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□ Full Tune CV - CVキャブレターチューニング - Full Tune CV 詳細の更新版です。 ここ数年で、皆さんの意識の中でCVキャブレターがかなり見直されてきたように感じます。 過去 新車購入と同時にキャブレター交換し、軽視されがちだったCVキャブレターに対するイメージを払拭するかのように、Full Tune CVへの依頼・注文が増えています。 一方でFull Tune CVに対する理解が今ひとつ釈然としない方もいらっしゃるようで、システムの根本から、あるいはFull Tune CVの特徴を具体的に問われるユーザーも増加しております。事実、当ホームページ上にて十分な説明が足りず、説明不足な所があるのも否定できません。それもあり、メールやお電話でのご質問が多く、正直 個別の説明対応にかなりの時間を有し、それでも満足に伝えられない部分もある様で、改めてホームページ上にて、CVキャブレターに関するものも含め、Full Tune CVの説明をする事にしました。 “読まれるユーザーはキャブレターにあまり詳しくない”ものと踏まえた上で、できるだけ解り易い様、解説するようにします。 |
はじめに Full Tune CVとは、純正で採用されているCVキャブレター(以下、CVに略します)に加工を施し、純正システムに束縛された状態から解き放つことで、本来CVがもつ素晴らしい性能を引き出すキャブレターチューニングです。 純正CV(40mmCV)だけに留まらず、ノウハウを応用し、スクリーミンイーグルからリリースされている44mmCVにも対応しております。 |
純正システム Full Tune CVをご説明する上で、「ハーレーダビッドソン純正」のCVとは、一体どういうものなのかをまずお話しなければなりません。 純正エンジン・純正エアクリーナー・純正マフラー・純正イグニッション・純正キャブレター(インジェクション)は総じて純正システムです。通常、新車で購入する純正状態とは万人向けに設定した可も無く不可も無く、誰にでも問題なく乗れるように配慮された結果なのです。 それともう一つ、近年厳しくなりつつある排ガス規制(エミッション)も考えなければなりません。“万人向け、エミッション対策”の両面をクリアするシステムの具体化が純正システムと考えれば分かり易いと思います。 その純正システムを稼動させる歯車の一つに、純正で採用されているCVがあります。 ハーレーがなぜ、CVを採用しているのかもよく考えてみなければなりません。1990年以降、エボリューションエンジンからツインカムエンジンへモデルチェンジしても、ハーレーの全車種で採用しているキャブレターは、すべてCVです。純正で採用されているキャブレターは世界的にも有名なキャブレターメーカー、ケイヒンキャブレターが、ハーレーから依頼を受けて製作しているものです。 ハーレーが拠点を置くウィスコンシン州をみても、近くにはS&Sがあり、近辺にはキャブレターのメーカーは多く存在しているにも関わらず、わざわざ遠く一万二千キロも離れた、日本のケイヒンへハーレー用のキャブレターを依頼しているのか、答えは明確です。ケイヒンでなければ、ハーレーが求める純正キャブレターの内容を具体化することができなかったからです。言い換えてみれば、ハーレーが考える、自社の製品に最も適したキャブレターとして選びぬかれたものがCVなのです。
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純正システムという枠組み 前述の通り、純正CVとは純正システムに組み込まれた歯車で、そのシステムを稼動させる為に作られたものであり、そのシステムのどれかに手を加えた場合、同時にキャブレターにも手を加えなければなりません。 しかし、純正状態のCVは純正システムという枠組みから抜け出す事は容易ではありません。 なにが容易でないかと言えば、一言に言えば「セッティングができない」。 純正システムを稼動される為に作られてるが故の事で、それ以下にもならなければ、それ以上にもなりえない。通常、キャブレターという物にはジェット (メインジェット・スロージェット) は最低限備わっており、それはCVにも備わっていますが、そのジェットの番手を大きくしても、小さくしても、目立って変わりはありません。目立って変わりはなくても、若干の違いはあります。それで満足しているのでしたら、まだいいとしても、それ以上求めるとなると、多くの場合は調子が悪くなってしまいます。 しかし、なんら不思議なことでもありません。いわば、ブラックボックス状態なのです。ある範囲の中で使う事を目的としたものですから、万能ではありません。その状態をなんとかしない限り、純正システムに束縛されたままです。こういった状態である為に過去、純正キャブレターはゴミ同等の扱いを受け、軽視されがちでした。
