先日から続けて話題に出るパワーナウ
こちらはインジェクション用のパワーナウでございます。
さて、本日は趣向を変えて技術的な解説と、いっきましょかっ♪
材質はSUS(ステンレス)で、真ん中の仕切り板と側の枠とは溶接されています。が、ご覧ください。薄物を溶接すると必ずと言っていいほど歪みが発生しますが、ほとんど歪んでいません。
溶接跡も美しく、青くもなってない。鋭い人は溶接跡を見た瞬間に判断付くでしょうね。さてさて、なぜでしょう？？
これは“電子ビーム溶接”という特殊な溶接を用いています。ビードが細く、入熱、歪みが少ないので、精密加工に向いています。釜を用意し、その釜の中へパワーナウ本体を入れるのですが、下の台がプログラム通りに動くNC上へセットし、準備万端にした後に釜の中を真空引きし、真空にした中へ窒素ガスを充填。レーザービームでシュッ･･･と。溶接時間は一瞬です。溶接自体は一瞬ですが、真空にする時間等々含めると一つに約3時間ほどかかります。
パワーナウの本体価格が16,500円〜17,000円以内にすると決定しましたが、このプライスはそれらの時間も含まれているとお考えください。
○MASAさん
ありがとうございます。
パワーナウはもうじき、入荷する見込みです！
ツーリング仕様に付ければ「POWERツーリング」仕様の出来上がり！
踊るスライドピストン！
うはーヨダレもんです。うはー！
興味ありありでっす！
キャブレターを純正派からスポルトorツーリングにする前に試してみたいです。。^^
ありがとうございます。
お返事が遅くなりました事、重ねてお詫び致します。
取り付けは、エアクリーナーを取り外し、インジェクションなら、インジェクションボディの口へ差し込み、付属のスペーサーをブリーザーボルト部へ取り付け、エアクリーナーを元通りに組み付けて完了です。
インジェクション車への効果の程は、まず大きく乗り味に変化が生じたのが体感できます。アクセルを開けると共にズゴゴゴッと前に向けて進みだし、中速域にかけての吹け上がりがとてもスムースに感じるはずです。
今私のFLTRへ取り付けし、お客様に試乗頂いております。もちろん、マフラーはお乗りの仕様になるべく近づけ、サブコンなどで調整してない場合は外します。それで、走ってみられたお客様の感想は「なんかよー判らんけど、とにかく変わってるぞ！驚」と仰っています。
ただし、キャブに関しては空気でガソリンを吸入している関係が密接で劇的に変化しますが、インジェクションは空気とガソリンはそれほど密接ではありません。
よって、アフターなどの問題はアクセル開度が比較的０に近い所で濃く、不完全燃焼によるガスがサイレンサー内で再燃焼しているものか、もしくは抜けすぎのマフラーによる問題です。大抵のアフターファイアーはコンピューターの設定で解決できるはずですが、ある程度(ポン・ポン程度)は出るものとお考えください。