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湧き上がるツインカム / 満続仕様 / TC95 
排気量アップ / エンジンカスタム ボアアップ / 06y FXDLi


2006年式のFXDLの、ボアアップ、オーダー頂きました。ありがとうございます!
 
ボアアップとは、なんぞやら。
それは即ち、ピストンを大きくする
 
ピストンを大きくすることは、それは即ち、排気量アップ
つまりは、底力の引き上げなんだよ、と。
  
純正シリンダー内部を拡大し、大きいサイズのピストンを入れます。

純正シリンダーを用い、ボアリング加工が済みました。

低速寄り、高速寄り、といった判別とは一線を画すカムシャフトも用いる。
 
ボアアップと同時では、やり方に幅がある。やり方に幅が出ると、凝った感じに仕上げる事ができる。凝った感じとは、低速から高速まで、グググっと持ち上げ、エンジンの回り方がオモロー!な感触に出来る。
 
海水浴も出来ればスキーも出来る「広島」という土地柄のせいか。 96年の創業から20年。いろんな声を聞いてきました。
 
エンジンのカスタムで問われるのは、トータルの仕上がりで評価され、低速も高速も偏っているのは違う、と。全域グググッ!粘り強くもあり、イザ!でスパッと回る。かといって乗りにくいのはダメ。 味わいが必要。そんな見えないリクエストの中で育ってきました。
 
エンジンの仕様も然り、チューニングの質も十分に問われます(^^)


インジェクション車両での、エンジンカスタムでも「純正コンピューター書き換え」にて対応可能。引き続きフラッシュチューナーを使う。

 

こういうのは大事なところなので、疑問に思った時に、さかのぼれるよう。記録としてちゃんと撮っておきます。間違えていたらオオゴト。
 
誰よりも自分を信用していない証(^^;;) 
but.こうやっていると、間違える事はない(^^)

お次はプライマリー。

ボアアップに伴い! 6速・2006年モデルのダイナ系の大問題点を解消。2006年式ダイナモデルのみ、コンペンセーターと磁石が貼り付けられているローターがボルトで締結され、そこが弱く、チギれてしまう事も。
 

2007年からは、溶接にて固定に変更されました。
ローターのマグネット形状の変更に伴い、同時にステーターもアップデートし、発電状況も改善された。

そして、コンペンセーターの容量不足を、解消!
 
板ばね(ダイアフラムスプリング)の大きさが異なるのがお分かり頂けるでしょうか。
 

コンペンセーターとは、エンジンのギクシャクを取ってくれる特有の機構。
 
容量アップの効果は実は絶大で。
 
低速時、特に半クラッチ時に発生しがちなココココッという「鶏サウンド」も解消。地を蹴るフィーリングの強化。後のトラブルも防ぐという一石3鳥。
 

定番故障のここも大丈夫。というか、やけに綺麗なので、直近でトラブったのかな??

シフターの付け根がガタガタでしたので、締め付けておきました。

次は、ダイノルームにて。慣らし運転を行いますが、その前に。

これが…

こうなりました!慣らし用の叩き台を作りましたが、チューニングの仕上がりが楽しみな序章を垣間見た。のちにこれが的中する事になるんですが…。
 
チューニングもですね、様々ですが、ボアアップにカム交換では、純正エンジンをエアクリ・排気を交換で、クルッとチューニングしていた時と、まるで様子が変わってきます。

そこで、チューニングを行うオペレーターの底力と言いますか、持っているモノ、引き出しの数と中身を試されます。

2015年式のローライダーに、JIMS120エンジンを載せ、堂々と “公認” を取得した実績があり。それがすべてを証明しているかと…。

WMTC 3-2の対象車両を用い、ガス検含めた公認取得。しかもJIMSのレースエンジンという、めっさ挑戦的なモーターでの公認 (笑)  
 
第三者機関にて行い、厳密に測定する。優しくはありません。技術も知識も必須なのは想像に難しくはないでしょう〜…。
 
WMTC 3-2に該当する車両でエンジン載せ替えに用いるデバイスはTTSマスターチューン2のみとなります。(ここ重要)
 
 

ボアアップは、それから比べたら、まァ〜可愛いモンですが!その内容のチューニングにも難しさはある。緊張はいつもしているからこそ、無数にある数字の羅列が「ビターっ」とあっていく様は、毎度の事ながら、頬が緩んでしまう。

オペレーターの醍醐味ですね。

 
■ ■ ■


2月5日に車検とボアアップでお預かりした2006年式ローライダーは。

慣らしを順調に済ませ。

慣らッシングオイルを用い、Bestなタイミングでバンバン交換していき。
 

排気ガスもOK。
 
お預かりから早々、提出していた申請書類を2月14日に受け取り、2月17日に検査のため、運輸支局へ持ち込み。
 
改造申請も、回数を重ねた事もあって、弊社で行うものはめ〜ちゃ早くなったんですよ。通常、公認を取るには「40日ルール」が存在し、それ以上速くならないのがルールですが信頼関係を築くことで納期短縮を成しています。
 
弊社でのボアアップは、お預かりから2〜3週間で納車って感じですね!