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Full Tune CVとは Full Tune CVとは、純正システムに束縛された状態のCVを、その束縛から解き放ち、本来キャブレターとして、CVとして、あるべき姿に仕立て直すチューニングです。言い換えると、CV本来の姿に出会うことができます。 その本来の姿とは、純正システムの様にある範囲の中で使う事を目的としないCVです。その姿は、いままで純正CVにあったものとも、他のチューニングアイテムを組み込んだCVとも一味も、二味も違う乗り味。CV本来の乗り味は、爽やかな走行感であり、実にトルクフル。むらがなく、スムースな立ち上がり。乗りやすくても、パワーがあるとイメージするのが一番想像し易いと思います。 Full Tuneと聞くと、「Full Tune=大改造」と連想され、誤解を招きやすい言葉ではあります。45Degreeが考える「Full Tune CV」に名づけた「Full Tune」とは、身近にあるもので例えるとラジオみたいなものです。ラジオがチューナーと呼ばれるように、指定された周波数に合わせなければ、電波を捉えることができず、良い音でも聞くことができません。大きく移動すると、また各地域に合わせた周波数に合わせなおして、という事に例えることができます。 純正のCVは、純正システムに束縛されている為に、先ほどのラジオで例えると、他の周波数には合わせることができない、固定周波数状態に例えることができます。 純正CVが純正システムに束縛された状態であったのに対し、その束縛から解放されて、マフラーやエンジンに手を加えた場合にもその各仕様に合わせた調整ができるようになっているからこそ、Full Tune なのです。 つまり Full Tune CV という言葉自体、作り手の立場から生まれた言葉であり、それを使うユーザーの立場からすると、「マッチドCV」と呼ぶほうが適切かもしれません。
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CVをチューニングすることの難しさ ダイノジェットキット/サンダースライドとの違い また、それは多くのハーレーライダーが公道で求める走りとも違っているものでもあります。本来CVが持つ爽快感が失われ、速くはなってもハーレーらしい鼓動感が薄らいでしまうということです。
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Full Tune CV の基本コンセプト 元々、CVに対しての考え方や見方その物が初めから違っていたので、CVのチューニングを本格的に始めたきっかけも違っていました。「CVを使って他のキャブレターに負けない位のパワーをだそう!」ではなく、「調子の良い、乗っていて楽しいキャブレターを作ろう」でしたから、当然出来上がったものも他の物とは違った内容のチューニングCVが出来上がりました。 今現在のコンセプトは、 「扱いやすさとパワーの両立。CVらしさを残しつつ、CVならではの爽やかな走行感を追求する。」です。 このコンセプトの意味している事は、簡単そうに見えますが、非常に難しいもので莫大な時間と実走行を費やしました。なにしろ、CVは他のキャブレターにはない、エンジンから発生する吸入負圧とスロットルバルブでコントロールされているスライダーがあるからです。 今までの経験から色々とトライ&エラーを繰り返し、時間の合間に日々シャシダイナモ上でデーター取りに明け暮れた時期もありました。思うような良い状態の設定ができあがるまでにデーター取りで100個近くCVを使ったのですから、その研究期間は大変面白いものでした。 結果として、そつのない自然にパワーアップが可能となるCVへと生まれ変わりました。CVのチューニングで、最も大切な事として気がついたのは「バランス」です。 この考え方の大元は「良いセッティングを出すことができれば、パワーアップはする(エンジンが消化できるだけのガソリンをタイミングよく供給する。それがベストなセッティング)」。この良いセッティングこそ、即ち「バランス」です。
