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ヘッドオーバーホールも・・・

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だいぶ浸透してきたのでしょうか。エンジン性能はシリンダーヘッド側で決まりますのでココを疎かにはできません。
↑は05年の883ヘッドですが、遠方のお客様からもご依頼頂いておりますシリンダーヘッドのO/H。オイル下がりをよく起こす04年〜のシリンダーヘッドも、ただステムシール交換するだけならどこでも可能なのでしょうがシート面を整えるとなればノウハウと道具が必要となります。冬時期にされてみては如何でしょうか?
車検・・・も一つの区切りで、ついでにガスケット交換とシート面調整(シートカット)、承っております。量産ヘッドの精度バラツキを改善しましょう。スポーツスターでも、ビッグツインでも、走りが変わりますよ♪

スリムな883→1200BoreUp化


06年の883Rを、883から、1200へボアーアップ致しました。
883ヘッドを使う為にリバースドームピストンを使ったボアーアップや、そのまんま1200のシリンダーヘッドにフラットトップピストンを使う方法はありきたりすぎて面白くない。
今回、一風変わったボアーアップに致しました。
『旧型スポーツスターのシリンダーとシリンダーヘッド』を06年883Rへスワップし、 『04年〜ラバーマウントスポーツスター』からエンジンフィンの拡大などで「Fat」になってしまったエンジンの概観をも変えてみました。違和感なく収まり過ぎて、好き者でないと気づかないあたりがステキです。
エンジンもスリムにシェイプアップした玄人好みなBoreUPは最高馬力75hp/最高トルク9.5kgトルクまでは楽に引き出せ、なおかつ乗りやすいエンジン仕様ですが、その後の発展性も持たせてるので今後も楽しみな一台になりました。
新型スポーツスターの883にも1200にもない、ビッグツインに(やや)近い走行フィーリングとスポーツスターらしいシャープな加速を両立できたエンジン内容だと思う。
883は160km位で頭打ち気味で風の抵抗が少なくなれば180kmは出ますがこれなら200km近く出るでしょう。まぁ、クローズドコースでのお話ですが。(笑) 
こりゃ、見た目も内容も感触も、なかなか新鮮で良いです。
もちろん、45流の内容に変更済みで、安易なスワップではない事を付け加えておきます。

エヴォの腰上修理

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97y:FLSTCのエンジン分解後写真。

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エヴォリューションエンジンのガスケット交換に追われています。外してみるとガスケットはカチカチに固まっている。「こりゃ漏れてトーゼンじゃ〜」とか思いながら。しかし、ガスケット交換で済む事もあれば、計測してみて×となったり、内容は色々。
シリンダー内も、元は真円だったものが激しく楕円になっていたり、これでよく回ってたなぁと思う事しばしば。
クロスハッチが消えかけているものもあり、必要ならホーニング加工を施す。その加工も削り代が無いことには出来ませんので毎回計測。「余力がないぞー」となれば、0.5mmほど大きいピストンへ交換。
内容の割にほとんど割に合わない事をしていますが「外したついで」見れるところはちゃんと見る事は大切です。
痛み方はそれぞれの個体でバラバラで、「ケース・バイ・ケース」。エンジンの使い方やオイル管理の仕方でまるで違う。エンジンの組み方でもでてしまいますよ。クロスハッチの角度とかね。いろいろ。簡単そうで難しい。奥が深い。料理で言うところの「厚焼き玉子・焼き飯」ですかね。残念ながらこの辺りは本には書いてなく、経験値でしか語れない部分です。

95y FLHR (アッセンブリー中/3/ほぼ完成)

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3phace
低回転でアイドルさせる事前提なので電気の安定した供給を求め、発電は3層交流に変更。低アイドルに限らず、とても優れたシステムなのは電気に詳しい人なら説明不要でしょうけど、これはまたホームページ上で取り上げますね。(たぶん12月入ってからかな。)

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