ホンダ グロム125の燃焼系チューニング / パワービジョン3! PV3


オモチャで、Hondaのグロム 125を手に入れました。
 
初めはそれなりに楽しんでいたのですが….すぐに不満点を見つけ。上が、全然回らない。
 

7000回転付近から吹け切らない謎を追い、ダイノに乗せ。
 

ああ、やっぱり、体感とパワーカーブは一致していた。
 
頭打ちを感じていた6800回転付近の実測の空燃比値に驚いたわけで… 11.15!?
 
 

ダイノジェット社から、グロム 用のチューニングデバイスが販売され、日本でもいち早くGetし使用開始。
 

なんと、純正ECMの書き換え

 
これまで。サブコンが主流だった、ミニバイク…に限らずの、国産車の車両達。
 
ハーレーでは書き換えが主流ですが、書き換えって出来る車両が本当に限られていた。
 
それが、グロム も純正ECM書き換えが出来る。
 

って…マジ。アツい

 
 
いやいや、、、書き換え、です。サブコンとは違いますから。
 
 
6月ごろは日本仕様にはまだ対応してませんでした…
 
国別で同一車種であってもコンピューターにアクセスできる、できないがあるので、ハーレーでも、ここに関しては以前から様々な経験をさせて頂いてきました…. あるだろうなぁ….と思っていて、あーやっぱり〜 というところ。 
 
カブC125やモンキー125も、グロム125と同じエンジンだから、対応してるやろ!というのは、相当危ない….多分、別物かと。これまでの、経験則ですが。
 
 
でっ、グロム の日本仕様対応、JC61-110……Dynojet社の対応可能を待ってデータを送ってもらいチューニング開始。
 
ハーレーで行なっているチューニングの勝手とは全く異なる点を理解し、チューニング。ちっさい癖に….って感じで簡単ではないです。舐めてかかると面食らう。 


こちらがチューニング後。ピークパワーはわずかに向上。上が回らないのはエンジンにあるな。恐らくシリンダーヘッドのフローかと。
 
クローズドループ領域も変更し、その代わりに念入りな燃料噴射時間の打ち込みを行うことでアクセルのツキもググッと変わり、ドライバビリティにも嬉しい変化。
 
ちっさい癖に、元気に加速する
 
これまでサブコンが主流だったこのサイズのバイクに、サブコンでは覗くことが出来ない、書き換えならではの「可視化された広大なマップ」を目の前に可能性を感じない訳がなく。
 
グロム でも書き換えなら、とても有能と察し、ボアアップくらいならインジェクションのままでも楽勝で対応できそう。 
 
 
もっと、攻めたくなります✨
 
もっと、攻めましょう✨
 
 
グロム をボアアップした記事はこちら / 2019年12月23日更新
https://www.45degree.net/blog/?p=24730
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura
 
 
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新型ブレーキパッド …. もうじき!


■ ブレーキパッド
 
https://www.45degree.net/Brakepad/27R.html
 
ブレーキパッドに、新たに仲間入りするパッド3種。
 
次期ラインナップ入りする、NBP005 / 009 / 010の最終確認の様子。
 
ブレーキパッドの背面になるバックプレートの元になる「金型」から興し製作している関係で製品誤差を取り除き、微調整を重ねた為、時間がかかってしまいました。
 

005は1987年〜1999年までの純正キャリパーのリア用….一般的にエボ用と呼ばれてますが、99年のツインカムモデル・リアにもこれで対応します。
 

009 / 010は2014年以降のスポーツスターモデル専用のブレーキパッド。009はフロント・010はリア用です。
 
この2014年以降用は、本当にお問い合わせが多い。驚くほどに、多いです。 その度に商品がまだデリバリ出来ないことに申し訳なさを噛み締めておりましたが、もうじき。もうすぐ。です。
 

005のリア用は、実車に取り付けて試運転して参りましたが、これまでにない、良好なタッチで、心待ちにされているお客様の期待を裏切らない出来です!
 
https://www.45degree.net/Brakepad/27R.html
 
Posted by M.Yasuura

パワービジョン 再チューニング / 2012y FLHX

 
パワービジョンの再チューニング ご依頼頂きました。
 
 

チューニングとは、一つ一つ創り上げるものと考えます。
 
配慮や繊細さを盛り込んで、仕上げました。
 


エンジンクリーニングもご依頼頂き、バッチリ綺麗に。ハーレーでここまで落とすのは至難の技。
 
 