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バランスを整えることができたからこそ、本来CVがもつ素晴らしい性能を引き出す事もできました。Full Tune CVは、純正システムから開放させ、その上でこの「バランス」を追求していった結果が形になったものです。そのバランスを整える事で、他のキャブレターではあり得ないほどの綺麗なパワーカーブを描き、馬力もトルクもFCRに匹敵するほどの数値を出してしまいました。 どこか、部分的に触ったのでは、簡単にバランスが崩れてしまいます。触ったところが3つあったとします。それがそれぞれ30点ずつ上がるものとすると、単純に足し算で90点となると思われますが、実は違い、それぞれがかみ合わないような状態だと、それが50点だったり、場合によっては30点以下の赤点ということも十分にあり得ます。相乗的にシステムが噛み合い、良い効果が得られなければ、バランスの良い状態に持っていく事はできなかったのです。相乗的にシステムが噛み合えば、それが100点にも120点にもなります。 先ほど書きましたが、スライダー1つ取ってみても、あれほどの意味があるものです。それが、常に上がり下がりして、他の要素とも複雑に混ざり合っているのですから、システムの関連性を詳しくここで書いても、それが果たして100%理解して頂けるか頂けないかも、こちらでは解りません。 ただ1つ、お伝えしておきたいことは、作っている自分達が使いたい、誰の真似をするわけでもなく、新しい感覚の、乗っていて「本当に面白い・楽しい」、自信を持って「良い」と言う事のできるキャブレターを、もう1つ創ってみたかったのです。これは完全に商売抜きでのお話です。いままで、色々なキャブレターを付けて、走って、味見してきたからこそ湧いた欲だったのかもしれません。 あんなに苦労してでも、創り上げた意地は自分で使いたかったから。すべてはそこにあります。つまり、元々、売りに出そうとして始めた、チューニングCVでもFull Tune CVでもありません。自分達だけでコソッと楽しみで始めた事なのです。 だからこそ、自分で使って楽しくないものは創りたくは無かった。当然、ハーレーらしい鼓動感は必要、同じCVでも、中身の設定次第ではエンジンがモーターみたいに回るなど、驚くほど特性が変わってしまいます。鼓動感がなく、モーターみたいにエンジンが回るようでは、感性に訴える感覚が失われ、楽しくもなんともありません。CVのシステムを崩す様なチューニングをしては、調子が悪くなる元にもなりかねません。それでは、わざわざCVを使う理由も根拠もなくなってしまいます。 Full Tune CVとは、心底、ハーレーが好きで、CVに惚れた人間が創ったチューニングCVとして受け止めてください。 少し話しが反れてしまいました。次は本題に入ります。
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Full Tune CV 【 純正派 】 <基本パワーデーター/純正派>(車両はXL 1200c・2003年) 〇 すべて純正状態。基準にしてください。(ピンクが馬力、5,000rpmで40ps・赤がトルク、3,200rpmで7.0kg) 〇 純正の状態からFull Tune CV 純正派に変更。(水色が馬力、5,200rpmで55ps・青がトルク、3,700rpmで8.5kg) 〇 純正派のまま2in2スーパートラップ+純正A/CリプレイスK&NハイフローA/Cに変更。(緑色が馬力、5,200rpmで64ps・黒色がトルク、4,200rpmで9.5kg) それぞれの数値は右側がトルクグラフ・左側が馬力グラフです。 純正システムに束縛された状態から解き放つことで、本来CVがもつ素晴らしい性能を引き出す事を目的としたモデル、Full Tune CV のベーシックモデル、純正派です。 これまた紛らわしい名前ですが、純正の仕様にしか適合しないモデルではありません。