XL1200Sのリアアクスルシャフトを緩める際のことです。
50cmはあろう、簡単にトルクがかかるはずの1/2ブレーカーバーで、「せーのー!」で緩めるほど強大不要トルクでの締め付けが施されていました。そして出てきたのが、過剰トルクで締めすぎた結果、残念な姿になりましたワッシャー。以前、ここのお仕事をされたメカニックは、よほど心配性だったのか、ずぼらだったのか。どちらにしても、反省すべきだね。
しかし。ワッシャーがくしゃり、となっただけではすみません。
こちらのアクスルシャフトは、トルク管理がとても大切。
過剰トルクで締めますと、ある重要部品に皺寄せがきます。
ベアリングです。
案の定、ベアリングが ガっタガタ。シールドなのに、背面を見るとグリース漏れまでしていました。
ベアリングにガタがあったとしても、目視確認、もしくは普通にホイールを回しただけ、などといった方法では、あまり解らないので、見逃しがちでしょう。確認方法があります。そして、見つけてしまいました。思いもよらぬ所に交換部品が生じてしまいまい、壊れているものは仕方がないとは簡単に言えますがご報告するのに気を使います。大変お気の毒で御座います。
ベアリング新調し押して動かす時にもスムースに転がる1200Sになりました。