45Degree > work >ワタシのピカ出し


 

○ 端緒

大雨の中・・・何が悲しくて大雨の日を選んだのか自分に呆れつつ、バイクを綺麗にして備えていたにも関わらずマイTRで合計200km強の日帰り出張・・・高速道路で左足の合羽が真っ二つに裂ける事態に遭遇。。ある意味すごい経験。笑

そんなこんなで、マイTR、共にグッチャグチャで帰社。。

当然綺麗にする訳ですが、こんなに汚す事も滅多にないので(苦笑)
どうせならワタシの TRで一枚とってみよう!と考えた次第です。

 

磨き・・・ムツカシク、考えてませんか?

お客様の預かりでも、納車前に掃除はします。しかしこの掃除の時間は工賃として頂けない時間であるのは当然のこと、サービス精神です。そんなに長く時間をかけれない・限られた時間の中で確実に光沢を出す。

ワタシの掃除方法の中で、分解したパーツを洗う以外、”水道水”はあまり使いません。

なぜかというと、多くのハーレーは水が当ってはイケナイ所が多く、例えばボルトの奥に残った水分を出すのは簡単ではありません。そして、水をかける、それこそがサビの元になる。どんなに水をふき取っても必ず残っているのは容易に想像つくと思います。これでは、掃除してるのか将来に向けてサビの元を養成してるのか分からないと考えているからです。だから「バイクを洗車しました!」と言う事もありません。

「限られた時間内に・確実に、かつ素早くピカ出し・サビを将来に作らない・いつまでも美しく」 

スマートにポリッシュ。磨きに時間はかけない。その為には的確なケミカルの使用が求められる→ムダと言われても色々な物をとにかく使う。すると、どこにどのケミカルが良いか、判るのですね。これがワタシの根底にある磨き流儀です。

さて、長くなりました。ウンチクはこのくらいにし、次に移りましょう。

 

今回のテーマは「簡単・素早く・長くキレイに!」としましょうか♪

 

 

○ ペーハー値

水を使わない代わりに、何を使うのか?というと・・・

これです、ガラスクリーナー。このガラスクリーナーの良い所は、「泡」。そして、「弱アルカリ性」

1:泡は汚れを包み、コンモリ吹き付ければ泡が汚れを下へ落とす。

こうすると、よほど酷い油汚れは無理にしても、砂ホコリは触れることなくおちていきますね。そこまで酷くドロや砂がついてなければ、ウエスへガラスクリーナーを吹き付けて伸ばしても良いです。(量の節約兼ねて)

2:弱アルカリはサビの元を作らない。

想像してみてください。サビは金属の「酸化」です。水はほぼ中性に近く空気と触れると酸化しやすくなる、なら

「アルカリ性で、酸性を中和してしまえばサビにくい」

要するにPH値。最近の雨は酸性雨と言われる程ですから弱酸性と考え、なら!と単純な発想で、もう10年ほど続けていますが、ワタシが跨ってきたバイク、所有していた間、サビはひとつもありませんでした。それはここからきています。

ただし、このガラスクリーナーはウィンドスクリーン等へ吹きつけては×。成分中のアルコールと反応し、特に10年以上経過したスクリーンではボロボロになる恐れがあります。お試しになる際は十分に気をつけてください。もしボロボロになったとしてもリカバリー方法はあります。

 

○ ボディ@汚れ落とし編

(またまた長くなりましたが) 今回は砂汚れが酷いので、ガラスクリーナーを使いジャンジャン吹きまくる!

 


↑吹き付けた途端に汚れが浮いている様子が判ります。


↑ガラスクリーナーを吹いた後に2分ほど泡が落ちるのを待ち、ササッとウエスでふき取った状態。

 

○ ホイール@汚れ落とし&艶出し編

こちらも同じくガラスクリーナーをぶっかけます。

 →  → 
↑汚れが落ちていく様子。

ガラスクリーナーをふき取った後、次にラスターシールを使います。。
このラスターシールは、塗装面に金属面と、用途が広く、汚れ落としと光沢だしの両面が出来、気に入って使っています。

 

・・・・・・↓・・・・・・

 

時間にして10分とかけてはいませんが、元がコレです。ね!?結構キレイになるもんでしょう??

 

 

○ エンジン@汚れ落とし&艶出し編

<このTRは、シルバーエンジンですが、黒いエンジンにも同様に使える手法です。

まず、ガラスクリーナーのノズルを付け替えます。そうすると出方を細く、遠くへ飛ばす事ができます。

 

エンジンのフィン、目掛けて吹き付けるっっ!!!(エンジンが冷えてから!)。

上から吹き付ければ、
エンジンの下に向けて落ちる → それを利用してブラシでこするだけ → ガラスクリーナーがムダにならない。

ブラシも併用しつつ・・・フロアボードも砂で汚れてますので、ついでにやっちゃいます。

ガラスクリーナーを乾いたウエスでふき取った後、ラスターシールを使う前に、シリコーンスプレイをエンジンのフィンに向けて塗布します。フィンの切り出し面がサビてしまうトラブルを未然に防げるのでこれは欠かせません。そして、これが黒いエンジンなら、黒エンジンに深い光沢を与え、塗装面を保護します。汚れが付着しても、下にシリコーンの膜が存在するので次回からの掃除もラクになりますよ。

またナゼ?シリコーンスプレイなのかと言うと、他の潤滑剤と違いエンジンの熱で蒸発してしまう事が無く、吹きムラが少ない上に、少量で安定した保護効果を持続できるので安心して使用できます。また、使用しているワコーズのシリコーンスプレイは"サラリ"とした使用感でベトツキが少なく保護効果が高いのが特徴。(ワコーズのシリコーンスプレイ、ホンマに良いですよ)

その後にラスターシールで最終汚れ落とし&光沢出しです。

 

○ ボディ@艶出し

最後にボディの艶出し工程に移ります。

 →  → 

左から、使用前と使用後の感じなのですが・・・違いが写真で伝わりますか・・・??

 

☆ 番外編

さっきから、磨きヲタが見るにはツマラナイ内容ですから、ワタシの秘密兵器をご紹介。

 

コンパウンド成分無し、でもモーーん凄い光沢が出てしまう!おまけに擦り回す必要すらない!「スパイダー&プロフェッショナルポリッシュ」です。スパイダーはその名の通り、クモの巣の様に塗装面・表面の細かい汚れを全て撤去!!プロフェッショナルホリッシュは最終艶出しケミカルです。使うと、今までの価値観が変わってしまいますよっ♪

 

ふき取り&から拭きには青い色をした特殊なクロスで。コイツが、かなり便利なのだ。

 

 →  → 

「スパイダー&プロフェッショナルポリッシュ」の使用前・使用後 。
判りますかね〜??画像じゃ伝わり難いよなぁ〜(ため息)

 

□ □ □

 

○今回の使用ケミカル

  • ワコーズ : シリコーンスプレイ
  • リンレイ : ガラスクリーナー
  • ラスターレース : ポリッシュ&シーラント
  • ●ご紹介のケミカルはこちらからお求め頂けます。(公式オンラインショップ直通)
     

    掲載文は”ワタシ”の一個人的な考えであり、押し付けではありません。参考にするもしないも、ご自由に。