概要
ZDC80Bの車検整備でライザーの緩みを修理
XL1200Rの車検整備とオイル漏れ修理
FLHXSのタペット修理取り掛かりで終話
シャーシダイナモにて測定NGの条件
シャーシダイナモにて測定NGの条件を設けています
これらの内容は弊社で行なっているエンクリ(エンジンクリーニング)にも適用されます。
これらのほとんどは、特異な改造を施したバガーに適用されるものでしょう。
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117のミルウォーキーで多いお問い合わせの件
ども、マサです。
2022年以降からFXLRSやFXLRSTが117キュービックに代わり、それに伴い117エンジンに対してのお問い合わせが重なります。
まず、チューニングに関しては弊社ではBBTと表現してますがDirect Linkの一強です。
もちろんPowerVisionも有能ですがデバイスを所有して頂く、という点でデバイスが無くなった時、またはこういう手にありがちな「壊れてしまった時にどうする?」問題があります。よりチューニングを手軽に楽しむ、という点とサポート体制の優位性から2024年11月現在、Direct Linkが最優位でしょう。弊社ではライセンス・コード・キーというウェブライセンス式を2018年から採用しており、お客様がデバイスを所有する、という手間を省いています。
2024年11月現在、2023年以降のCVOと、2024年以降のツアラーでライドコントロールモードが変更できる車両では対応しておりません。あるあるですが、新しい機能を搭載してくるとECMが丸ごと変わってしまったり、そうではなくても小変更によってソフトウェアレベルが変わることでチューニングは対応しなくなってしまいます。仮にチューニングできるようになっても、チューニングはすじ煮込み料理みたいなものでブラッシュアップにやや時間がかかります。
そんなすじ煮込み料理みたいなチューニングですが、2021年にOBD2へ変更が加わったミルウォーキーソフテイルは現状全てに対応しています。
インテークマニホールドの変更に興味のあるユーザーも多いですが、やっておいて損はないでしょう。純正マニホールドがいくら耐熱プラスチック製だといえ、その成形方法からやむ得ないところもある事で「これ2次エア吸いまくってるね」というのは見ています。個体差とはいえ、ハズレを引いた時のがっかりはワカる。ご自身の宝物をより完璧にする、これにアルミ製のマニホールドへの交換はマストです。
次に117の車両でカム交換はマストか?という問いですが、マストではないです。
117の車両においては、元々カムは変わっています。
より、MORE、を求めると引き換え条件に「乗りにくさ」が備わる。
乗りにくさというのは、微低速でのギクシャク感です。ハギレとかアグレッシヴさを求めるとカム交換すると変化がありますね。
117の車両は微妙な立ち位置で、T-Manの216またはHRD の002を組みがちですが、弊社ではボアアップ用のカムとしての立ち位置で、これを117に組み付けることは可能だが、結果が伴うかは別問題。なぜなら、一番使う領域のトルクがベッコリ凹んでしまうから。
117の車両で低速のトルクが欲しいし乗りやすさも必要、でもカム変えたい、というユーザーは、カムは変えないでください。
117でポテトサウンドにしたいユーザーもカムは変えないでください。
117はそのままで低速のトルクは十分ありますから。チューニングで手応えを変えたら乗りやすくていいんです。
それでもやってみたい人は、結果はこんな感じになります
緑のグラフは117のエンジンそのまま
赤いグラフは117でカム変えたグラフ
それぞれチューニング後での比較です。
弊社ではオーバースペックなカムは店頭でもご案内していません
純正状態から底上げしたような仕上がりです
ネットでよく見かける、凹んだ後でグイッと上に伸びるグラフばかり見てる人には物足りないと思うか、おお、と思うか。様々でしょう。
店先でお客様同士で会話されてるのを盗み聞きした時は、おお!と思ったという声を聞きました。感じ方は様々ですね。私は一過性のものではなくて、続けて乗っていくのにふさわしいものをご案内したい、と考えておりますので、インスタ映えするものではないかもしれません。
117の車両でジキルつけてるんだけど、オススメのカムありますか?これも多いけど、結論スパッというと、無い。
ジキルつけてる段階でJMCAプレートによって合法の盾がありますが、エンジンに手が加わってるとその効力が無くなります。
その、エンジンに手が加わってるというのはカムが変わってるところから含まれます。ボアアップは論外
