バンス&ハインスのFP3 フューエルパック3 チューニングです。
おおっと….FP3でしたか。
日本正規品とあるが、通販で購入されたのでしょう。
おおっと..と身構えてしまうのも無理も無い。
なんたって、長時間の戦いとなるからです。
スマホやタブレットなど
既に自身が所有する端末で操作できるのが最大のウリのFP3。
ハードルの高そうなチューニングが自分でも出来そうな気になってしまいます。
データも豊富で各マフラー用のデータもある。FP3さえあればOKじゃんって見えてしまっているものだから、チューニングにお金をかけたくない人から熱い支持を集めているように見受けられる。
ユーザーが本格的なチューニングを楽しみたいのなら、必要機材も少なくて、やりやすい商品である。パソコンも、ケーブルも、専用の接続機材も要らない。スマホかタブレットに、FP3さえあれば良いのだから。
が、そこまで突き詰める意欲をもったユーザーには残念ながら出会えてない。
たいていは、「自分で簡単に出来るんだから、ショップに頼んで10万も!10万も!10万もかけてチューニングするより安いじゃん!」
….っと、僕を目の前に10万も!と連呼されると、う〜ん。反応に困るわけでありますが、まあそんなところでしょう。
ところが、それが本当は全然安くないんだな。それで困ってる人が多いみたい。
高い安いで言ってるとマジ失敗する典型的パターンです。
オートチューン多用するも、うまくいかなかったようです。迷走しまくった痕跡が残され、エンジン内もススだらけになってしまい、コンディションまで崩していた。
FP3は、「簡単」が先行しすぎてしまいましたね。
ちゃんと走るようにしようとするとプロフェッショナルによる
高度なチューニングが必須で避けられやしないものがFP3なのに。
その証拠がこちら。
赤いグラフと、青いグラフ。
青いグラフは、ガッタガタ。
赤いグラフは滑らかで芳醇で大きな放物線と成る。
青いグラフは、これでも、ある程度は合わせてます。が、全然ダメダメな感じ。
ところが、さらに追い込んで、調整すると、赤いグラフに仕上がるのだ。このクロスボーンズもこれで、しっかり低速からトルクフルに走れるように変わったことでしょう。
スマホで簡単調整が売りのFP3で、そういう点に惹かれて購入したユーザー達が、ここまで追い込んだ調整は内容からして困難すぎるだろうと思う。少なくとも経験値が莫大必要。
用意されるデータの完成度なんて良くてせいぜい5割程度。悪くて1割。
FP3は設備を有した店舗にて、プロフェッショナルによる高度なチューニングが避けられない商品であることを知ってください。
現状、国内で取り扱い店舗となっているショップさんは、自力で調整出来るところばかりなのは、そういう理由。
スマホで自身のデータ操作ができ、管理できるメリットは確かにあり、これは魅力なのだ。データはクラウド上で管理されるのでバックアップも不要。ちょっとしたデータ変更は簡単に出来る点は魅力。
素人さん的に映る魅力とは違い、プロとしての目線で感じている魅力なので誤解なきよう。
主力のチューニング商材にしてもいいのだが、業務として請け負ってチューニングする事を前提に作られていないのか、他車両へのデータシェアが効かない上に操作しにくいタブレット端末を使うという性質上、真面目にパワーも引き出して、きっちりチューニングしていると時間コストが全然合わない。
(追記 / 2019年10月5日 ディーラーログインが設けられ、データーシェアもすでに作ってあるものに関しては限定的に機能し、パソコンを用いてクラウド上のデータを編集できるようになりました)
その為当社でのチューニング設定価格もFP3だけは特別価格としている。
追記 / 2019年10月5日 この記事を作成した当時は3万のOPでしたが、現在は1万のOPとしています。
見かけの敷居は低いが、ちゃんとしようとすると、実は難易度がとても高く、設定変更すべき項目も多数、引き受けてくれるショップさんも少なく、その上チュー二ング費用まで特別高価格。
自分で弄る気なんてないから初めっからフラッシュチューナーとかTTSマスターチューン2にしとけば良かったと言ってるFP3難民もいる。
そもそも、どっぷりとチューニングに対しての知識を深めるか、どうにかしないと、こんなの浅い知識では出来やしない事に購入する前に気付くべきですね….僕自身は何年も寝る間を惜しんで手探りした奴です。
