インジェクションのチューニングを振り返る

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皆様、ご存知の通り、45ディグリー@広島、ではハーレーのインジェクションのチューニング・・調律を行う業務を行っております。

昨日、ご来店のお客様との会話の中で。
「インジェクションのほうが面白そう!!」とお言葉を頂きました。

次乗るならインジェクション仕様のハーレーだね、という会話でありました。

この
「みていたらインジェクションのほうが面白そう!!」
という言葉は、ぼくにとって大変、ジワジワとくるものであります。

遡ること、およそ10年位前でしょうか。話が長くなるので遡らないでおきますが。インジェクションのハーレーは 「面白くない」そう思っていました。

だが、いまのテクニックをもってすれば。このチューニング技術をもってすれば、インジェクションのハーレーは確実に面白くなる、そう断言出来ます。

当社では。インジェクションのチューニングをお客様に勧めるにあたり、「エンジンが壊れるカモしれませんよ・・・」という営業文句で、チューニングを促すスタイルは、努めてとらないようにしてきた。

そもそも、「壊れますから」とチューニングし、お客様に提供。ユーザーのニーズがソコにあるのだから、それにあわせた営業スタイル。悪くは無い。だが、ショップ側として、もっと志の高い商品の提供は出来無いものなのか。「チューニング」とは、かなりディープな世界で、あんなに面白くないインジェクションのハーレーが、これほどまでに面白くなる。それを皆さまに知ってもらいたい。インジェクションのハーレーでも、面白くなるって事を。

お客様から、「みていたらインジェクションのほうが面白そう!!」とお言葉をいただいたのも、エンジンが壊れますから・・とチューニングを勧めて、今日に至っていたのでは、インジェクションのほうが面白そうだ、とは映らなかったでしょう。 ジワジワきたものを、噛みしめ直してます。

チューニングなんて、本来不要なもの。極論をいえば、マフラーも変えず無改造で乗れば良い。だが、折角楽しむ為に乗っているハーレー。楽しめる幅がとても広い乗り物。その、楽しみの幅を引き出さ無いで乗るなんて、ハーレーを乗らない事よりも面白くない事だろうと思う。

ブランドのバッグを選ぶように、チューニングも慎重に選ぶ時代に来ました。エンジョイ、チューニング。

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http://www.virginharley.com/harley-tieup/dynoman/01/04.html