Full Tune CV の基本で、すべての始まりです。 内部の構成部品はすべて純正部品を使用しています。これが純正派の名前の由来です。 その純正部品を元に加工を施し、その加工を施したことにより他の機構にも必要となるリ・バランス/リ・セッティング。ベンチュリー内部をきれいにホーニングするなど、大量生産品ではできない事も、一つ一つ手に取り作業する事で可能な工程を踏んでいます。 純正システムから開放させ、解き放つことで、本来CVがもつ素晴らしい性能を引き出すキャブレターチューニングの大元が、この純正派には詰まっています。先ほど【Full Tune CV の基本コンセプト】で説明致しました内容は、まさに純正派の事を指しています。 内部の、例えば細いニードルを組み込んだり、気化率の高いエマルジョンチューブに交換するなど、ダイノジェットキットで行っているような事をするなど、「アフターパーツを組み込んであるだけ。」と誤解されがちですが、この純正派はそのようなコンセプトの元で取り組んだものではありません。 純正派は、内部の構成部品を変更することなく、同じ純正部品でも最大限活動できる環境を作ることができれば、ノーマルの持つ性能以上のCVに生まれ変わるという確信の元で、「純正システムに束縛された状態から解き放つこと + バランスを整える」 この二つを今日まで追及してきました。 詳しい内容に関しては、ご容赦ください。ですが、それでは納得がいかないでしょうから、以前シャシダイナモ上で、数値を出していた際に残したグラフがあります。実際に純正派で行っている加工で、これは、ある一部分だけ手を加えてどのような変化があるのかをグラフで解りやすくしてあるもので、本式ではない(これがすべてではない)ことを、まずお伝えしたいと思います。
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純正派 参考データー
プリンターが不調な為、直接画面を撮影です。ご了承ください。 上に2本伸びているのは馬力曲線、下の2本はトルク曲線です。 @ ジェット類はそのままの条件。丁度、3,500rpm付近より、馬力・トルク曲線 共に二手に分かれているのが読み取れます。 A 3,500rpmよりの変化は簡単に読み取れますが、2,500rpm付近にも変化があることが読み取れます。途中で曲線が途切れて読み取れませんが、そのまま横に伸びているものと推測できます。 曲線からも伺えますが、マフラー交換や、ニードル交換など、なにか条件を変えたものではありません。曲線の描き方そのものには大きな変化が無いことがその証拠です。 キャブレター内部に手を加えた効果によるもので、手を加えたことにより、3,500rpmから明らかに馬力・トルク、共に上がっているのが確認できます。しかし、一方で2,500rpm付近でも影響が出ています。片方を触ると、もう1つ触るところが出てきてしまう。何回も申し上げている通り、バランスです。この影響は、まだ未完成で一部しか触ってないことによる現象です。 |
純正派で求めたフィーリング このように、純正派はシャシダイナモ上でデーター取りを重ねながら研究を繰り返してきましたが、一方でシャシダイナモでは測定できない、しにくい、2,000rpm以下の領域はシャシダイナモ上で変化を読み取ることはできません。シャシダイナモ上でのグラフが良い結果に終わっても、実際に走るのとでは、また話が違ってきます。シャシダイナモ上では読み取ることはできませんがその領域というのは実に多用する回転であり、中速〜高回転域での馬力やトルクより重視されます。 この極低回転〜低回転域までは、実走により割り出しています。2,000rpmまでの想定範囲は実に多くあり、実際に使用する環境に近い、峠道で行うアクセルのオンオフ、GO&STOPが頻繁に繰り返される渋滞など、様々なテストを行いました。 そして、バランスを整える事と同じくらい重視したものは、フィーリングです。 想像してみてください。 綺麗に晴れ渡る青空の下。暖かい春の陽気。景色を眺めつつ 気持ちよく流して走る国道2車線の田舎道。5速に突っ込んで、足を前に放り出し 速度は55km〜60km。 Big Twin なら、心地良い回転数1,500rpm。 そこから、ちょっと、大きめにアクセルを捻って、あずりつつ、ズドドドドド・・・ ドコドコドコドコ・・・ と回転があがり、そしてアクセルを戻して減速。