Go to 福山運輸支局….
 
測定コースが混んでたので、先に検査ラインに並ぶ。


ガスを測定し。


この値だから、当然OKです。
 
 
 
Masa「この度排気量の記載変更・改造申請があるんですよ」
検査員「ほ、ほお??えーっと….」
Masa「書類ありますよ えーっと」
検査員「通知書ありますか!」
Masa「はい どぞ」


これが実際に提出した申請書類。当ブログでも初公開ですね。
 
福山では、
「ボアアップそのもので、改造申請されるのは初めてです!」
「広島では、ボアアップで申請されるんですね〜!!!」
 
って、検査員さんが、えらく、関心されてましたよ。
 
 
 
「エンジンなんて、カスタムして車検大丈夫なん??」っていう疑問を解消するのが、改造申請とお考えください。「大丈夫ですよ」と、クチで言うには容易い、実際はそう甘くないのが車検でございます。
 
ボアアップを済ませ、一度、検査を通したということは、「何もやましい事がないですよ」という証明になる。その結果が、排気量の項目に、変更を加えて車検証が完成するのであ〜る。


はい、できました〜。
 
ちなみに、カム交換は車検証に記載する箇所がないので、改造申請は必要なしですヨ。
 
 
■ ■ ■
 


 

で、この車両のボアアップの仕上がりに、チューニングの具合ですが我ながら会心の出来に仕上がっていました。
 
ズカダカ非力なパワー感もあればレブまでフケ回る爽快さもある。
 
JIMS120乗った後でも、これはこれ。カナリ面白い!
数値では計れない、走る楽しさはSE110よりも遥かに上回っています。
 
低速トルクは扱いやすい範囲に向上。
 
パーシャルで走るズカダカドコドコの雰囲気もちゃんとある。増している。 
 
スッとアクセルを開けるとエンジンが目覚め、回転を上げるに従い豹変していくフィーリング。
 
鋭さと、荒々しさを伴いながら、爽快な加速。
 
「これ、一体どこまで回るんじゃろ???」な感覚を右手に残しながら、シフトアップ。底が知れない感触がある。
 
エンジンのフィーリングはまるでAMGでした。
オモロー!に仕上がっていて、ホッと。
 
馬力も、トルクも、数値は決してすごくはないですが、
感覚性能として、フィーリングが良い感じになると、乗っていて飽きない。(これ、大事でしょ?)
 
TC88が古い?? 
いやいやいや、今からでしょう! と声を大にして言います。
 
ずいぶん無口になっちゃったミルウォーキー8が登場した今、斬新な切り口かもしれません。
 
 
 
それでは、3週間ほどで完了したボアアップのカスタム。
 
納車でのご来店お待ちしております。
最後に今回の分解・組立てタイムラプスを載せておきます。  

 


 

2017年 2月26日 追記
レビュー(ご感想)を頂きました!

ほぼ10年、フルノーマルで過し、少し乗り味に飽きて来たのか、大人しすぎるノーマル仕様に物足りなさを感じたのか?メッキパーツ、エアクリ、マフラー、前後サス交換等で、確かに少しづつ見た目も乗り味も良くなった。そうなると人間欲張りなもので、もっともっとになってしまう(^_^;)

これでこれだけ変わるなら、ボアアップしたらどうなるんだろう?愛車の心臓にメスを入れる期待と不安を抱きつつ、、。
機械に疎い私のボアアップに期待したイメージは、「より楽しく!」「より楽に!」←上手く、具体に表現出来ないので、45degreeさんにお任せです(^_^;)

結果、
どのシフトのどの速度域からでもアクセル回せば楽に加速!
トルクが上がり、シフトチェンジは減少!
低速、中速はほどよいドコドコ感!
高速道路乗る時の加速レーンでちょっと回したらすぐ3桁!
走行レーンでもアクセル回せばすぐ加速!追越しが楽!
まさしく、イメージどおりの、「楽しく」「楽な」乗り味に!
この乗り味で「より遠くに」もっと走りたくなる!

そして、なによりも「より永く」付き合いたくなる愛車になりました^_^

Posted by M.Yasuura
 

 

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