「FP3 Vance&Hines – Fuel Pak3」カテゴリーアーカイブ

ダイノジェット Model 250ix導入!

<ダイノ入れ替え完了!>
シャーシダイナモ、入れ替え工事が完了しました。
 
広島で、トライク車両もチューニングが可能となります。
 
“ダイノジェットModel 250ix” に入れ替え、ドラムを二つ備えた事で、後輪2輪駆動のトライク車両と、通常のオートバイも測定し、精密なチューニングが可能となりましたッ!!!
 

ダイノ入れ替え完了・チューニング再開で、今日もチューニング預かりだけで2台、明日は1台、現在進行形で1台とご依頼頂いております。ありがとうございます♪
 
Posted by M.Yasuura

サービスキャンペーン後の不具合につきまして

ローライダーS・ソフテイルスリムS・ファットボーイSにおいて、サービスキャンペーンにて行われております内容。その後の不具合につきまして。

当案件は、上記該当車両の、チューニング済み車両に限ってのご案内。

当社にてチューニングご依頼頂いたお客様へは、直接アナウンス済みの内容です。

……

この度のディーラー様にて行われているサービスキャンペーンでは、ACR(オートマチックコンプレッションリリース)の動作が不安定との事で、そのために、エンジンの始動性に問題があり、修正データをインストールされる内容となっていました。

元々の617というキャリブレーションナンバーから、今回新たに設定されたキャリブレーションナンバー621をインストールされます。このキャリブレーション・ナンバーというのはとても重要なもので、これが異なってしまうのは、まるで違うものがインストールされた、と認識してください。

その後に何も知らずチューニングのデータを入れ戻すと、データのアンマッチが発生し、当たり前に、エンジンの始動不可が起こってしまうトラブルとなります。

当案件、代理店となっておりますFP3のお問い合わせを多く頂いております。

まず、FP3ユーザーは、サービスキャンペーン後は、チューニングデータを入れないようにしてください。エンジンが始動できなくなります。

当社で取り扱っておりますのは正規品のみとなり、本来であれば正規品のみのご対応となりますが、今回の案件は「大変お困りの事」と判断し、特別に、並行品含め、分け隔てなく対応させて頂いております。

FP3の代理店の責任という事で、分け隔てなく「無償対応」を望まれる声もありますが、元々はハーレー社の判断にて行われた事、バンス&ハインズ社の責任とは、当社では認識しておりません。

そのため、「当社からFP3本体と、チューニングまでセットでお買い上げ頂いたお客様」と同列のご対応は、お客様への配慮から致しておりません。悪しからずご了承願いませ。

これを機に、これからFP3をご検討のお客様は、正規品をお買い求めください。

なお、FP3では、特有のクラウド利用のシステムということもあり、621への変換も、US本国との通信が必要な為、数日程度はお預かりさせて戴くようになります。現状では、キャリブレーションナンバー・617にてチューニングされたデータは621へは引き継がれません。そのため、チューニング済み車両では、さらにチューニングにかかる日数も必要となります。

以上、よろしくお願いします。

Posted by M.Yasuura

バイクと会話する / チューニング

これを感じるようになったのは、そう、昔の話ではなく…。
 
16歳からチューニングの真似事を始めてから、人生の半分を「ハーレーダビッドソン」というモーターサイクルに携わるお仕事をした頃に、何かが、変わった。
 
普通に聞いたら、ただただ、「気味の悪い話」であって。
 
これは、「ただの独り言」として聴き流していただければ。
 
 
チューニングはシャーシダイナモが要る。
 
これは随分と浸透しました。
 
….シャシダイで出来ることも重要で、ダイノ上では、「確実に決めておかなければならない箇所の決定」で利用する。
 
これも、シャーシダイナモという「キッチン」がオートマチックに決めてくれるものではなく、チューナーの手によって構築されていくもの。相応の感覚と勘と経験値が求められ、人間性がモロに出ると思う。
 
固めておかなければならない、強固な地盤となるデータ固め。それは体積効率(VE)の決定であったり、ノッキングの確認と点火マップの修正であったり。
 
パソコンを用いないと確認できない色々をするために、「シャーシダイナモ」という割と高額な設備を利用して要る。
 
 
ところが、これだけではオワらない。
 
 
ダイノ下ろし、走り出して、バイクと会話するのさ。
君のオーナーは、どんな走りを、するんだい?」と。
 
 

わかるんだよね。
伝わってくる。不思議と。
 
ハーレって、結構ね、訴えてくるよ。割と、お喋り。
 
「違う!」とか、
「そうだ!!!」とか。教えてくれる。
 
ズレがあるのならば、感じ取って感覚性能を「数値」に置き換えて、依頼主の求めであろうトコロに合わせる。
 
 
一連のチューニングでは意識して「乗り手に合わせたチューニング」大切にしているが、以前にも増して練度を上げてきたところと、自分では思う。もちろん、最終的にはご依頼頂いたオーナーに試乗頂いて、ご確認頂いている。
 
 

チューニングとは。
乗り手に合わせること。
 
 
結局、パワーがナンボのチューニングは、飽きるのも早いと思う。
 
旨味を感じる日本において、
「愉しめるものか、そうでないか」は大切。
 
インジェクションはつまらない…それは違うと思う。
インジェクションこそ、人間の感覚が入る余地が多分にある。
 
ただ、それが難解なだけで。
僕は、今でも「現在進行形」だと信じ、模索している。
 
折角チューニングするのだから。お客様には、それを楽しんで頂きたい。
 
Enjoy ハーレー。
 
 
Posted by M.Yasuura