そしてまたアクセルを捻ってズドドドドド・・・ ドコドコドコドコ・・・。 ハーレーならではの楽しみ方です。丁度美味しい1,500rpm〜2,000rpm位の間での出来事を想像してもらいましたが、この区間はシャシダイナモの曲線では正確には読み取れません。 曲線には出ることのない、楽しさやフィーリングと言われると、大抵この区間です。この、エンジンがあずりながら、優しくも力強く前に進む、CVならではのフィーリングをより高める為にも、純正派を作る段階で、あずり具合を壊さないよう、重点を置き、実走でデーターを収集して割り出しています。 決して、この「丁度美味しい1,500rpm〜2,000rpm位」という表現は、イコール「もたつく」表現ではありません。行くときには、アクセル一捻りで行きますが、楽しむときには楽しむことができるという事を申し上げたかったのです。 この回転域でのフィーリングは、CV以外のFCRやHSRでは、慎重にアクセルを開ける必要があり、大きめに開けると、あっ と言う間に過ぎてしまうか、ただギクシャクするだけなので、「優しくも力強く前に進む」 この美味しさが削がれてしまいます。それは、ダイノジェットやサンダースライドを組み込んでいても同じことです。
Full Tune CV 純正派とは、このような取り組みで行っていることを述べてまいりました。 「扱いやすさとパワーの両立。CVらしさを残しつつ、CVならではの爽やかな走行感を追求する。」 この言葉の中に含まれる、純正派で求めた意味がご理解頂ければ幸いです。
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Full Tune CV 【 SPORT / TOURING 】 前頁ではFull Tune CV「純正派」について説明致しました。 次は「スポルト」 「ツーリング」です。 まずは純正派との比較データーです。
測定車はXL1200R。マフラーは2in1。 赤とピンクの曲線が純正派、青と水色がSPORTです。 (パワーカーブ自体は、TOURINGもSPORTも大きな違いはありません。) 明らかに、中速域からの馬力・トルク共に向上し滑らかになっています。しかし、ピークの馬力もトルクも純正派と大きな違いはない。そこに至るまでが速くなっているのです。 2004年1月(第四期生産)から、新たにFull Tune CVへ加えた、Full Tune CV「純正派」をベースにし、純正派を基本として上に立つグレードのモデル 「SPORT」「TOURING」を設けています。パーツは信頼のあるYost社のパーツを流用しております。装着により主に変更されるのはニードル・エマルジョンチューブ・スプリング・サクションホール径です。サクションホール径はデーターに基づき0.1mm単位で仕様にあわせて拡大するかしないか考慮します。
※ 特徴・概要 この「SPORT」と「TOURING」の設定は、YOST社のパーツを流用して組み立ててありますが、安易な考えで、ただ流用して行っていることではありません。YOST社のパーツとFull Tune CV純正派が理論的に合致し、YOST社が考えていることを十分把握した上で、その考えとFull Tune CVとが効果的に機能するようにしてあるものが、「SPORT」と「TOURING」です。 Full Tune CVと理論的に合致しないものを挙げると、様々ありますが、皆さんよくご存知のアイテムはダイノジェットキットやサンダースライドキットです。勘の良い方はすでにお気付きだと思いますが、なぜ、合致しないかと言えば、【CVをチューニングすることの難しさ】で挙げている、「純正システムに束縛された状態を解かず、CVそのものの特性も特徴も大きく変えるキット」である為です。純正のシステムから開放されている物に対して、開放されていないものに使うアイテムを組み込むのは、筋違いな話です。 ただ、この合致しないという理由だけで話を進めることはできないので、「SPORT」と「TOURING」をどのように設定するか考えていた段階で、ダイノジェットキット・サンダースライドキット組み込み、様々な組み合わせで研究をしました。実際に組み込んでみると、合致しない理由を全身で痛感。その為、Full Tune CV内への組み込み販売は考えておりません。 寄り道をしてしまいました。 