ブレイクアウト の グレイトポテト

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2013年式 FXSBSE ブレイクアウト 入庫です。
納車されたら、チューニングを、と昨年9月頃からお話頂いておりましたが、ようやく、納車となり、取り急ぎおめでとうございます。
 
とりあえず、シャーシダイナモへ固定をして・・と。
 
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まず、そのままの状態を測定してみますと・・・
 
 
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このような結果です。
比較対照が無いので解らないとは思いますが、純正状態より明らかな低下が見られます。
 
いままで、色々とCVO、測ってきましたが、ここまでのものは初めてカモ?しれません。
さすがに、元々排気量が大きいぶん(1801cc) 適正でなくても96キュービックインチエンジンでは、いいところの70馬力を出していますが・・
 
 
で、こちら、チューニング後です。
 
 
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チューニング後、パワーカーブを確認し、5500回転でレブリミットとするよう、設定の変更を行いました。
 
 
2010年以降のツーリングモデルのDBW、ドライブ・バイ・ワイヤ(電子スロットル)は、同じ電子スロットルの08・09とも異なり、MAPでの制御となっています。08・09と、10年以降とで、10年以降は、チューニングしていくにあたり、ナーバスなものとなり、ただでさえ、繊細さが求められるチューニングに、より一層の繊細なチューニングが求められるようになりました。
 
弊社、インジェクション・チューニング担当であるDrマサはその点を十分に理解し、これまでも進めて参りましたが、2013年のソフテイルとなると、CVOはドライブ・バイ・ワイヤとなり、さらにCAN bas通信となると、また更に条件が異なり、より一層の難易度を高めてきます。その中でも、全マップの適正化を計り、パワー的な所はもちろん、燃費的な部分、加速的な部分、扱いやすさ的な部分、最後に乗り味、これらを調律致しました。
 

動画も作りましたのでご覧下さい。
 
動画内、これくらいなら、誰でも出来ます、というのは、前述しました「パワー的な所はもちろん、燃費的な部分、加速的な部分、扱いやすさ的な部分、最後に乗り味、これらを調律致しました。」の一文に込められています。グラフがいくら良くても、全開域以外の調整から、最終的な仕上げ、これらが不十分では良くないよ、という意味です。普段、どれだけアクセルを全開にしているか、それは乗り手である貴方が一番分かっている事です。それ以外の仕上げは、パワーカーブからは、なかなか、なかなか、読み取る事が出来ません。(とはいえ、全開での測定なので、トルクの落ち込みがある所は落ち込みが感じられる内容です)
 
特に、細かい調整を強いられる燃費的な部分は、非常にめんどくさく、これを確認しているか否か、チューナーで差が出る所であると思います。だがしかし、普段乗りの多いお客様には、ここが一番大切である事を、Drマサは十分理解していますので、怠りません。
 
確認項目が増えてしまいますので、そのぶん、時間がかかってしまいますが、それら全てをきっちり合わせるチューニングを行なっているのが45ディグリーでチューニングをする、一つの特徴です。
  
 
 
ではでは
 
 
masa
マサでした。