出来ましたが、外がこんな状況なので試乗はまだ。103の雄叫びが聞けるようにしましたが。
 
 

翌日、台風が過ぎ試乗の機会に恵まれました。いつもの折り返し地点で、パワービジョン内に残る以前のデータに入れ替え、走って確認も。
 
 
データチューニングは数字でエンジンの動きを変えることが出来る。データに意思を持たすような。
 
郊外では粘り強く、高速道路では快活で、より遠くへ。
 
 

チューニングデータに入れ替えるのに止まったところに、こんな標識が。この川、カニも獲れたんですね。
 
 
Posted by M.Yasuura

S&Sのキャブチューニング / 1997y リジッドフレームスポーツ


次は沖縄ナンバーのこちらです。
S&Sキャブにサンダージェット加工を。
 
 
という事でしたが…よーくお話伺ってみると、調子が悪いからサンダージェット加工をご検討頂いているとの事のようで。
 
修理なのか、チューニングなのか……内容次第ではサンダージェット加工は辞退する処です。 続きを読む S&Sのキャブチューニング / 1997y リジッドフレームスポーツ

1000ccのリジスポできた / 2003y XL883R / ボアアップ


できました。1000ccのボアアップ。

前記事
https://www.45degree.net/blog/?p=24071
https://www.45degree.net/blog/?p=24106
 
 

いつも通り、ピストン交換のみで単純に1000ccボアアップ。
 
カムやヘッドなどは純正のまま。他はガスケットの交換だったり、キャブのチューニングだったり。
 
特別なのは1000cccの、マーレピストンだけ
 
エンジン弄りたい人には物足りない交換点数かもですが、1000ccのピストンは、これだけ変えればBestなパフォーマンスが出るようデザインしてあります。カムを変えたほうが….とか、特にない。一般公道を走る上では、ピストン組んだだけが、一番良い具合になります。
  
 
 
早速走り出すも、クラッチミートの時からその変化は後方からの押し出し感で察し、いつもながらの1000ccな吹け上がりを、より濃く、リッチに感じることができる。美味しいバニラアイスなんだけどいつもよりコクがある的な。
 
 
ラバーマウントのスポーツスターよりリジスポの方が約20キロ軽いのもあるんでしょう。(諸元で比較の数値)
 
 
ギアを変速させ、スロットルを軽快に捻り、パワーバンドの輪郭をなぞりながら順調に変速さすと既に巡航速度。
 
883の時と同等の心地良さに包まれながら巡航させるから、振動も穏やか、しかし、鼓動は十分。
 
そこからスロットルを入れるとふっと穏やかな表情から一変、排気音に乗じ前進力を生じさせ、そのまま表情を変化させながらライダーを高回転まで誘う。
 
んー、883だったらこのあたりでスーッと引き下がっちゃうんだよなぁ….
 
穏やかで優しい表情のまま丸く回ろうとする883に対し、1000ccにボアアップすると、チューニングエンジンの表情が加わる。
 
1000ccは、オーバーホール感覚で手に入るチューニングエンジンのフィーリングが一つの売り。
 
 
エンジンはさ、「全然いけるぜ」と前進力を伴う誘いを訴えかける。
 
いや…まだ。だ。
 
調子に乗っているとレブリミットまで回したくなってしまうが、その誘いは断る。
 
まだ、調子に乗るには早い。ガマン。
 
しかし、回して走るのが、実に気持ちいい。排気音が化けるのと同時に乗る加速感に、つい誘われる。ああ、もっと回したい。
 
 
やっぱ、1000ccは楽しい!
 
 
ちなみにキャブはCVキャブ。 Full-Tune CVのTouring仕様。点火は純正のまま。まだ、化ける要素はありますね。
 
 

ああああ….雨のカーテンが見えるから引き返そう。
 
 
 
クルッと回って試運転。そこで問題点を洗い出し改善。
 
 
 

思ったのは、オイルクーラー欲しいですね。 外気が暑いのもあり、オイルの唯一の冷却装置があれば、調子良いまま走り続けられます。
 
 
さて、これにて納車です。
 
 
Posted by M.Yasuura
 
 
1000ccについて、業者様へのページはこちら。
http://www.45degree.net/Tuning/engine/XL1000_dealer.html