「Ignition(点火)」カテゴリーアーカイブ

ズコズコマシン!

08yのFLSTFを、もっと気持ち良く走るようにしたい、という事でご相談頂きました。
 
すでにギアーカムと44mmCVキャブを取り付けされていますが、更に、です。
 
カム交換やボアーアップや、色々な具体的に変更を行なっての方向性もありますが、今のいい特徴はそのまま残し、欲しい所だけを強調さす方向性なので、今の部品たちはそのまま使う方向性で決定。
 
オーナーさんの理想は、「ドカドカっと低回転域で蹴るように加速しつつ、そのままのギアーで引っ張り、ツインカムならではの勢いの良い吹け上がりで車速を乗せていく。」・・・と、たしかこれに近いニュアンスだったと思いますが、これに近づけていきましょう。
 
どちらにしても、とても繊細なチューニングが要求されます。
 

とりあえずエンジンを開けまして、チューンアップを施す。
 

シリンダーヘッドのシートカット。
 

シリンダーやピストンも修正を施し・・・・
 

そして出来たパワーチェックがこちら。トルク13.6kgをマークしています!
青いグラフはビフォー。赤いグラフはアフター、ですが、キャブレターセッティングし、マフラーはサンダーヘッダーなので、こちらにもチューニングを施した結果、2200pm〜3000rpm付近に見られたトルクの落ち込みが大幅に改善されました。
 
また、トルクの大幅アップと、少しでもリアタイヤへ滑り無く伝わらせる為、クラッチスプリングも強化型を入れ、よりダイレクトにリアタイヤへ一直線に駆動力が伝わるパワートレインへとなりました。
 
その走り味は、ドコドコ・・と言うよりも、ドカドカ・・・というよりも、ズコズコ!!!!と言う方が、近い仕上がりです。ちょっと、口元緩んじゃいますわ。
 
 

 

実はこの度ハンドルも交換しました。なかなかいいシルエットになりましたね!

Full-Tune CVとDyna-S(96y FLSTC)

キャブと点火のチューニングで1996年のFLSTC(エヴォリューション) ご入庫。
只今繁忙期という事もあり少しの間お預かりさせて頂きチューニングとセッティングを行います。
 


キャブ・点火交換前後での比較がしてみたいとの事でまず先にシャシダイナモで測定。
その測定後、パワーカーブ見ながら、ん・・・?と思ったのですが・・・・。ま、とりあえずサクサクッとキャブを取り外しまして。
 
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電気系チューンアップ!


2001年式のパパサンの、黄色い外装に赤いプラグコードを取り付けました!
プラグコードが一新されて更に綺麗なパパサンに、なりましたねー(・∀・)
 
 

2011年式のFLTRXにも、赤いプラグコード!
セドナオレンジにも赤いワンポイントが映える。
 

一緒にプラグも、ちょっと良いのをお勧めしました。
最近ちょっと調子が・・との事でしたので。エンジン始動と同時に音が変わった〜!と驚かれてましたョ(^v^)

診断ノチのチューニング(2004y XL1200R)

日曜は沢山のご来店誠にありがとうございます!
県外は姫路、北九州、明石、香川など、大変遠い所、ご来店頂きましたが現場の責任者である立場上、現場の確認も必要で十分なお時間が取れずに、ゆるりとお話できなく、大変申し訳なく思います。解らない所や、ご要望などがありましたら遠慮なくお申し付け頂ければと思いますm(_ _)m
 
インジェクションや、ギアードライブや、各パーツとの組み合わせによる影響など、コアなお話ではありますが、極力例えなどを交えて伝わりやすいように務めておりますが、お一人お一人に費やす時間は大切にしていきたいと改めて思っております。
 
 
さて・・・・
まずは前・前回の記事を大幅見直ししました。(ー_ー;)
 
お気付きの人もいらっしゃるかと思いますが、ブログを書いている時間はかなり遅い時間です。職場にいるうちにブログが書ければ良いのですが・・・今は小さい子供もいますので遅くまで一人残業している訳にはいかないのでね!汗水垂らして死ぬまで仕事をするつもりでも、仕事と家庭の両立は大切ですね。
 

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パワービジョン化とマフラー交換です(^▽^)


2011年モデルFLTRXのパワービジョン化と、セッティングです!
エアクリーナーは定番のS&Sのティアドロップエアクリーナーと、モーターステージ製の2in1in2ヘッダーパイプでセッティングに挑みます。
 

パワービジョン前後でのパワー比較です!
 
最高出力付近なんて最高速度アタックに使う位??
普段は滅多に使いませんので、ほとんど自慢の領域です(^^ゞ
 
大切なのはアクセルを開けた時のフィーリング「アクセレーション」と、トルクの立ち上がり方です。急激に立ち上がっても乗りにくく、かといって純正の様にアクセルを開ける楽しさが伴わないようでは、なんの為のセッティングか、といった所。でも、これは乗り手の好き好きによりけりで、セッティング前に詳しく方向性について検討させて頂いてます。
 
普通にも走れるし、かといって、アクセレーションにドラマがある、スロットルレスポンスも極力良く、そういった感じに仕上げました。
 
 

そしてお次はエヴォのファットボーイへ、ツーリングモデル用のマフラーを組み付けます。ステーを制作して溶接しまして・・・
 

 

マフラーの組み付けが出来ました!
ファットボーイの純正エキパイからの変更ですから、大幅なルックス変更です。
 
今回取り付けたサイレンサーの、全長といい、外径といい、ツーリングモデル用には見えないアスペクト比に収まりました。このあと、ツーリングモデル用のハードケース取り付けにかかるのですが、これならばっちり決まるでしょうね(・∀・)
 
マフラーを交換したのだから、ちょいと調整をば・・・と、エンジンをかけようとするも、始動しにくく、なんでだろうかと見ていると、プラグはポイント点火向けがついていますし、プラグギャップは0.6ミリと狭く、その辺を調整。走ってみると、柔らかい加速感である事と、エンジン仕様に適していない事からガバナーのスプリングを変更させて頂きました。
 

ガバナースプリングを、Tuneable アドバンスウェイトスプリングに変更。シルバー・ゴールドのレシオを組み付け調整しました。
https://www.45degree.net/blog/?p=230
https://www.45degree.net/blog/?p=2139
 
以前の柔らかい加速感から、硬い加速感になりました。せっかく左右2本だしに変更したのだから、後ろで、パッパッパッパッと、左右で歯切れたステレオサウンドが楽しめなきゃね。今回マフラー一式組み付けでしたので、セッティング費サービスで出来る範囲で収めたので本来同時にお勧めしたい「キャブレターセッティング」はできなかったのが心残り・・・。
 
さて、今日から夏季休暇です。
といっても、少しある残務を済ませてからですが!家族を連れて羽を伸ばしてきますm(_ _)m