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仕上げ完了!

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毎度、お世話になっております、東京のA氏の愛車 ローキンカスタム。

このたびも色々入り込んだ内容を頂き、大部分は済み、確認を・・とワタシメが試運転。バイクと会話するという例えをされる部分で、不調な部分を次々と訴えてくるFLHRS。それを直すとキャブのセッティングも変わり、どんどん調子が上がってきた、きた!加速をすると、かなり良い感じに44mmCVキャブのスロットルとエンジンがシンクロしてリアタイヤを前に蹴るようになり、仕舞いにはクラッチが滑り始めました(!)

 

こんな事もあろうかと・・・スプリング。

ちゃんと準備してましたよん。

 

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新型のVPと組み合わせ

 クラッチの反発力と手ごたえは良い感じです♪

 

「紅の豚」の中のワンシーンでシュナイダーカップでカーチスに敗れたV12気筒エンジンを前にピッコロの親父が 「メカニックがヘボだったからだ!」 ・・・と言い放ったシーンが焼きつき、何かある度にあのシーンを思い出しますが、全く同じ内容でも、触る人(メカニック)で、仕上がりは、全然違ってくるなあ〜と改めて再認識です。 

ピッコロの親父にグサリと言われないように1/16の世界で毎日精進。

 

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これでも軽くなる!

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これ、なんでしょう?? クラッチケーブルです!

クラッチ操作を軽くする為に、色々されていますが、ケーブルそのものの、「抵抗」は、あまり注目されません。よくあるのが、整備点検後に、クラッチ操作が軽くなったって話。これはケーブル内を潤滑したから。それも大切ですが、そもそも、ケーブルの被服とケーブルが接触することで発生する抵抗を減らしたケーブルも、あるんですよ。

 

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最近の純正ケーブルの中も、↑画像の下にあるケーブルのように、よーくみるとコートされていますが、もっとすべりが良くて抵抗の少ないタイプで滑りの良い樹脂コートを施しています。たいていはクラッチケーブル交換となればハンドル交換時でしょう。その形、種類によってはクラッチケーブルの取り回しが鋭角になることもあり、例えば「スポーツスターやFXDでドラッグバーハンドル」とか、「ロードキングにスカイハイバー」」、とかね。そんなときにも、このケーブルに交換すれば効果バツグンですよ。

 

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07年883Rのクラッチケーブルを変えてみた、の図。クラッチ板の反発力は変わってないけど、クラッチ板をダイレクトに掴んでる感と、クラッチケーブル内で余分な抵抗がないので、操作がとてもスムーズですね〜。オイラみたいに、握力が80kgある人なら指一本です。

 

 お知らせ

9月22日 / 9月23日はメカニック部門のみお休みします。お店もCloseしていますが、通販部門は通常通り営業致します。

ジャダーの原因

ショベル1200のクラッチ修理です。

下は、クラッチ・スチールプレートです。

ガガゴゴとジャダーが酷く発生していました。

 

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こちらは抜けてるし

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ここは打跡!

アウトー!

シェルも痛んでいましたが根性の修正!幸いにもハブは生きてました。元々潤滑不足気味で構造にも無理があるプライマリー回り。ちょっとした工夫と思いつきで だいぶ改善できます。ニュルっと滑らかなクラッチタッチになりました。