がわからないままになりそうに思えたので、広島市内と海沿いの185号を少し走ってから高速に乗りました。
 
走った感想ですが、回転数が低いところから粘るようになり、一発一発のエンジンの燃焼が最適に行われている感じがしています。
 
あまり専門的なことがわかりませんので、感覚の話ですみませんが、ストックの状態は「問題ないレベル」で燃焼していたのが、チューン後は「最適なレベル」で燃焼できているように思えてます。(ストックの状態では空燃比がおかしいという話ありましたので、何か関係しているかもしれません。)
 
また、通常使うあたりの回転数(2000〜2500rpmあたり)でトルクがモリモリ増えたせい&トルクの谷がなくなったせいだと思いますが、とても乗りやすくなりました。
 
高回転の方も、どこまでも回るように思えるくらいスムーズに回っていきます。
 
低回転から高回転まで、とにかく楽しめるエンジンになりました。大満足です!ハイフローに交換を予定してますが、エアクリ変えなくてもいいくらいです(笑)。これでエアクリ変えて、さらにパワーアップすると手に負えなくなりそうで怖い〜(笑)
 
というインプレでした。
交換予定のフィルター、純正カバー対応品の中ではストイックに作られた、最高峰の物です。近日中にお届け出来ますので、それに交換してフルパワーをお楽しみください(^v^)

06yFXST HSRキャブ&TwinTecモジュール 交換&チューニング2


前回の記事からだいぶ日が開いてしまいました。
こちらが、このFXST専用に作成したツイテックモジュールのMAPです。
 
 

チューニング前後のロールオンテストの結果です。
純正CVキャブとの比較データーはありませんm(_ _)m
 
 

これにて完成!

06yFXST HSRキャブ&TwinTecモジュール 交換&チューニング

2006年式FXSTのキャブ交換とモジュール交換です!
 
この度のキャブレターはHSR42。
Full-Tune CV加工との比較をし、レーシーなキャブレターをチョイスされました。このキャブレターと、テケテケと三拍子を刻むアイドリングをセットで依頼頂きました。
 

純正キャブを取り外し・・・
 

キャブ差し込みのリングも大丈夫でした。
 

HSRキャブレターをカポッと取り付けで完了!とおもいきや、このキャブレターをツインカムへ取り付けるにはエンジンへの加工が必要。それをしないとキャブレターがちゃんと付かないので最悪エアクリーナーが壊れるかも・・・。
 
 

そして純正イグニッションモジュールを取り外し
 

TwinTecモジュールへ交換。
 
このTwinTecモジュールに変えたら凄い事になるとおもいきや
これ自体が凄い物では無く、調整が出来るようになるハコモノとお考え下さい。
 

こちらはTwinTecモジュール内に元々プリセットされている点火マップの中身です。
 
日常業務の一つであるインジェクションチューニングで見慣れたマップですが、TwinTecの場合、点火タイミングのマニホールドプレッシャの単位が「IN-HG」です。僕が普段見慣れている単位は「キロパスカル」の単位なので混乱しないようにIN-HGの単位でもって慎重に取り掛かります・・・。
 

チューニングにかかります。
ここで、キャブのチューニングと、点火モジュールを作りこんでいきます。
 
つづく!