「マーレピストン」カテゴリーアーカイブ

ミルウォーキーをボアアップ / 114から124へ / 2BL-STK改 / 2020y 114 FXBRS


114を124へ。ボアアップご依頼頂きました。ババっと分解。走行距離も400キロに満たない状態。ピストン上部の具合でも走行距離の少なさがわかります。
 
 

この度用いる一式。
 
 

総排気量2.02リッター。
 
 
片側で1000ccにもなるピストン径を許容するシリンダー内径は、大人の握り拳も楽々通過するサイズ。
 
 

キットの説明書には一応確認するよう記載がありましたが….
 
 

うーん、要調整でありました。慣れたものなので、さくっと。
 
 

昨年12月上旬にご入庫頂き、なんとか昨年末にご納車。トルクモンスターに仕上がっています。
 
 

これにはボアアップ(総排気量)の変更の申請も含まれます。闇ボアアップではございません。型式も2BL-STK改に。
 
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
posted by M.Yasuura
 
 
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2020年営業初日 / ショベルFLH再生〜着地! / 1984y FLHX AEK3 スペシャルエディション


2020年営業初日のブログはショベルのFLHX / スペシャルエディションの進捗から。
 
 
昨年にご成約頂いた車両ですが、この度はか〜〜〜なりボリュームがある内容を頂きました。
 
 

まずはサイドカーを切り離すストーリーから….ボルトで締結されているので、外すのは可能です。その外観の迫力からは外せそうに無い様相ですが…。
 
並行して、サイドカー戻しの確認をしなきゃと。車検の絡みですね。
 
「側車付きオートバイ」の登録から、「オートバイ」への変更が伴う為、中国検査部へ確認も済ませました。結果は、オーライ。
 
従来の感覚では、「自動二輪だったものを改造してサイドカー登録していたものを、元に戻すだけなので構造変更検査だけでOK」だった。
 
….のですが、昨今サイドカーの決まりも微妙に変わってしまい、主には軸重の測定方法に変化があったり(測定が結構めんどくさい)、ちょっと臭うな….と思い検査部へ相談で出向いた次第。 結果は、そうして良かったという。
 
当該車両、もともとサイドカーだった車両ではなく、日本に来てサイドカーへ改造されていますが、その登録が昭和の時代というのもあり、運輸支局に残る写真判定では平成初期までしか遡ることが出来ず。元々はオートバイだった証明を書類添付し、事前に検査部に提出し改造の扱いにならず解決。
 
もともとサイドカーで製作された車両だと、改造の扱いになるカモ?です。
 
10年前は、それでも改造にならず、書類も添付せず簡単に通せたのですが。
 
審査事務規定も10年も経てばゴロッと変わってしまう箇所も多数。サイドカーから、バイクの登録へ変える際は留意ください。
 
前の車検じゃぁ〜何々….の下りは、思わず喋ってしまいますが、車検時に口にするのは要注意。 続きを読む 2020年営業初日 / ショベルFLH再生〜着地! / 1984y FLHX AEK3 スペシャルエディション

ショベル用のマーレピストンも、一年が過ぎ … 改めて / ショベルヘッド ピストン


こちらは先にアップロードしたYotube動画です。 
 
1:代表的な支柱付きピストン
2:希少な当時物の純正マーレピストン
3:当社販売中のマーレピストン 

 
贅沢な、比較動画です….. 特に、希少な当時物の純正マーレピストンが含まれる事がレアすぎますね。
 
純正マーレピストンについては、当時、あのピストン良いぞ、とザワついて いたとか。 
→こちらで見ました。 (リンク)
 
 
 

SHIUN CRAFT WORKS(シウンクラフトワークス)様とコラボした記事も、掲載からもう少しで一年。改めてリンクを! / https://customfront.jp/feature/45degree-mahle/
 
 
 

今年の10月に、松村さんを尋ねた時のpic。 
 
SHIUN CRAFT WORKS様でも オーバーホール兼ねたピストン交換(80ci)で、マーレ組み込み車両が次々と誕生してます!
 
 
 

エンジンを組んだ直後、動きがとても硬い感じがする….の原因はここにあります。ショベルなど組んでいる人の 多くが感じた事のある具合。
 
こちらの動画にあるピストンとシリンダーは、アメリカより買付た車両から取り外した物。
 
1984年のFXEなので本来ならマーレピストンが標準で入っていた頃ではありますが、なぜか代表的な支柱付きキャストピストンに入れ替わっておりました。
 
簡易的に測定するとクリアランスは7/100mm〜8/100mmほどで、ピストンそのものが動きが渋い原因になってない。つまり、ピストンリングの比較動画という事。
  
 
そのピストンリングの比較動画では、鉄シリンダーが持ち上がってしまうほどのリングの張力と、そうでない物。
 
マーレピストンに標準で付属する「ウルトラ フラット リング」は常時張力が高い物ではない事が、簡易的に動かしても分かってしまう。
 
(ちなみに現行のミルウォーキー8も、こんな感じ。ショベルの人は新しいエンジンの性能が…と聞くと過敏に反応してしまうかも?? そこは単純に、新しいエンジンの性能が付与されてるとお考えください。とてもいい事です。)
 
マーレの「ウルトラ フラット リング」について。長い距離(10万キロ以上)を走った後においてもピストンリングによってシリンダー内壁をいたずらに削らない性能については、組み立て時の寸法と、走行後の摩耗量から確認し。
 
オイル消費についてもコントロールされていることを、10万キロ以上走行した頃にオイル消費量を計測し確認済み。
 
ピストンリングの性能はとても重要な要素です。
 
 
https://www.45degree.net/blog/?p=22434
 
 

このピストンに興味はあるのだけど…というお問い合わせ、どんな些細な事でも良いので、お問い合わせください
 
プロショップ様でも、エンドユーザーさんでも、歓迎します!
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
Posted by M.Yasuura
 
 

 

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排気量の変更について…. / 改造申請 / 公認 / 車検

さて、今回は、排気量の変更に伴う、車検に関する内容を並べます。
 
改造もしたいし、車検も関心がある、リーガルに事を進めたい、そういう人には興味のある内容かと…。
 
 
 
 
この中には、ショップさんでも、ディーラーさんでも、知らなかった内容が含まれている。かも….しれません。
 
以下読み進める記事はそのような内容が含まれる可能性があることを前提に読み進めてください。
 
これまでは「知らなかった内容」が、これからは「知っている内容」になる可能性もある。
 
 
 
しかし、大事なのは「過ちがないことではなく、過ちを改める事….」 
 
業界の、これから5年先・10年先を見据えると、大切なことの一つだと考えての配信。
 
 
 
それでは….お付き合いよろしくお願いします。
 
 
まずは、大前提の話から。 続きを読む 排気量の変更について…. / 改造申請 / 公認 / 車検

超特急で納車整備 / 1984y FXE スーパーグライド / ショベルヘッド

9月にご成約いただいたFXEスーパーグライド。
 
増税前に名変まで….というスケジュール。が2台。
 
9月8日からスタートして9月中に国内新規登録とオーバーホールの公認も絡めて、支局で検査を済ませて名変…。
  
記事の都合上、一台に絞りますが。
 


ドンとエンジンを下ろしクランクケースを割ってシーリングをやり直す。

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