無負荷状態で騒音測定回転域付近になると弁が閉じるプラグラムがされたジキルもありますが、それも全てではないし、弁が閉じれば騒音値も下がるのでカム変えてても合格ライン以下に騒音値がおさまることがありますが、基本のそこは知っておかなければいけないと思います。
詳細は割愛しますが、JMCAはそれ自体が特殊で、効力が限定的。ハーレーの純正マフラーなら音量を超過しなければ大丈夫です。ボアアップでもOK。JMCA縛りだけの特殊ルール。
なので、JMCAプレート付きの117、カム、変えないでください。色々やねこい話がついてくるんで。この辺りからJMCA縛りの側面が見えます。
趣味性の高い乗り物は、その存在自体がウルサイものだと私は感じています。外観も特徴的で、主張も普通ではない。そこに騒音まで大きくなると悪目立ちするのは間違いなく、住まいがマンション住まいで、さっと音を小さくしたいのならジキルの優位性はキラッと光って見えますが、SNS上に溢れている様々な誘惑が全て取り入れることが許されるものではなくて、想像してるよりも効力が限定的。
ミルウォーキーのソフテイルに乗っててジキルにしてます、カムも変えてます!いうて、ネットで配信してる人を見かけると、十分な説明受けなかったんだろうなあという気持ちで見ていることがあります。そこで指摘することはないですが、そっと、ノーコメントで、そういう気持ちで見ている、ということです。
ハーレー界隈はこれまで合法というものに恵まれてこなった側面もあり、せっかくいい盾をもらったのに上手な使い方が出来てないことが多い。JMCAプレートあるから無敵じゃん!でも実は違う。
ただ、JMCAプレートついてても、現状の日本の決まりではチューニングがNGではありません。
原動機載せ替えなどによってVIAなどでガスレポが必要にならない限り、アイドリング状態での測定でこの値を超えなければOKとされています。JMCAプレート付きでチューニングNG!という話があるのなら、それは素人にもわかりやすくするために個人的に偏ったことを発信してるんだな、とご判断ください。
それでは今日はこのあたりで
posted by M.Yasuura
希少な純正リジスポ用シリンダーを用いた シリンダーセット ブラックを掲載
ブログではお久しぶりですね インスタのストーリーばかりです。
そう、お知らせです
通販でお届けできる1000ccのピストンキットの在庫が尽きました。
マーレにて生産予定が立ってないため、2024年内にキットとしてはお届けできる見込みは無し。
シリンダーとのセット物だけ、通販でご案内が可能です。
https://fortyfive-degree.ocnk.net/product/1779
2003年までのリジスポ用のキットです。
ピストンキット、シリンダー、そして1000ccになることで特有のサイズで必要となる3MLSのヘッドガスケットという商品構成です。ガスケットキットを付属させてないことで1986年から2003年までの883スポーツスター全てに対応します。
ロッカー周り、シリンダーベースガスケットは1000ccにしたことでも変わることがないので純正でも社外でもガスケットをお求めくださればOK。
2003年までのリジスポと、2004年以降のラバスポとで、シリンダー・シリンダーヘッド形状が異なることはあまり知られていません。
2004年以降のものはフィン面積が拡大されており、それ以前の2003年までのものはスリムなシリンダー形状。シリンダーヘッドとセットでファットになっているのでシリンダーだけ、形状を変えてしまうとチグハグになってしまいますので、一式を変えない以外はそれぞれのものを使う方が良いです。(一式変える場合は前側ブラケットも作り直しです。過去にやったことがあります)
さて、このシリンダーですがリジスポの883シリンダーが現在入手困難になっています。入手困難になるとどうしても価格に反映されてしまいますが、ご案内できる商品ができましたのでリジスポで1000ccにしてみたいお客様どうぞご検討くださいませ。
もちろんご自身の純正シリンダーを元に1000ccに拡大加工を施してボアアップする選択肢もありますが、それにはピストンキットの再入荷をお待ちください。
Posted by M.Yasuura
エヴォの腰上を開けたとき、シンプルには終わらなかった話 / 1995MY FLSTC
そうですね、結論からお伝えすれば
当初の予定では平穏に腰上のオーバーホールを済ませるハズでした
1995年式のHERITAGE SOFTAIL CLASSIC (FLSTC)の案件
一般的なヘリテイジの装いとはかけ離れてますが他店様にてカスタムされた状態でのご入庫
走行中にトラブルが生じてしまい、レッカーされて運び込まれてきました
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