S&S Super-B Carb エンジン始動(Stroker Evolution)

 

 S&S Super-Bキャブでのエンジン始動の様子をビデオにしてみました。

  

 最近外気温が低くなった事で調子を崩しエンジンの始動性についてのお問い合わせを多く頂いております。おそらくウインターセッティングに合わせきれてないのが原因と思われますが、始動については、もしかすると、ちょっとしたコツでかかり易さがぜんぜん違うかもしれません。

 

 セルを押して、待っているのはバッテリーの化学反応が促進されるのを待っている時間とイメージしてください。バッテリーは電気を貯めている箱ではなく化学反応を起こす箱です。朝弱い僕はバッテリーの気持ちが痛いほど解りますので労わりたくなります。

 

 早朝のエンジン始動を左右するのはその時のプラグの状態に左右されます。プラグの碍子がチョコレートの様に茶色かったり黒くくすぶっているとチョーク全開での始動はむずかしいでしょう。キャブレターのコンディションが良好でもBキャブの場合セッティングが玄人向けであることに違いなく困難を極めるかもしれませんが調律が決まったBキャブの「軽やかさ」は筆舌に尽くし難く、走行フィーリング共に最高に面白いキャブレターであると同時に「扱う事への喜びを感じる数少ないキャブレター」です。誰かTC95に付けてくれないか挑戦者求むDrマサでした。