保管前は必ず!


結論から言うと

 

バイクを寝かせる前にガソリンを入れておかないと、大変な事になる。

 

 「今から寝かせようとしているバイクに、ガソリンを入れるって、どういう事?!DOーいう事?!」

 

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エンジン始動が出来なくなったBMW GS1100、お預かり。

 

 

しばらく乗らずに、今日エンジンをかけようとしたらかからなくなった・・・との事。しばらく、って事だったので、念のためにガスタンクを開けると、タンク内からものすごい臭いが。

 

あまり知られてない事かもしれませんが、
 

ガソリンも鮮度が命。時間とともに、劣化してしまいます。

そして、劣化すると、特有の異臭がします。

 
この異臭がする状態だと、ガソリンであっても、うまく着火出来無いという・・。

 

劣化だけなら、ガソリンを抜きかえれば済みますが、このGSは悪いことに・・・

 

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このサビだらけ。

これは、インジェクション車の心臓ともいえる、燃料ポンプ。そのサビがダメージを与えたのか、燃料ポンプ内でショートしていた。そのため、ポンプが作動せず、ガソリンも送られず、エンジン始動不可になっていました。

 

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場所が場所、引火する危険性を考慮して諸々を交換(右側)

これでもどうにか、使い物にしようとした跡が左側です。

 

上の写真をみて、 お気づきの通り、ガソリンに満たされた所に電気配線などが通っています。これはハーレーもほとんど同じですねー。

 

 

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燃料の劣化なら、劣化防止剤なるものが市販されています。これ一本で95Lのガソリン・ディーゼル燃料、灯油を安定化させる・・・と裏面に書いてあります。

 

しかしもっとも怖いのは、ガソリンタンク内のサビ。これは、保管前にガソリンを満タンにしておけば、かなり回避できるはずです。長期、保管前のガソリン満タン、してない人は、是非。

 

インジェクション車は特に徹底されたほうが良いと思います。上のGSと同じく、ハーレーもガソリンタンク内に、燃料ポンプを装備していますから・・・ サビて使い物にならなくなるかも!
 
 

修理代は超・高額です。

 

ご注意くださいm(_ _)m