サービスキャンペーン後の不具合につきまして

ローライダーS・ソフテイルスリムS・ファットボーイSにおいて、サービスキャンペーンにて行われております内容。その後の不具合につきまして。

当案件は、上記該当車両の、チューニング済み車両に限ってのご案内。

当社にてチューニングご依頼頂いたお客様へは、直接アナウンス済みの内容です。

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この度のディーラー様にて行われているサービスキャンペーンでは、ACR(オートマチックコンプレッションリリース)の動作が不安定との事で、そのために、エンジンの始動性に問題があり、修正データをインストールされる内容となっていました。

元々の617というキャリブレーションナンバーから、今回新たに設定されたキャリブレーションナンバー621をインストールされます。このキャリブレーション・ナンバーというのはとても重要なもので、これが異なってしまうのは、まるで違うものがインストールされた、と認識してください。

その後に何も知らずチューニングのデータを入れ戻すと、データのアンマッチが発生し、当たり前に、エンジンの始動不可が起こってしまうトラブルとなります。

当案件、代理店となっておりますFP3のお問い合わせを多く頂いております。

まず、FP3ユーザーは、サービスキャンペーン後は、チューニングデータを入れないようにしてください。エンジンが始動できなくなります。

当社で取り扱っておりますのは正規品のみとなり、本来であれば正規品のみのご対応となりますが、今回の案件は「大変お困りの事」と判断し、特別に、並行品含め、分け隔てなく対応させて頂いております。

FP3の代理店の責任という事で、分け隔てなく「無償対応」を望まれる声もありますが、元々はハーレー社の判断にて行われた事、バンス&ハインズ社の責任とは、当社では認識しておりません。

そのため、「当社からFP3本体と、チューニングまでセットでお買い上げ頂いたお客様」と同列のご対応は、お客様への配慮から致しておりません。悪しからずご了承願いませ。

これを機に、これからFP3をご検討のお客様は、正規品をお買い求めください。

なお、FP3では、特有のクラウド利用のシステムということもあり、621への変換も、US本国との通信が必要な為、数日程度はお預かりさせて戴くようになります。現状では、キャリブレーションナンバー・617にてチューニングされたデータは621へは引き継がれません。そのため、チューニング済み車両では、さらにチューニングにかかる日数も必要となります。

以上、よろしくお願いします。

Posted by M.Yasuura