そんな素人さんにすぐ出来てもらっちゃ困りますが、ユーザーが本格的なチューニングを楽しみたいのなら、必要機材も少なくて、やりやすい商品である。パソコンも、ケーブルも、専用の接続機材も要らない。いつも使うスマホかタブレットに、FP3さえあれば良いのだから。
教科書もない。
正解も見えない。
チューニングと格闘し
寝る間も惜しんで。
「趣味として突き詰めてやりこんでみたい」人にはとても面白いと感じる商品でしょう。
データのロギングはツインスキャンを使って..とか、ユーザー目線ならではのやり方はいろいろある。あくまで趣味として。
ちなみに。ハナっからFP3を調整する気の無いところでは、面倒くさいもんだからフラッシュチューナーなど他のデバイスへの変更を推奨してくるでしょう。その方がいい商品が提供できるし、効率もいいからね。無理もない。
FP3でも、ちゃ〜んと調整さえすれば、他の純正ECM書き換え同様のパフォーマンスはバッチリ得ることができます。 当然出来ます。FP3が調整項目が多すぎるのがネックなだけで、ちゃんとやればパワーは引き出せるのです。ただ、本当に時間がかかる。
業務として請け負うと毎度毎度リセットされるドラクエみたいな感じ。またアリアハンからか〜みたいな落ち込みは否めない。せめて満足いくレベルで転職が出来るダーマから始めさせてくれないか。チューニングの終盤に差し掛かる夕方頃にエンディングへ差し掛かる….。
FP3での当日チューニングは、言えば目を充血させつつ1日でドラクエを攻略しているようなものだ。
「チューニング」という商品を「いい状態」で「お客様」に提供しようとした場合、「ベースとなるチューニングデータ」の作り込みは欠かせない。これは各ショップで差が出るところ。
それが確実なものとして用意できていると、安定的に、良質なチューニングが出来、良い車両に仕上がるのはお代を頂く以上は仕事として当然の事として、お客様の車両への負担を最小限にでき、納車までの時間も短縮でき、トータルでお客様に満足して頂ける商品となる。
FP3では、それを実行するのが困難すぎるのだ。
時間を問われると手抜きしなきゃ早くできないが、当然、内容の良いチューニングは求めてこられる。皆様、時間は待っちゃくれない。その気持ちは私もよくワカルが、FP3ではムリと平気で言います。ユーザーが求めるところが判っているから、ムリなものはムリなのだ。
現状の仕組みはセキュリティの問題云々とメーカーさんには説明されているが、ユーザー用とは異なるショップ専用のツールなど作って頂くよう要望は出している。強く望んでいる。検討はされているそうだが、実現には至ってない。
敷居を下げるよう、ユーザーに寄りすぎた商品であるが故、現状評価を落としている様にも見受けられる。
FP3然り、チューニング機材は、シャーシダイナモという最低限の適切な設備(キッチン)を有したチューニングを行っているショップの下支えがないことには、いかんと思う。
僕らみたいにサクサクとチューニングしているショップがやりやすいよう、FP3の仕組みを早急に改善して頂きたいですね!
バリバリチューニングしてるショップから支持されないといかんよ。Hくん!
こんにちは 私もそうだと思いますそんなに簡単にチューン出来ればそれに越した事は無いとおもいますが車種が違えば、排気量も違いますからデータを持たない人はどうするのかメーカーがそこ迄のデータを、開示してるとも考え辛くやはり ある程度のデータを持たないとチューン自体は無理と私は考えました 本当にスマホやタブレット、p.cのみで出来ればいいのでしょうが 無理です早く気付くといいのですが、多分車とかのcpチューンをやろーとしたにとなら、直ぐ分かる筈 楽して良いものは
中々手に入らないですからね
本当は欲しいけど
セッティングツールも沢山出てきましたが、どれも一長一短って感じですね。
まぁカプラーオンでセッティング不要なんてのは無理でしょうね〜。細かいこと気にしないアメリカ人はそのまま乗るんですかね?(笑)
個人的にはスーパーチューナー使ってるんで、スーパーチューナーのソフトをどんどん改良してほしい所です
次から次に新しい物が出るのは悪くはないと思いますが、ソフトばかり乱立してくるのもどうなんだろう…。
ハーレーダビッドソンというメーカーがスーパーチューナーを素人向きに作ってないのは、ある意味ユーザー思いなんだと感じますね。