「Gear Drive(camshaft)」カテゴリーアーカイブ

05y FXDL GearDrive

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またまたギアードライブ化です。
遠く離れたお客様なのでチョッと近況通信。
最近45ホムペ更新停滞気味なので罪滅ぼしも兼ねて。。。
あ、さて・・(´ω`)ノ〃。
こちらのローライダーは05年式で例のヘッドのステムシールからオイル下がりをするという事で、(たぶんDラーさんで?)交換をされていたそうですが、ヘッドのオーバーホールもという事でご依頼頂きました。しかし最近は「ステムシール不良でオイルが下がる」事を皆さんご存知のようで、お話がスムースにできてホッ・・・とします。
確かにインテークバルブの上にはオイル下がりの症状は見られません、が・・・

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その時既に遅し

「走ってみてナンとも無いから。」

 怪しげな事をすると決まって出る台詞。オイル・三拍子etr・・・内燃機関では、走ってみて症状が出ては遅いトラブルもございまする。三拍子が大好きで、刻むほどアイドリングを落としていたその人が、それを手放した際、恒例のリフレッシュをする為にエンジンを分解してみて派手な修理が必要だったエンジンもありました。幸か不幸か音でハッキリと解るほどの症状は出ていません。しかし持ち主が納得の上で壊したのだから文句は言えない。ただ、持ち主が納得出来ない壊れ方も、中にはある。

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ギアカムフィーバー

gearcamblog
ギアードライブカムシャフト

大変好評のギアカム。
毎月数台ペースで組み込み依頼があります。

ギアカム独特のエンジンサウンドを響かせて走るツインカムがすこーしずつ増えているのは嬉しい限り。メカノイズは大きくなりますが、個人的にはとても良い音だと思います。
外からではカムを交換しているのは解らない。だが、ギアカム独特の音で判別がつく。各オーナー氏は”分かる人にしか分からない”アピールポイントにニヤリとされている事でしょう。
□□□

現在紹介しております「21G」と「26G」

21Gは低速トルクの立ち上がりの早い特性
26Gは”やや”鋭い吹け上がり。21Gと比較すると”やや”トルクの立ち上がりが遅い特性。トルクの立ち上がりの早い21Gが「ディーゼルエンジン」としたら、26Gは「ガソリンエンジン」です。ただこれは純正1450ccでのお話。

ボアアップが施されたツインカムに対しては、また状況が変わってきます。
ボアアップした意図から察するに、やはり”モアトルク”
激しくドコドコさせ、ブワッと気持ちよく拭け上がる特性を望まれている筈。
また選択するカムも再考しなければなりません。

現在ボアアップ車に適圧縮+ヘッドチューン+ギアカム+S&Sカム+α・・・の組み合わせで私自身が毎日、走りを重ね走行距離を伸ばしております。

例えるなら
「濃厚な味わい、だが 意外とさっぱり食べやすい豚骨ラーメン」

ギアをほとんど選択しない粘る低速
一度アクセルをワイドに開けると迫る加速
高速道路も苦痛なく巡航可能な十分なパワー
巨体とも言えるハーレーを難なく前に押し進めます。
毎日の様に走行を重ねども、飽きがこない。
燃費も平均17km。しかも流して走ってはいません。
(単に流して走っては試験走行ではありませんから)
これを手にし、たまの休日を有意義に過ごせるオーナー氏は幸せ者です。
・・・。
ギアカムの魅力をすこーし、お話しました。
では。