パワーナウ@技術解説

 

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先日から続けて話題に出るパワーナウ
こちらはインジェクション用のパワーナウでございます。
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さて、本日は趣向を変えて技術的な解説と、いっきましょかっ♪

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 材質はSUS(ステンレス)で、真ん中の仕切り板と側の枠とは溶接されています。が、ご覧ください。薄物を溶接すると必ずと言っていいほど歪みが発生しますが、ほとんど歪んでいません。

 
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 溶接跡も美しく、青くもなってない。鋭い人は溶接跡を見た瞬間に判断付くでしょうね。さてさて、なぜでしょう??

 これは“電子ビーム溶接”という特殊な溶接を用いています。ビードが細く、入熱、歪みが少ないので、精密加工に向いています。釜を用意し、その釜の中へパワーナウ本体を入れるのですが、下の台がプログラム通りに動くNC上へセットし、準備万端にした後に釜の中を真空引きし、真空にした中へ窒素ガスを充填。レーザービームでシュッ・・・と。溶接時間は一瞬です。溶接自体は一瞬ですが、真空にする時間等々含めると一つに約3時間ほどかかります。

 パワーナウの本体価格が16,500円〜17,000円以内にすると決定しましたが、このプライスはそれらの時間も含まれているとお考えください。

「パワーナウ@技術解説」への10件のフィードバック

  1. ○tomさん
    ありがとうございます。
    お返事が遅くなりました。
    サンダージェット対応の構想はあります。ですが、いままで組み込ませて頂いたサンダージェット付きCVについての対応は出来ないかもしれません。丁度、ガッツンしてしまう位置なもので・・。
    >整流板に穴が開いてますがそれはどういう効果
    抑制した空気を、ある程度逃がすのが目的です。

  2. TC88のインジェクションですが、大変興味があります。取り付け方法と、効果のほうをお聞かせください。整流に吸気できると。
    今、アフターで悩んでおります。

  3. フルチューンCVツーリング+サンダージェットを使用しています。
    大変興味があるのですが、サンダージェット対応が無いようで残念です。
    各モデルの整流板に穴が開いてますがそれはどういう効果があるのでしょうか?

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