SPORT は、主にエマルジョンチューブ・ニードルを専用品に交換します。それに伴いキャブレターの仕様を小変更してあります。必要のないときはメイン系のガソリンをカットする機構を持ち、それによるメリハリのあるホットな走り。ガスの霧化促進による気持ちの良い、滑らかな吹け上がり、更に2,000rpm〜のパワーアップを求める方にお勧めします。 TOURING は、主にエマルジョンチューブ・ニードル・強化ダイアフラムスプリング等、専用品に交換します。それに伴い、キャブレターの仕様を装着されているマフラー等パーツも加味しつつ小変更します。ガスの霧化促進効果による気持ちのよい走行感。更に、中速〜高速域のパワーアップと、独特の機関車の様な鼓動間を楽しむことができます。「とことんハーレーらしさ」を求める方にはこちらをお勧め致します。いままで味わった事のない、良い仕上がりです。
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特に、TOURINGはCVのスライダーの作動に注目し、CV以外では完全に不可能な事が施してあります。 それは、同時に一般的なCVチューニングの常識とはかけ離れた事でもあります。その大きな違いとは、スライダー内部に入るスプリングに違いがあります。このスプリングが、純正品より遥かに高いレートのスプリングに交換してあります。 「それでは、スライダーの上がる抵抗になるんじゃ??」 こう思われるかもしれませんが、これは先の【CVをチューニングすることの難しさ】 で 『スライダーが上がる抵抗になっているのではなく、スライダーが下に降りるときには素直に降りてもらわなければ困るからこそあるスプリングです。』と挙げている通りです。 このスライダー内部のスプリングのレートを高くすることにより、スライダーのサクションホール径を、純正派より拡大することができます。拡大すると、スライダーの上がりが敏感になりますが、スライダーが降りたい時には素直に下に降りる。こうすることにより、サクションホール径を拡大しても、スライダーは必要な時に必要なだけしか上がることはありません。そうすることで、一番、なにが目的かというと、実は鼓動感の向上にあります。エンジンから負圧が生じる度に、細かくスライダーが反応して動くのです。 全く同じとはいえませんが、違うものに例えると、追従性の良いサスペンションです。当、ホームページで紹介しているレーステックのゴールドバルブでは、その様な事がしてありますが、TOURINGも似たような考え方でスライダーの動きを考えています。それは、モデル別で変わる車重にも深く関係してきます。スポーツスターと、FLHでは100kg以上の差がありますが、スポーツスターとFLHが、同じサクションホール径であると、エンジンから負圧が生じる度に、細かくスライダーが反応して動いてはくれません。 スライダーのサクションホール径はエンジン、装着されているマフラーの具合はもちろんのこと、車重まで加味しながら設定する必要があります。 スライダーがエンジンからの吸入負圧に細かく対応することで、絶妙な鼓動感に細かいパルスを伴いながら、滑らかに・軽やかにスルスルっと吹け上がる。これがTOURINGで求めたフィーリングです。 しかし、鼓動感求めるならTOURINGがお勧めです。と、お勧めできても、必ずしもそうとは断言できません。S&SのEキャブなどは、パワーカーブでみるとはっきり言えばグチャグチャですし、CVよりはパワーもトルクも若干下です。しかし、あのアメリカを感じるフィーリングがたまらん!と言う方はたくさんいます。 ハーレーは、感性に訴える乗り物で、求めるフィーリングも人それぞれ違いがあります。絶妙な鼓動感に細かいパルスを伴っても、滑らかに・軽やかにスルスルっと回転が上がるのを嫌うユーザーも少なくはありません。 惑わすようで本当に申し訳ないのですが、これだけはこちらからなんとも申し上げられません。純正派とTOURING、どちらを選ぶかで迷われているのでしょうから、まずは純正派からステップアップしていくことをお勧めします。
