「ドライブライン」カテゴリーアーカイブ

4速ミッション キックギア 修理


 
4Speedミッションのキックギアが3回に1回、「スカッ!」てなる症状。これ食らうと膝が超イテー!という事で修理で入庫。セルが不調なようでほぼキックオンリーなのでエンジンがかかるか、かけられないか、死活問題!
 
開けてみると、キックギア周りのネジが締まっておりません。これがラチェットギアと接触し、ギアが摩耗。そのギアの歯面は歯軋りしすぎた様になっておりました。が、部品が直ぐに有り御見積をご連絡後、即、修理に取り掛かります。
 
エヴォエンジンがFXフレームにマウントされ4速トランスミッションでドライヴするFXEF。エンジンを開けるときっとマーレーピストンがポロッと出てくるだろうと素敵な想像をさせてくれる貴重な車両で御座います。
 
 

Drマサでした!
 
 

昨日の写真!(いろいろてんこ盛り)


2011年FLHX セッティングにかかります!
S&Sエアクリーナーに交換、純正エキパイを用いてのセッティングです。
 

マスターチューンでセッティングをしていきます・・・。エキパイ内には触媒が備わり、触媒の機能を考慮しつつセッティングを施していきます。
 

完成!
 
 

ミッションのシフターシャフトシールの交換と、エンジン分解にて点検を行い・・・
 
 

V-RODマッスルの前後タイヤ交換。メッツラーME880を履きました!
 

240は見慣れた感があるけど、やっぱりデカい!
 
 

そして、そして。2008年FXSTC エンジンを色々触った後のセッティング。
 

パワービジョンを使いセッティングしていきます。
「インジェクションのセッティングをすると車検には受からない」と思い込んで居る人がいらっしゃいます。確かに受検出来ないような生ガス垂らしまくりなセッティングでは受かりません。ましてや、今回はエンジン内を色々触った上に、更にインジェクションのセッティングを施していきますので、未知数な領域でしょうね!
 
これを見て貰えば、「エンジンを触っても車検をパス出来る」と解ってもらえるハズ。
但し、45でパワービジョンやマスターチューンなどでセッティングしたハーレーに限ります。他方での事は含めていないのでご注意あれ。
 

現行で適用される一番厳しい規制値を基準としてもCO、HC共に問題なくパス出来る値です。(この値はO2センサーレスでの値です)
 
 
という感じで進めていました(´∀`*)
 
 
それでわでわ。

スパイス注入♥ これTune UP!

95年式FLSTN!
昨日、無事、ご納車出来ました!
 
ご納車までに時間かかってしまいましたが、準備が整ってからは、いい感じで進める事が出来ました。
 
事の発端はシフトレバーが、プランプランになってしまい、4速ギアーに入ったまま変速できなくなった事でした。
 
ラチェットシフトポールという部品が壊れているという事は外からみた様子でも大体の予想はつき、ソレは最も深い所に取り付けられています。従いましてトランスミッションを全分解するコース決定。
 
ただ、破損した部品のなんらかが「脱落」してミッション内の、あちこちに・・・と思うと冷や汗。特に、メイン・カウンターシャフト上を回るギアーにガチコーンと噛みこんでいないか、それだけが気がかりでした。最悪、噛みこんでいたら・・・・ギアー欠損、ミッションケース割れ・・・。なんて事も有りうる事態ですが、結果的には、それらは大丈夫!大丈夫!!!!
 
 

しかし、なんでそんな事になったのでしょうか。
 
 
 

それがこちら
 
 
 
 

 
 
 
 

案の定ラチェットシフトポールが逝ってましたが、熔接が取れていた為でした。幸いにも他の部品が脱落してミッション内で暴れ回る事もなく、オーナーさんの初期対応が適切だった為です。(走らずにすぐに止めたからね)
 

本来はこんな感じで分解出来ない部品です。
 
 
熔接が取れてしまった事は、不運と言えば不運ですが、さすがに気の毒です。そしてここまでせっかく分解したのですからついでにミッション内のオーバーホールをご提案。快諾して頂けましたので取り掛かりますが、ただオーバーホール済ませるだけでなく、シフトの入りが良くなるよう、「”Tune UP” スパイス」を注入♥
 
もともとのポテンシャルを引き出していきます。
 

ドグミッションです!シンクロはありません(´∀`*)
 

ミッション完成!
 
今回交換したトランスミッションの残骸です・・・
 

お疲れ様〜(_´Д`)ノ~~
 
 

ラチェットシフトポールも組み付けました!
 

 

ここらのベアリングも一新しました。
 
 
 

ミッションのフィラープラグのガスケットも新調。
 
 
 
 

プライマリー組み付け前に、ステーターコイルが気になり見ていると、ステーターコイルではない、気になる所が一点・・・。オイルシールがお疲れ気味の様子が見えました。これが傷んでいると、エンジンからプライマリーオイルへ、もしくはその反対、どちらかに流れ込んでしまう事もあり、すごく大切なところ。
 
 
ならば、ついでなので交換してしまおう! しかーし、このオイルシールはエンジンのクランクケース分解時の交換が基本。でも、そうすると工賃とか、結構高くつく。エンジンを分解せずして、それをきれいに取っちゃいます。
 
 

使うのはコレ。誰かの指使いに似ているので鷹のツメと呼んでいますが、更に挿入しやすいよう手を加えたこのテクニシャンは他を傷めずオイルシールを見事にヌルッと取ってしまいます。道具の勝利!
 

やはりシール変えて良かった。エンジンオイルがクランクへ下がった時だと凄い量がプライマリーに流れ込んでいそうだ。
 
 
 
これにて修理プラスのチューンアップ完了!

 
 
それではでは〜(^o^)/

過ぎたるは及ばざるが如し

過ぎたるは及ばざるが如し
 
 
  考えるのはいいこと、考え過ぎは苦悩の元
  働くのはいいこと、働き過ぎると疲れ切ってしまう
  遊ぶのはいいこと、遊び過ぎると生活の中に問題が発生する
  食べるのはいいこと、食べ過ぎは身体によくない
  慎重なのはいいこと、慎重過ぎると臆病になる
  幸せを求めるのはいいこと、求め過ぎると不幸になる
 
 
どもども\(^_^ ) ( ^_^)/
 
ワタシメ、
めっちゃ「風邪o」ひいてしまいました・・・・。
ウチのボウズから伝染ったので仕方ないなあと思うのですが。。。
 
(||´Д`)フゥ
 
このタボゥ時期なので気を張り詰めている間に気がつくと、こんな有様。
最近冷え込んできましたが悪寒で余計に寒く感じます。一人だけ超防寒仕様(ー_ー;) 
 
 
ま、仕事してれば治るでしょう(笑)
 
 
そしてこちらも張りすぎが原因でありました。
 
 
張りすぎは良くない!
 
 

 
チェーン、ベルト張り過ぎは禁物です。絶対に。すべての物を「破壊」へと導く。こちらのFXDLはそれが原因で大変な事になっていました・・・。原因が判って良かったです(・∀・)
 
万年張りっぱなしで調整が出来ないどこかのチェーンカムとは違い調整が出来る張りの調整はシビアに行ないましょう!
 
 

インナープライマリーのベアリングレースも最高に良い物をインストールしました。チェーンラインも調整し直し完璧を目指す!