アメリカンな誤差

168
みなさんこん○○わ。
いや、おはようございます。
アメリカンな誤差を誤差なく仕上げて参りました。
↑本日対決した相手はヘッドでございます。
1200ボアアップ化で遠方から入庫頂いた06年のXL883でございます。えぇ去年の新車でございます・・・が!ロクなもんでありません。例のオイル下がりするステムシールが付いている為に単純にシール交換だけとはいかず。


171
これをご覧下さい。
向って右のバルブがインテークバルブでございますが傘の部分にご注目。カーボンがコーンモリ乗っているのがまさにオイル下がりしていた証拠。これがワタシメに楽な仕事をさせてくれない元凶とも言えます。
・・・が、しかーし。アメリカンな誤差は続きます。
バルブを取り外せばタコ棒でシャッシャッと擦り合わせ。
と思うでしょう?
イヤイヤ・・・。
全然足りません。
バルブフェースがガタガタなのが大問題。簡単に言えばペットボトルの口を斜めに締めちゃって液がボタボタ漏れてるようなもの。ま、シート面がバルブに沿ってない、こういう事。見て見ぬふりをすれば解らないだろう的な部分ではありますが折角ボアアップでエンジン開けさせて貰ってるというのに、コレを直さない訳にはいきません。
170
これを直すのがニウェイ製のバルブシートカッター。
すべて手作業の職人的作業です。これでワタシメが一つずつ地道に修正するのですが今回のこのヘッド。アメリカンな誤差で大変”かわいい”ものでした。
なんたってエグゾーストのバルブフェースが無いに等しかったのだから。。
169
大体1セット2ヘッドを済ませる頃には、ワタシメ。ヘトヘトでございます。しかも一発で済ませなければならないプレッシャーがあるので神経を集中させて。終わる頃には糸の切れたタコの様になって呑みに出て大酒喰らえれば最高なんですが、一人で出ても3軒以上ハシゴをするので諭吉が2枚サイナラ。毎度それではワタシメのお財布が火の車になってしまいます。
なんたってあと4セット、ヘッドの修正が控えています。
つまり4セットボアアップを控えているのですね。
一日1ボアアップ組み上げ・・
いよっしゃー飲むぜ!=洒落になりませぬ・・・汗
ヘッドを開ける場合は強制的にバルブ回りのヘッド修正をしてしまうのでご利用の節はお任せ下さい。ビシッと仕上げてみせます。
できれなお駄賃で呑み代も持たせて頂けるとキャインキャイン喜んで大変良い仕事を致します。(冗談)
となると部屋呑みで古澤監督の某有名な東宝クレージー映画をただ呆然と見るに限ります。
大体が純正からシッカリ作ってくれればなんにも問題なかろうに・・。
でもやっぱり自分で調整するしかないんだな。
♪はぁ
♪なぁ〜にぃーがなんだかわっからないのよ
♪石が流れて木の葉が沈むぅ〜
♪人を頼れば運の尽き 自分でやるより仕方がない!
♪はぁ
♪何が何だかわからないのよ
♪グズグ〜ズ言っても始まらないネ!
この精神で明日からもバリバリ行きましょう♪
でわ。

「アメリカンな誤差」への8件のフィードバック

  1. ○MACさん
    ヘッドの修理で諭吉さんが2枚です。ステムシール代は別途必要です。

コメントは停止中です。