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備考 純正派加工後に、SPORTやTOURINGへのアップグレードも可能です。その後、サンダージェットを追加することも可能です。地元の方は、一つ一つステップアップしても面白いと思います。遠方のお客様では、一気にサンダージェットまで組み込むメニューを選択される場合が多いです。 当店の設定するオプションパーツの考え方としては、 1: フルチューン化でセッティング可と低速〜中速域後半までのパワーUP 2: Yost社の2種パーツで中速〜高速域にかけての強化と2種類の違う味付け。 3: サンダージェットで3,800rpm〜高速域の強化・燃料補助とジェットの分業化。 という低速域〜中速域〜高速域までの一連の考え方です。
これを噛み砕いて図解にするとこんな感じです。
ご飯があり、上になにか乗せるとカレーになり、更にカツを乗せるとカツカレーになります。でも、あくまで美味しいご飯がベース。炊き具合も重要です。これがなければ、どんなにカレーが美味しくても、カツを乗せても、その名の通り「台無し」です。 ご飯を食べて、その後カレーをかけて食べ、その後カツを乗せることも可能です。それぞれ味わえます。
これも、先ほどと同じ。 大吟醸を飲んだ後でも、純米酒はそれはそれで美味い。お酒好きなら分かりますよね。
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キャブレターボディペイント Full Tune化する際、同時にボディペイントを施したい方に。 Full Tune CVの基本形から始まり、それは次第にCVへのこだわりへ変化し、それが純正派となり、こだわりの末、見つけ 辿りついたボディペイントです。 Full Tune化する際、必ずキャブレターは完全に分解してしまいます。そうでなければFull Tune化できないからです。その分解した状態でマスキングし、ペイントを施します。 ! 注意 !(ペイント済みキャブレターのみ) 長く美観を維持させる為に特殊塗装を施しておりますが、取り付け、セッティング作業中にガソリンがキャブレターに掛かった場合は、直ちに柔らかい布で丁寧に拭き取りをお願いいたします。また、作業中に不用意に工具などを当てると、塗装が剥がれる恐れがあります。 塗装の剥がれや変色はクレームの対象とはしておりません。 |
色見本
お知らせ(2008-07-23) : 塗料の価格高騰の為、塗装代金を5,250円から8,400円に引き上げました。予めご了解ください。
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装着にあたって 時々、あまりかんばしくないとの事でご質問を頂く事がございます。しかし、大半はキャブレターの問題ではな く車両側の問題が原因で調子が悪い事が多いです。 以下、過去に起こった事例の一部です。 ・ キャブレター組み付け時にガスケットを破ってしまい2次エアを吸ってしまっている。 などです。 このFull Tune CV を装着し改善されると思ったが改善されなかった。と推測します。よく、キャブレターの不良と間違われやすい部分であります。その場合、車体側の不具合を改善し再度キャブレター調節を行う必要があります。予めご了承ください。 セッティング ご購入後の調節(セッティング)は、こちらにお任せいただくこともできます。 基本的にスロージェットとメインジェットの交換のみで対応できる内容になっています。そのほかの部品は、購入時に仕様をお伺いして、ジェット交換のみで対応できる範囲までセットアップして、その仕様に合うと予想されるジェットを組み込み、お渡ししております。 しかし、各車両で少しづつ様子が違う事もあり、予想されたジェットでは濃い場合や薄い場合もあります。そういった症状に対して現場で対応して頂く為に、それぞれジェットキットをお買い求め頂いております。こちらが予想するジェットを基点とし、スロー2つにメインジェットが4つとジェットホルダー付きで2,350円です。 セッティング自体、そうも難しくはありません。もちろん、こちらからもサポート致します。セッティングがピシッと合ったCVは、それはすごい走りを見せてくれます。 |
