2006年式の883Rでの作業依頼です！
タイヤの交換や27Rブレーキパッド、ゴールドバルブetc････
色々ご依頼頂いておりますが、「BlogにUp希望」との事なのでアップします。皆さんもお楽しみください。記事にするのはエンジン関係に絞り、シリンダヘッドのO/Hとカムの交換です。
ヘッドのO/Hは何度も記事にしておりますので、今回は別の視点から。

今回交換するカムはトルクの出方がイイ感じのカムをチョイスしました。883でもチョイと軽快に小気持ちよく走れるようになるでしょう。それは追々載せていきますのでご期待くだされ〜！

□□□

先ずはシリンダを外した図。

クランクにオイルが下がってますねー。見えます？？
一ヶ月近く止めてて、かけ始めに調子悪いのは、このフライホイールが溺れそうなほど溜まったオイルの中で、フライホイールがオイルの抵抗を受けながら動かなきゃいけない、という部分が大きい。
プールの中でクロールするイメージ。『うおーー1000rpm！ムリやーーー！』
エンジンが動けばクランクに下りたオイルはオイルタンクに戻ります。だから乗らずに止めておいた、こんな時にオイルタンク内のエンジンオイル量なんて見てはいけないんですね。ドライサンプ式ですから！
ちなみに。
このクランクケース内からオイルを抜いてみると1.2リッター入っていました。通常200cc位しか出てきません。

ピストン。炭素がコンモリ。

分解・洗浄・ルーブ。ピストンの当りもまま良い感じ。

カムの登場です。

純正カムとの比較。左：Newカム　右：純正カム

インスト〜ル！

ピストン・シリンダ組み付け

次はヘッドです････

フロント・シリンダーヘッド

フロント・IN & EXバルブ。ちょっとインテーク側がOILで濡れている。

リア・シリンダーヘッド
バラし前にリークテスターで測ると、インテークバルブから反応アリ。

分解してみると一目瞭然。

インテークバルブが････。
この程度のカーボンはすぐに取れるのですが、次。

これはエグゾーストバルブの大アップ図。黒くなっているところは、模様ではなく、凹んでいます。硬いカーボンを何度も何度も叩き付けられて凹んでしまっています。

これも専用のTOOLで修正。もちろん限度はあります。

ヘッド完成。組み付け！

組み付け･･･

マフラー組み付け前に、リアタイヤ交換、ブレーキパッドを27Rに、リアショックをプログレッシブの412に交換してあります。
つづく〜〜！
(しかし･･･長っ！)
ps:今回写真を撮る際にISO感度高めのままで撮ったため、ちょいとノイズが入っております･･Sorry！m(◎)m