使用環境 使用される環境は、様々あります。 また、近年の騒音規制による影響で、排ガス規制に引っかかる2002年式以前のモデルにおいても、純正マフラー装着率が上がっている事は十分把握しております。 エアクリーナーのみK&Nエアフィルターに交換(ハイフロー化)し、その他純正という条件であっても、オプション設定されているサンダージェットまで組み込まれても問題ありません。要するに「同調」です。純正のような騒音を抑えたマフラーであっても、マフラーに対してキャブレターが同調するためで、それなりにサンダージェットも効き、オプション設定されているTouringもSportも効果的に働きます。 結果としてプラグのカブリも無く、始動時のアイドリング安定性向上、純正CV状態より調子の良い状態で走行することができます。03yの883へ、「S&Sエアクリーナー + K&Nエアフィルター その他純正(この年式のXL純正マフラーまでは触媒レス)」に対して「Full Tune CV + Touring + Thunderjet」という組み合わせで使用し、ジェッティング・研究を終え大変良い結果を残しています。 ハイフロー化したマフラーやエアクリーナーに対応できることはもちろんのこと、純正の状態で使用して頂いても効果があるのがFull Tune CVです。 車検 2002年式から、排ガス規制が施工されました。車検には、この排ガス規制が付きまといます。純正のマフラーと、純正のCVキャブレターはセットで必要です。処分したりせずに、大切に保管して下さい。 しかしFull Tune CVは、純正マフラーに戻す事で車検にも対応できます。ここが違うところです。もとの、CVキャブレターのセッティングに戻す事で、「Full Tune CV + Touring + Thunderjet」の仕様であっても、車検に対応出来ます。今からの、改造は車検がありますので、大切なポイントです。この、優秀な機能と、車検対応の両立を果たしています。
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価格表 追記<2007年1月8日>
Full Tune CVの組み立て済み、CV丸々一個の販売も致しております。ご希望の仕様などをご連絡ください。お見積もり致します。
※ CV 各仕様
Full Tune CVのベーシックモデルです。
※ 純正派アップグレード版 SPORTやTOURINGは、価格内に純正派で行う加工費も含まれています。 純正派加工し、しばらく走った後に、純正派から SPORTやTOURINGへアップグレードすることも可能です。その場合の価格は価格表には明記されていません。当店までお問い合わせください。ただし、SPORTとTOURINGを同時に行うことはできません。
※ サンダージェット サンダージェットは純正派のアップグレード版、「SPORT」や「TOURING」の上に組み込まれます。 一旦、SPORTやTOURINGへ加工し、しばらく走った後に、サンダージェットを組み込む事も可能です。その場合の費用も、価格表にあるのと同じです。
2005年4月1日からのFull Tune CVは、純正派から標準品として、結晶塗装済みのトップカバーを装着してお渡ししています。標準品なので、追加料金は必要ありません。ブラック・レッドの2色から、どれかを選択してください。 色の指定が無い場合は送られてきたそのままの状態でお返ししますので、2色のどれかがご希望でしたらその事を必ずご連絡ください。また、段取りがありますので、ご注文時にご指定くださいますよう宜しくお願い致します。 もし、結晶塗装済みのトップカバー以外のクロームトップカバーやアルマイトブラックトップカバーなどを選択された場合は付属しません。サービス感覚なので、ご了承ください。 * 結晶塗装とは「ちぢみ塗装」とも言われ、質感の高さなどもあり、ブラックは、ハーレーにもよく使われている塗装です。レッドは、車の走りR系のエンジントップカバー(フェラーリーetr・・・)などによく使われています。 オリジナルでトップカバーを作りました。宜しければご検討ください。
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今回、Full Tune
CVの説明を更新するにあたり、どのようにしたら 満足に伝えることができなかった部分を十分伝えることができるか、かなり悩みました。結果、長文になってしまいましたが、お解かり頂けたでしょうか。相当、目が疲れてきているのではないでしょうか。長々と申し訳ございません。 それでは、この辺りで終わりにしたいと思います。
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